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毛呂山町町議会議員
井上けんじ
オフィシャルホームページ
ブログ私の視点

2011年


4月18日AM8:00更新

いよいよだ

仲間が私のホームページをリニューアルしたが、アクセスのしかたでブログのコーナーにいかず多くの方に迷惑をかけている。
まだ途中の段階なので、そのあたりをご容赦いただき早急に改善をしようと思う。

予定していたミニ集会を、昨日4会場で実施した。
質問で多かったのは、企業誘致に関してだが毛呂山町の現状を説明し、おおかたの理解を頂いた。

今日一日は、やり残していることを無理をしてでも済ましてしまおうと思う。明日から一週間はこの書き込みをお休みする。

今夜、「思いやりあふれるやさしい町もろやま」の思いを書き込みたい。


4月16日AM6:15更新

議会の公開施策は、透明性が図れた行政運営につながる

昨日は、ゆずの木台地区でミニ集会を行った。
平日の金曜日の午後3時からという時間帯だったが、間際の連絡にもかかわらず30人程の方々が私の話しを聞きに来られた事に、ただただ感謝したい。

50分程、町づくりの話しを聞いて頂き「何かご意見はありませんか」の問いに、小・中学校の校舎耐震工事について質問がある。
「東日本大震災があったばかりだが、過去の新聞報道で毛呂山町の小中学校の耐震化率は悪かった。その後どのような状況か?」。

「私の記憶では、2年前の朝日新聞の記事だったと思います。30数%くらいの耐震化率で埼玉県下の自治体で毛呂山町は最下位でした。その後麻生内閣から民主党への政権交代に及ぶ緊急経済対策などの交付金で小・中学校校舎の耐震化施策が進み、毛呂山町の6校の校舎耐震化は目途がつき、今後は体育館になる」と答えた。

「できるだけ早く耐震化を終わらせて戴きたい」というご意見を頂いたが、まったくその通りだと思う。
今回の大震災は全国の市町村において、「真っ先にやらなければならない事業」として予算措置の優先順位を大きく変えるものであり、今後2〜3年の公共施設耐震化施策が進むだろう。

今日は、第3団地・第4団地を対象に第3団地集会所でミニ集会を行うが、午後2時からはJC(青年会議所)主催の公開討論会が福祉会館で行われる。
司会進行のコーディネーターによる質問形式のようだが、ゆずの里ケーブルテレビでも放映されるとの事で、町政に対して町民の関心が高まるものと確信する。

私の公約では、「議会の公開の原則」を促す施策として
・土曜日、日曜日の休日議会の開催
・ケーブルテレビによる議会の放映
を掲げているが、これも全国の自治体では多く取り入れ始めた施策であり、議会改革として高い評価となっている。

皆さんが解らないから、一方的な情報で落ち着かない町づくりとなっているのは確かな現象でもある。
行政の継続性、民主主義の原点と議会の合議体の仕組みを理解してして頂くことが、この毛呂山町には特に必要だと感じる。
まずはそこからだろう・・・

昨夜、私のブログ(公開日記)をよく見ているという方から励まされた。

「至誠にして動かざるもの、未だこれ有らざるなり」

私の好きな言葉は、幕末の改革に命を賭けた吉田松陰の言葉だが、毎日のように自分に言い聞かせる。
そのための一つが、この書き込みでもあり、もう5年になるが時に「継続は力なり」とも思う。

毛呂山町が「思いやりあふれるやさしい町もろやま」となるように、今日もブレずに、ただ貫くだけの私でいたい。


4月14日AM6:30更新
「TPPどころじゃない」。それが農家の叫び
政府は、TPP検討を再開した。
「日本国産の農産物も輸出できるようになるのだから・・・」というTPP賛成派の政治家が言っていた言葉は、今も変わらないのだろうか。

海外で経営するお寿司屋さんが閑古鳥だと言う。
新鮮なネタで握られた寿司も、ガイガーカウンターで放射能の心配が無いとアピールするお寿司屋さんの記事を見たが、呆れる新聞報道に死活問題となった経営者の苦し紛れの知恵だ。

メイド・イン・ジャパンを毛嫌いするようになった外国の富裕層に、日本の農産物は北海道だろうが九州だろうが「日本産」の文字で全てが風評品。

第2次産業・第3次産業のためにも、世界経済構造の中で関税撤廃は有効だが、第1次産業のとりわけ輸出をしようとした農産物の夢は難しい。
今日の農業新聞に
「被災農家の気持ちに配慮すべきだ。今なすべきはTPPではなく、地に足の着いた復興対策ではないか」と批判している。

同じ農業新聞に、福島県川俣町山木屋地域の「田植え直前に計画的避難」の記事。
稲の作付けができるのか、できないのかで揺れる農家の戸惑いといら立ちが書かれている。
また、福島県はタバコの産地でもある。特に4月・5月はあらゆる作物の作付けが始まる農繁期となるが、農家への補償問題はどうなるのだろう。

農業新聞には、震災から立ち上がりたくても生業ができなくなった農家の声が、今朝も悲痛な叫びとなった記事で埋まる。


4月13日AM7:00更新

風の向きが変わる季節に、新たな被害地域が心配だ

チェルノブイリと同じレベル7との発表。
昨日からの報道、今朝の新聞ではチェルノブイリ以上だと、日本の福島第一原発事故においての対策の遅れがいわば酷評となってきた。

「こども手当て廃案」で、10月以降のこども手当てに充てられる予算が被災地復興のために使われる。
私も以前から、こども手当て・農家戸別所得補償も併せて、予算の見直しを書き込んできたが「野党の主張も取り入れた・・・」と言うより国民の心を汲み取った決断なのだろう。

しかし、遅いような気がする。
「官僚による政治からの脱却」という、政治家主導の民主党与党のスタンドプレーが、事態に対する判断を遅らせているのではないだろうか。
とっくに官僚の力も借りなければ成り立たない民主党なのだろうが、福島原発の対応をどうしようかと言う時に、現地にヘリで視察をした菅首相の対応が今も非難される。

緊急時のミッションが整っていない、指揮系統の乱れが露呈したものだが、「私が・・・」、「我が党が・・・」の段階の話しでないことは最初から解っていたはずだ。

まだまだ続く・・・、
まだ、5ヶ月とも6ヶ月とも言われる放射能汚染は、世界から日本がつま弾きにされるような地球的環境汚染であり、「相手は冷やすだけでは解決できない怪物」だということを認めた上での対応を急ぐべきだ。

ずっと船長だった知り合いが、俗に言う「水先案内人」の資格が取れて仕事をしており、年齢も若くその業界ではホープとなった。
そんな彼が先日事務所に来てくれて話しをしたが、これからは北西の風となるので、新たな福島原発の放射能汚染が心配だと言う。

つまり、今より内陸部に向けた風によって更なる被害と風評が起こる事を心配しての言葉だが、長く船に乗ってきただけに世界の気候が解っており、不安は大きくなるばかりだ。
政府の今後の判断も含めて、新たな汚染が予想される自治体は、今後の先を見た対応が重要となってくる。

北西の風の延長線上は、埼玉県も含まれるもの・・・
放射能は時間的な積算で被害が大きくなり、半減期は何十年単位。
これ以上、被害を大きくしないためにも政府は「国民に知らせるべき事」の先手を打つべきだろう。


4月11日AM6:00更新
県議会選挙、越生町の武内政文氏当選
西10区県議会選挙
武内政文氏 9,827票、高橋達夫氏8,334票
武内氏の当選が決まり、越生、毛呂山の新しい時代の幕開けとなった。
やはり自粛ムードなのか投票率も悪く越生町54,64%毛呂山町43%と振るわない。

東京都の石原慎太郎氏が大差で4選を決めた。
出馬問題で出遅れたが、強さの秘訣は単に「防災都市東京」を謳っただけではないだろう。
やはり、強い信念が人の心を打つものだと感じる。

遅かった桜が満開となり、町内の公園ではあちこちで花見の宴である。
私も、中央公園の席に顔を出し山形の芋煮をごちそうになったが、里芋と牛肉が良く合い、居ながらにして東北の味を堪能することができた。

その東北の被災地から帰って来た仲間から、夜になって電話で話しを聞いたが、毛布やシーツは足りているとの事。
今足りないのは、石鹸、洗濯石鹸、シャンプー、カセットコンロ、女性用下着などで、14日から陸前高田に向かう他の仲間に知らせた。
小さなネットワークだが、少しでも善意が無駄にならないようにと情報の共有を図りたい。

書き足しておきたい事が一つ。
橋上駅舎の反対を訴えるチラシを出している方と会い、怪文書と同じだからちゃんと名前を名乗ったほうがいいと話した。
次回は名前も出すし橋上駅舎反対の署名活動も始めるとの事・・・
一通り、野久保線の経過やら橋上駅舎の説明をしたが、なかなか理解してもらえるまでにはいかず、平行線で終えた。

議会の二元代表制や合議体という基本的なものを解ってもらわなくてはならないと感じる。

今日から、また違う新たな一週間の始まりである。


4月10日AM8:30更新
活力を生むような、普段の生活を取り戻す時
今日は、埼玉県議会選挙の投票日だ。
九日間の戦いがどのような結果となり、明日の埼玉、明日の越生・毛呂山を築く礎となっていただけるのだろうか。

東日本大震災の影響で「自粛」が余儀なくされた各候補者だが、投票率が特に気になる県議会選挙である。

「宮城に住む母を連れて来た」と知り合いから電話を戴いた。
「被災地では、独居老人が何もできなくて死んでいくんだよ」と電話越しに涙声で私に訴える。
「痴呆となった母を毛呂山に連れて来れて良かった」という話しを聞きながら、被災地への支援はまだまだ足りない現状が感じられる。

昨夜、タクシーに乗って坂戸に行く用があり、その車中で遅れた東毛呂駅前の話しとなった。
話しが及ばなかった川角駅も然りだ。
川角駅周辺は農地に囲まれていて駅周辺整備が難しい。
特に毛呂山町は過去に都市計画による区画整理事業を2箇所断念し、都市計画道路の進捗率も30%台と遅れており、新たな都市計画を進めても埼玉県の事業認可は「勝手すぎる話し」として難しい。

第一、周りが農地という市街化調整区域であり、それを開発のために市街化区域としたら土地を持っている地権者は一機に上がる固定資産税で堪ったもんじゃない。
つまり、川角駅周辺の農地を持っている「地権者の合意形成ができない」という壁をまずクリアしなければ面整備が進まない地区と言える。

不便な地区の開発をできるだけ早く行わなければならないが、地域が抱える問題をしっかりと伝える事も、時には大事なことでありそれに見合った手法も理解してもらえるだろう。

最近、「自粛は経済が冷え込む」という話しが主流となってきた。
自治体も国民も、被災地のために何ができるかを考え、それを実践しながら経済が活力を生むような生活を取り戻す時なのだ。


4月8日AM5:45更新
重箱の隅を突付くような屁理屈、遅れる町おこし
何故か、いつも熟睡している私がその時間布団の中で目を覚ましていて、ゴーという地響きを聞いた。
その後、揺れ始めた地震に「3月11日、あの地震より大きいのか」と、次ぎの行動を考えたくらいだ。
11時32分「宮城で震度6強」と、今朝の新聞の一面に書かれていたが、何人か怪我人が出たらしく東日本大地震の余震に、新たな不安に怯える被災者は大丈夫だろうか。

先日、携行缶を探していた仲間が、準備が整ったので今度の土日で宮城に行って来ると言う。
また、違う奉仕活動の会で一緒の後輩も、物資をもって東北に14,15,16日と行って来る様だ。
「私も落ち着いたら、次ぎに行く時は一緒に行くよ」と話したが、できるだけ早く行きたいと考えてる。

昨日、埼玉支局で勤務するNHKの記者と話しをする機会があり、被災者のことが聞けた。
取材で埼玉県内に非難している福島県の家族から話しを聞いて、涙が止まらなくなったと言う。

私は「NHKと言えども、ニュースの捉え方に疑問を持つ事がある。自分がテレビを見なくなったのはそういうところなんだよ」と言うと、「自分なりに一生懸命取材していても、現場の様子が伝わらないような編集もあり悔しい思いをしています」との答え・・・、その記者の人間性が窺えた。

私の写真だけを撮りに来たのに、東日本大震災の事から毛呂山町が抱える問題、学生時代に選挙のスタッフをした経験などなど30分くらい話しをした。
「毛呂山町に初めて来ましたけど、また来たいです。いい戦いをお祈りしています」と、黒目がちで笑顔がよく似合う青年記者だった。

まとめの公約が完成し、一昨日印刷業者にデータを送った。
取り上げたい問題点は決まっていたが、文章の接続詞や言い回しで悩み、夜遅くまで仲間と語り合った。
此処何日かブログの更新ができなかったのはそのためで、できるだけお金をかけない事が大事であり、そのために余計にスタッフの協力を得る事になってしまうが、皆喜んでやってくれるのが嬉しい。

昨日から駅立ちを始めたが、長瀬駅前の広場に散らかるゴミが気になり仲間に駅立ちを頼み、私は広場のゴミを拾う。
拾い終わってから「活用していないからゴミが捨てられるんだ」と仲間に話した。

昔、この広場を町の蔬菜研究会が借りて野菜の朝市を行ったとき「公共の場所を個人の営利目的のために使わせていいのか」と役場の担当課に電話で抗議があり、たった一日で使用できなくなったことがある。
町の補助金で運営している団体でもあり、売り上げから社会福祉協議会に寄付をすることが条件だったように記憶しているが、屁理屈のような抗議に呆れた。

ゴミを拾い終わって、近くに住む方が話しかけてきたが「早くこの広場を有効に使ってほしい」とのこと。
お帰りコンサートのこと、商店街の皆さんと農家の野菜などの朝市のこと、フリーマーケットのことなどを話した。
全て、福祉事業への寄付も併せてのことだが・・

納得していただいたことが嬉しい朝。


4月4日AM7:30更新

まだ遅くない、被災地・被災者に対して善意の窓口

まず第一に、時限的に町の役場内に東日本大地震への救援・復興支援プロジェクトチームを立ち上げるべきだ。

被災地や被災者が、今なにを求めているのか。
町民の方々からは、どのような支援を形に変えていけるのか。
その周知の方法には、どのようなものがいいのか。
などなど・・・だ。

それはいたって難しくないプロジェクトチームであり、できるだけ早く正確な情報を入手し、近隣自治体と連絡を密にし、善意と奉仕の心がこもった対応ができれば、必ず町民の方々も納得していただけると確信する。

タイムリーな対応とは、迅速且つ的確な対応であり、非常時にはその対応も刻一刻と変化していくことはヤブサカではない。
それが、これからのフットワークのいい行政である。

私の仲間が、救援物資が集まったので宮城県気仙沼で200人規模の避難所まで救援物資を届けに行くと事務所を訪れた。
救援物資とは別に、今、気仙沼ではガソリンと軽油が不足しているので、それを持っていきたいが携行缶が無いと言う。
早速、ガソリンスタンドを経営する知り合いに、法的に問題がない代替できる缶はないものかを問い合わせた。

「ドラム缶ならすぐ用意できるが、携行缶の大きさのものは同業者などに聞いてみる」との事で、それが集まり次第仲間も気仙沼にトラックで救援物資を満載して出発するとなった。

全てが、善意の集まりだ。
被災地や被災者の現状を知れば、いろいろな善意は文句の一つもなくスムーズに流れていくじゃないか。

救援物資を被災地で受け付けなくなった事で、救援物資を集めてしまい困った仲間が自身の持つネットワークで、気仙沼の一つの避難所の情報を知り得ての搬入・・・
まだまだ、そのような救援物資を必要とする小さな避難所があり、情報が交錯するがあまり、満足な支援が受けられないのだろう。

動かなければ復興の手伝いはできない。まだまだ遅くない・・・、

毛呂山町の善意を集めるセクションは、是非とも必要である。


4月3日AM7:30更新

相手が解らないだけに・・、風評被害が甚大だ

もう一週間前の事、放射能汚染の影響で福島県内の有機野菜を栽培する農家の方が自殺された。
今朝の農業新聞もそうだが、連日放射能汚染の風評に苦しめられている農家の記事がほとんどだ。

農業は、自然に打ちのめされる職業だ。私が研修生に良く言う事は・・・
「一生懸命に面倒をかけた作物が一瞬にして駄目になることもある。それが雹だったり突風だったり、自然の威力には人間の力なんてちっぽけで、見てる目の前で簡単にやっつけられてしまうんだよ。地面にひざまずき、悔しさで涙が溢れる体験をしなければ本当の農業は解らないよ」
と・・・

今回の福島第一原発付近を襲う放射能の災害は、言わば人災でありチェルノブイリ原発事故の実例からしても、将来の安全・安心を謳える農産物は難しいのだろう。

自然災害なら、一時の悔しさで立ち上がれるが、相手が放射能では先代から受け継ぐ土地すら諦めなくてはならない事態である。
そんな農家がどれだけあるのだろうか。そして放射能の汚染がなくても風評によって苦しめられる農家が、今後何万軒におよぶのだろうか。

「ブームというものを見極めなさい」という事も研修生にはよく言う。
ハーブあり、シシトウあり、ニガウリあり、モロヘイヤあり、つい最近では水菜ありと、農産物の流行廃れは激しく、いいと思って栽培してもブームであれば元も子もない。

その逆が風評だ。
ずっと以前だが、テレビ朝日の夜の番組でニュースキャスターの久米宏氏が報じた「所沢の野菜問題」は大きな風評被害にまで及んだが、今度の風評はそれどころの話しではない。
福島県だけでなく、近隣の県にまでこの風評被害は蔓延し、多くの農家において生計が成りたたない事態となるだろう。

民主党はマニフェストを撤回するような話しがあったが、それなら真っ先に農家戸別所得補償制度を無くし、その予算を東日本大震災で被害に遭われた農家に、時限立法でもいいから救済措置が考えられなかったのだろうか・・・

予算を通過させるのがやっとだったとは言え、そういうところに与野党の馬鹿バカしい争いが、国民に負の影響をもたらしている結果だ。

なんでもない農産物が今後どれだけ廃棄され、農家の方々は流さなくてもいい涙をどれだけ流すのだろう。
民主も、自民も、公明も、みんなも、共産も、社民も、国民も・・・

政党じゃない、オールジャパンで復興に全力をかける時だ。

4月2日AM7:15更新
消防団と自主防災組織は地域防災の要だ
毛呂山高校跡地の校舎を、早く被災者のために活用していただきたい。
「加須市で行なっていることが、何故毛呂山町で進められないのか」と埼玉県の対応に、壁となっているものを考えてしまう。

県や市町村において、どんな有事に対してもいち早く動け、冷静且つ適格な判断が出せる戦略的な部署が庁舎内に必要だ。
「さまざまな情報を即座に入手・分析し、迅速な対応をすることが住民サービスにも大きなメリットを生む結果につながる」
という事が、各自治体で課題となった今回の大震災だろう。

昨日、毛呂山町では消防団の辞令交付式が毛呂山町の消防署内で午後6時から行われた。
私は日々忙しく知らなかったが、この3月で大学を卒業した息子が地元の消防団に入団したようで、昨日の辞令交付式に出席したとの事。

今年23歳になる息子はアスリートで、陸上の槍投げの選手としては大学間で何本かの指に入ると言う・・・
大学院に進む訳だったが、院生でも社会人でも大会での結果は、その有利性の差がないらしく、これからは社会人として大会に出るらしい。

そんな息子が家業の農業を継ぎ、槍投げの大会に出場する言わば「半農半槍」だが、いきなり消防団に入団とは・・・それなりの思いもあったのだろう。

今まで私と関係する人は、年齢的に難しい方は別だが大抵の人が消防団に入団してくれるので嬉しい。
研修生も含めて、私の勧めで既に10人以上の方々が消防団に入団し活躍しており、有事に対して即戦力となる消防団で、真のボランティア集団の一員となって頂いている。

また、各地域の自主防災組織の立ち上げも進み、毛呂山町内では既に20地区以上となったが、この大震災の体験から町内全行政区での自主防災組織が結成されるように働くべきだろう。
消防団と自主防災組織の充実は、これからの時代の大きな課題でもあり防災の要と言えるもの・・・

自助・共助・公助のまさに共助の部分だが、これからの時代で一番大事な「助け合い」の部分でもある。

企業との災害協定も含め、私の経験からも納得がいく町防災を示していきたい。


4月1日AM7:45更新

埼玉県民が被災地のために働けるような、県議会にして貰いたい

節電を代表するように、日々の生活において自粛の動きは当然だが、気持ちも行動も奮い立たせて、被災地や被災者のために動くべきだ。

「何をしたらいいか判らない」と迷ったときは、既に動いている組織に参加するのもいいだろう。
仲間と共に家の中で要らないものを持ち寄り、フリーマーケットで義援金を作るのもいいだろう。

救援物資が集まり過ぎて、既に被災地では救援物資を受け付けない地区が出始めている。
それなら行き先のなくなった救援物資でバザーを開き、義援金にしてもいいじゃないか。

世界が日本に救いの手を差し伸べているときに、「日本は何をしているのだろうか」と憤りを感じながら・・・、
それでも選挙をしなければならない時期的な心痛と戦いながら歩くしかない。

今日は、統一地方選挙で埼玉県議会選挙の告示日である。

被害を免れた地域が頑張り、被災地や被災者のために何ができるかという時代である。

国家総動員、県民総動員で日本を建て直すためにも、投票率が上がるような埼玉県議会選挙となって貰いたい。


3月31日AM7:00更新

子ども達の未来のためにも、環境を守る事が今の大人の責任

近未来に向け「原始力発電から自然エネルギーによる発電」に替えていかなければならないし、そのために国民から沸き起こる政治力を高めていかなければならない。

昔、仕事をしながら聞いていたラジオから、お昼頃に必ず流れてくるのは「秋山ちえ子の談話室」で、「この時間は、毎日の暮らしの中からいろいろな話題を拾って、秋山ちえ子さんがお話になります。それでは秋山さんどうぞ」の女性アナウンサーの言葉を憶えている。

私が20歳代の頃は、原子力エネルギーの安全性がよく議論となっており、原子力発電所の建設反対のデモや抗議行動があった時代でもある。

私も原子力発電については反対派に近い考え方だが、その当時自分なりに感じていたことは、「なぜ、秋山ちえ子さんが抗議行動が起きている原子力発電を進める東京電力提供の番組に出演しているのか?」だった。

特に、1986年4月に起きたチェルノブイリ原発事故当時も、「秋山ちえ子の談話室」は放送していたから、不可思議に思う感覚からラジオ番組の事を憶えているのだろう。
秋山ちえ子さんが、時事話題となっている事柄について秋山さんならではの考え方を話されていたが、自分的には好きな番組で特に耳を傾けた。

「東京電力がスポンサーなだけに、原子力発電のことはやはり言えないものか・・・」と感じながら、今思えばあの時、秋山さんが番組を降板し原発反対を訴えていたら、どうなっていたのだろうか・・・とも思う。

ドイツでは、25万人の原発反対のデモが起こり、脱原発を掲げる環境政党の「緑の党」が大躍進を遂げたが、日本が原子力に頼らなければ築けなかった繁栄も、原子力がまき散らす放射能によって・・・
書き込む言葉が見つからないほどの事態だ。

「想定外」という言葉は、平成7年1月17日発生の阪神・淡路大震災や中越沖地震、今回の東北・太平洋沖地震で既に想定外ではない。
日本にある原子力発電所の原子炉54基の内、福島第一は6号基までを有するが、今朝の朝刊「福島第一廃炉」では済まされない。

地球から見れば、全てが想定内・・・  原子力をかかえる日本の「未来の環境」をどうするのかだ。



3月29日AM7:45更新

23年間の地元消防団活動が、「町の防災」への結果

午前中、役場へ計画停電のことで問い合わせる。
27日に、小沢町長が話された「毛呂山町は計画停電の指定外地域」の件で、毛呂山町の防災無線が知らせている「計画停電実施の件は、どういうことなのか」だ。

担当課の説明では、毛呂山町はブロック2とブロック4とがあり比率からすればブロック4がほとんどだが、今回の計画停電の指定外地域はこのブロック4であり、ブロック2は計画停電が実施されると言う。

「それならできるだけ早くブロック2について、どの地域があてはまるのか町民の方々に周知するべきだろう」と言えば、ブロック2でも同じ地域内でブロック4が入り込んでおり、説明がハッキリできない状態・・・
「電気が消えたご家庭がブロック2と理解して頂きたい」では、まったく呆れる話しだが、町民の方々から頻繁にある問い合わせに追われるが余り、忙殺される役場の機能が電話越しに伺えた。

以前から担当課に話してあった「被災地に対して毛呂山町としてはどうするのか」ということを、町のホームページでアップしてあるからではなく「パソコンを使えない人のために回覧するべきだ」という私の進言については納得していただき、昨日の夕方には各区長に回覧文書を送付したとの事。

できるだけ早く、毛呂山町の「被災地や被災者に対して町としての対応」が、広く町民の方々に理解して頂けるように願う。

3月の「広報もろやま」と一緒に配られた「避難所マップ」は、私が平成21年9月議会の一般質問で取り上げたもので、予算の関係上時間がかかったが、全戸配布していただけたことでホッとしている。

ただ、「避難所が川の向こう側では心配だ」や「泉野小学校はなぜ入ってないのか」などの問い合わせを頂いており、今回の大震災で更に見直していかなければならない避難所の有り方だろう。

・避難所の見直しと避難所の看板付け替え
・役場職員の消防団加入
・企業との災害協定の締結促進
・第二団地内の防火水槽の設置
・心配蘇生法の講習会、役場職員全員受講
・避難所マップの作成と全戸配布

等など、私が町の防災を取り上げ行政執行して頂いたものは多いが、まだまだ「これでいい」というものではないのが「防災」である。

住宅密集地が多く高齢化社会での「毛呂山町の防災」を改めて考えたい。


3月28日AM7:00更新

今じゃない、5年10年後に問題が発生する
放射能だ
毎日の被災地の記事に、この書き込みができないほど心が痛む。
地震、そして津波によって家族や家財産の全てを失い、福島県だけでなく近隣の各自治体において原発の放射能の恐怖が襲いかかる。

原発での対応に、「被爆」という二次災害を余儀なくされた作業員の方々の命を思うと、「使命」と言う言葉では決してかたずけられないものだ。

テレビも新聞も、全てのメディアが国民に伝えることは正確なのだろうか・・・
放射能という見えない恐怖に、東京電力からの情報の信憑性を考えてしまうのは私だけではないだろう。

チェルノブイリでの事故で被曝した「ルーマニアの歌姫」ナターシャが、日本で活動しており、昨年そのすばらしい歌声を聞いた。
チェルノブイリでの事故当時の事から、5年10年後訪れる放射能による甲状腺障害を乗り越えてきた人生は、彼女の原発廃止の訴えと共に、この世のものとは思えない歌声によって人の心を大きく揺さぶる。

「いつかナターシャの歌声を毛呂山町の子ども達に聞かせたい」と思っているが・・・、
国民の心が落ち着く時を待たなければならず、今は被災地と多くの被災者になにができるかだ。

26日の土曜日、毛呂山町内の前久保南地区に新しい事務所を開設し、事務所開きの後に「NPO環境と福祉を育てる会」の主催によるチャリティー事業を場所を変えて行なって頂いた。

話しが変わり、
昨日、地元西戸地区の総会で小沢町長から埼玉医科大学病院という救急医療施設を有する毛呂山町は厚生労働省から「計画停電の対象外地区」としての指定を受けた事を聞く。

鳩山町、越生町も同じく計画停電の対象外地域となったようだが、今まで以上に節電をして貰いたいとのこと。

新しい事務所の電灯について、日中は点けないが”暗い後援会事務所”に「節電」を感じて戴ければ幸いである。


3月23日AM5:00更新

無題

被災地で行なわれた中学校の卒業式、未だ行方がわからない息子の写真を抱き出席した父親の姿を見て、涙が止まらない。

映像に映し出されない被災地の悲惨さは測り知れない。

人間のスパンと地球のスパンは確かに違うが、1000年に一度と言われる大震災が何故今なのかと・・・見えないものに怒りがこみ上げる。

毎日思うことは、被災地や被災者の事となった。

国民一人ひとりが、みんなで協力しあう時に与野党が一つになれない「子ども手当て存廃で溝」に、憤りをも感じる。

子ども手当てを貰える方々は、是非子ども手当てを被災地に寄付してもらいたいし、その声が大勢を占める国民性であることを願う。

親より先に・・・・、
そんな親不幸がない平和な日本をと・・・祈るばかり。


3月22日AM8:00更新

被災地からの「今、伝えたいこと」を見る

「毛呂山町では、何をやってるんだ」という、言わばお叱りのような電話を再々と頂く。

先週の金曜日、役場総務課に電話で確認した「毛呂山町の現段階での対応」を話すが、電話の向こう側で苛立つ思いが耳元で感じられる。
私は、「防災地域サポート事業所」として(株)井上農場が埼玉県から認定されていることもあり救援物資を受け付けているが、被災者の受け入れに対して町の対応を聞いて来るのがほとんどだ。

毛呂山町では現在、福島県より30人ほどの被災者を滝ノ入地区の「もろびとの館」で受け入れているが、町としての働きかけではないようで滝ノ入地区でも対応が難しいとのこと。

埼玉県では、上田知事がさいたまスーパーアリーナを福島県の双葉町の方々のために一時避難場所として提供し、今月の末には旧騎西高校校舎へ移る記事を読んだ。
本町、毛呂山町には旧毛呂山高校の校舎があり対応が気になるところだがどうなっているのだろう。

高校の校舎もそうだが、町内には経営を辞めたビジネスホテルがあり、そのような施設に対して不動産会社の協力を得たり、町が一時的に借り受け被災者への対応ができないものかとも思う。

また、鎌北湖畔にユースホステルもあるし幾つかの民宿もあるが、そのような事業所の協力体制はどうなっているのか。
あるいは、一般の家庭でも「家族単位なら受け入れられる」という事も聞いており、長期化する被災地の現状を知れば毛呂山町としての受け入れ体制をできるだけ早く決め、町民の方々に知らせるべき「有事」だと言いたい。

町の方向性を決め、臨時(緊急)区長会などを開くべきであり、行政と町民の認識の共有化も図るべきだろう。
連休を挟み、対応が急がれる各自治体だろうが「義援金のかたちが一番いいんですよ」と言う話しの段階ではない。

できるだけ早く、心が通った毛呂山町としての体制を整えるべきだ。


3月18日AM6:30更新

埼玉県で「東北地方太平洋沖地震の救援物資」の個人提供者の受付を開始しました。


毛布や支援できる物品がございましたら、一般社団法人「もろやま大地の会」が、皆さまに代わって埼玉県中央防災基地までお届けいたします。

対象救援物資
次に記載するものは未使用品に限ります。それ以外の物はお引き受けできません。
必ず品目ごとに仕分けし、箱単位でお願い致します。
1、食料(生もの、賞味期限の短いものを除く)
2、水(ペットボトル、500ミリリットル、1リットル、2リットル)
3、毛布
4、子ども用おむつ
5、大人用おむつ

受け入れ場所は、毛呂山町西戸771−1 
株式会社井上農場内 一般社団法人「もろやま大地の会」 事務所

毛呂山町西戸 苺の里  火曜日から金曜日の午前8時〜午後5時

において3月20日より常時対応させていただきます。

皆さま、お一人おひとりのご好意を無駄にしないように扱わせていただきますので、よろしくお願いいたします。

以上のような、地震に対する支援窓口が毛呂山町で始まるので記載させていただきます。

3月15日AM7:00更新

計画停電によって一日振り回された日となる。

異様な朝、研修生が6時から来て計画停電の情報がネット上で見られなくなったと言う。ネット上でのアクセスが異常に交錯しているのだろうか?

その後、7時過ぎからはお米の注文が相次いだ。
お米屋さんにもスーパーにもお米がすっかり姿を消したと言い、昨日は終日米の精米作業に追われる日となる。

何とかして被災地を援助したい考えから、今回の米の売り上げの一部を義援金に回そうと思う。
昨日、お米を買いに来たお客さんに「通常の価格にいくらか足して販売させていただき、その上乗せ分をお客さんからの義援金とし、私どもは通常販売の中の2割を義援金としたいのですがどうでしょう」と、相談してみた。
一様に、快く納得していただけたが私のところで行なったのでは、監査的な目が働かないので、できるだけ早くそのあたりをクリアして義援金をまとめて被災地に送りたい。

福島原発の事態が心配だ。
「チェルノブイリの再現か」と報じられるが、情報が専門的且つ乏しいために不安ばかりが募る。
菅首相が「東電と対策本部を立ち上げる」と昨日報道されたが、地震発生後の異常事態が判った時点で「万が一」の早めの対応が必要だ。

昨年、私共が経営する株式会社井上農場は災害時に対応すべく「埼玉県地域防災サポート企業・事業所」として埼玉県から認定を受けている。
米・野菜を含めた食料から、雨露を防ぐビニールハウス、井戸による水の供給もできるために一時避難所として地域の方々にも知ってもらいたい。

今日も、さまざまな情報に振り回されるのかも知れないが、朝のうちに万事を済ませておきたい。


輪番停電の情報が「中止」となったり、はっきりとしておりません。
最新の情報を入手されますように、個々の落ち着いた判断をお願い致します。


3月14日AM7:45更新

輪番停電が行なわれる?未曾有の大災害

被害が、あまりにも甚大で大地震の衝撃をうけるばかりだ。
知り合いのお宅を訪問し、地震の被害状況を伺うが、中には屋根瓦が損壊したお宅もある。

毛呂山町内では、下川原地区の屋根瓦の被害が多いようで、ブルーシートで覆われた応急的な様子が見受けられる。
中には、崩れた瓦がそのままになっている家もある状況で、その家主が気付かれていない事も考えられ、行政としても被害状況を把握する事も併せて、地区を回り住民に声をかけるべきだろう。

特に緊急的に実施される輪番停電について、毛呂山町はグループ2とグループ4に分かれており、地区の時間分けをネット上で調べると解らない状況もある。
例えば、私が住む西戸地区はグループ4で午後1時50分〜午後5時30分のみだが、前久保南地区などはグループ2の午前9時20分〜午後1時、
午後6時20分〜午後10時までとグループ4の両方が示されており、判断が難しい。

ネットなどで情報が得られる方々なら、それなりの判断や準備もできるだろうが、情報が乏しい方々も多いもので、グループ分けの細かい説明はしなくても、是非町防災無線なりで輪番停電の情報を町民の方へ知らせていただきたい。

輪番停電によって起こり得る二次的な被害も考えられるものだが、こんな時こそ自助・共助で問題を解決し、「公助の力」を被災地に贈って戴きたいとも思う。

ただただ、被災地の事を思い、祈るばかりの何日間だ。

3月12日
昨日、午後2時46分に起きた、東日本巨大地震はマグニチュード8,8という私達では判断できない数字は想像を絶する被害を各地にもたらした。
被害に遭われた多くの国民の皆様に心からのお見舞いを申し上げます。

各地で地震の余波が起こっているときでもあります。どうぞ細心の注意をされまして災害に遭われないようにお願いを申し上げます。

今日、明日はブログをお休みさせて頂きます。


3月11日AM7:15更新
「起業家を育てる高校」母校、筑波大学附属坂戸高校の卒業式
まさに、想定外と言える石原都知事の4選出馬となりそうだ。
既に出馬表明した外食チェーン「ワタミ」の渡辺美樹会長や出馬意向を固めた東国原英夫前宮崎県知事らの政策面などから、場合によっては石原都政の継承が困難になるとの懸念を強めたからだという。

神奈川県知事松沢氏の動向が気になるところだが、著名人ばかりが乱立する都知事選挙に都民が何を期待して投票するのだろう。
統一地方選挙に注目が集まる東京都知事選挙となった。

今日は、私の母校でもある筑波大学附属坂戸高校の卒業式で来賓として
出席してくる。
卒業してから、33年が経つから恩師の先生はいなくなったが、PTAの役員をやった事から、その時の役員の皆さんと懐かしく会えるだろう。
PTAの役員を終えると、高校の後援会役員として名簿に名前が残り、卒業式や入学式の来賓としての招待や俗に言う文化祭などの案内が届く。

筑波大学附属坂戸高校は、個性を大事に育てる校風と言えるだろうか。

自分が高校に在学中も、「自由・自立・自覚の三自主義なのだから、自分でやることは自分の責任で考えなさい」と言うのが常で、私の考え方の基礎となった高校である。

総合学科を全国で始めて研究校として成功させ、結果全国の総合学科高校の産みの親となった。
早くから2学期制だったが、平成14年のゆとり教育が始まるころに当時の校長が「やはり日本の風土は3学期制のほうが教育環境として合っている」と3学期制に戻した経緯がある。

私の娘が、通うようになって驚いたのはピアスあり、茶髪あり、化粧ありだが、廊下であう生徒はみんな大きな声で挨拶をするいい生徒ばかりで、一言で言えば「活き活きしている」だろう。

何十年経っても、3自主義の「自由・自立・自覚」の教育方針が教室の前面の張ってあり、脈々と続く「個性を大事に育てる」高校である。

最近では、「起業家を育てる」というような、将来の就職はもとより「先駆者的な人間を創る」という趣が強い高校だと言える。

これからの時代を担う心強い高校だが、今日の卒業式でどんな”ぶっとんだ卒業生”に会えるのかが楽しみだ。


3月10日AM8:15更新
起業家から企業家が生まれる
日高市にお住まいの方からメールをいただいた。

日高市の市議選にからみ、出馬の要請を受けているとのこと・・・
今朝の埼玉新聞に「現時点で現新15人」の見出しだが、18人の定数に3人足りないようだ。
議員定数削減が叫ばれている時代に、市議選告示を1ヶ月余りとした時期にまだ3人足りない状況を見て、市民はどのように受け止めているのだろう。
メールの相手はまだ若く、「議会に新風を入れる事は、議会改革につながるばかりか市政にとってもプラスとなり、結果として市民生活に対して寄与するものです。是非出馬の決意を・・・」と、返信した

さて、企業誘致にどれだけの首長と議員が公約としてきたのだろう。
毛呂山町の財源確保に期待されるのは、毛呂山町への企業進出だが用地よりも主要道路へのアクセスが問題となっている現状がある。
昨日書き込んだ毛呂山町内の市場地区は、南側に回る道路も西側から川角中学校脇を抜ける道路も狭く、現県道に出てもその先の交差点で慢性渋滞を起こしている区間がありマイナス要因だ。

入西スマートインターチェンジの開通を平成24年とした坂戸市の計画は、大型車の出入りが可能となる事で、毛呂山町内の苦林地区や玉林寺地区などはスマートインターチェンジに5分程度で行ける立地となり企業誘致をするならば好都合となってくる。

しかしながら、都市計画決定の関係から34条12号指定した市場地区の用地が、8割程度企業誘致できなければ次の用地を指定できないように聞き及んでおり、民事再生法の申請も含めて「暗雲たちこめるような企業誘致の現状」と言ったところだろうか。

昨日の町道7号線の拡幅工事よりも、私は「最短で直線の道を新しく商業指定した地区に対して作るべきだ」と一般質問をしており、地価の下落状況や地権者の合意形成と物理的な残土処理の問題も併せて、新道の計画は可能と考えるし、企業としても迂回をするような道より、最短で現県道に接続できたほうがメリットがある。

もう一つは、企業を呼ぶばかりではなく起業家を育てて、株式会社や一般社団法人もしくはNPO法人などの法人格を有する会社を町内に増やすことも考えられる。
小さな会社でも法人税として県税2万円、町税5万円の法人税が歳入として入り、法人格を所得したのであればそれなりの企業努力によって雇用の創出にも波及するだろう。

「チリも積もれば山となる」の例えもあるが、活気のある町づくりはそのような小さなウネリが集まり大きなウネリとなってくるもので、そのような働きかけが行政にも必要な時代だ。

法人会の働きかけも含めて、毛呂山町内の法人化を考えたいものだ

3月9日AM8:15更新
毛呂山町の「まず土地ありき・・・」が企業誘致を遅らせている
今朝の読売新聞で、菅内閣が「学級崩壊」の記事が面白い。
河村たかしの「減税日本」も猛威を揮っている。

名古屋市議選に擁立した減税日本の候補者も41人と多く、街頭での演説でも「減税を実現します」しか、言わないそうだ。
それでも、候補者の勝算は高いというのだから、どれだけ河村たかしの「威力」と「減税」という言葉が判りやすく訴えとして市民に浸透しやすいものか・・なのだろう。

私も毛呂山町の減税を考えたが、ある種の減税はできてもその分を受益者負担として補う形となってしまいそうで無理がある。
やはり、歳出面を抑えてから歳入面に余裕をもたせ、タイムラグかもしれないが堅実な行政運営を行なうべきだ。

名古屋市のような政令指定都市とは比較にならない毛呂山町の「減税」の可能性は、まだまだ研究が必要で企業などの法人税で財源を稼ぎたくても企業が来なければ話しにならない。

毛呂山町が都市計画法34条の12号で企業誘致を進めるべく商業指定した地区(毛呂山町市場地内)は、土地所有会社が倒産し民事再生法の手続きを執っている状態で先が読めない。
町はアクセス道路として、川角小学校前から川角中学校脇を通る町道7号線の拡幅工事をするが、問題の川角小学校東側の交差点における右折帯を含めた改良ができなければ意味がない。

私は、平成22年6月議会において、企業誘致についての一般質問をしておりアクセス道の考え方も含めたビジョンを持っているが・・・、
一つ一つの問題点を整理し、企業誘致に対して確立を高めていかなければ、この毛呂山町に企業は来てくれないのだろう。

まず土地ではなく、まずどうやって主要道路に抜けていくかのアクセスができていなければ・・・だ。

明日は、一般質問でも取り上げた企業誘致に対する私のビジョンを書き込みたい。


3月8日AM8:00更新

冗談が通じない事があるので、ゴーストライターの話は止めよう

前原氏の辞職問題で、一日が終わったような昨日だった。
政治評論家やコメンテーターと言われる方々が忙しい何日間だと思うが、つい最近の前原氏の会見を10日発売の文藝春秋が掲載するというので興味をそそる。

私の母は、もう87歳で腰がすっかり曲がってしまったけれど元気で、「畑仕事はしないでいいから」と言っても、言う事を聞かずに天気が良ければ畑へ出かけ草とりをしている。
そんな母の趣味が読書であり、愛読書は文藝春秋なので是非見させてもらおうと思う。

自民党の西田昌司氏の経歴やらポスト菅の人間模様やら、地方では阿久根市の竹原信一前市長が県議会に出馬するなど、今日の新聞紙面は記事の内容より、記事となる見出しが多く感じられる朝刊だった。

いつも早寝の私だが、昨夜は久しぶりに知り合いに付き合い、これもまた久しぶりだが3曲ほど下手な歌も歌った。
たまたま、その店に居合わせた別の知り合いと選挙関係の話となったが、皆さんの口から出る心配な言葉がなくなるように、後半戦にむけて新たな決意となった夜・・・

このブログの事も話題となり、「民主党などの国政はいいから、早くビジョンを書き込んだほうがいい」と助言を戴いた。
ビジョンについては今までの書き込みで何点か触れてきたが、ここでホームページそのものを作りかえる計画をしており、その時にビジョンとその根底にある町の問題点を掲載するコーナーを作ろうと思う。

「忙しい時なのに、よくブログを書いている時間がありますね」と、昨夜も言われ、ゴーストライターの冗談で笑いとなったが、やはりこのコーナーは私を知ってもらう一つのメディアでもあり、大事に続けていきたい。

歌を歌うのも、ブログを書くのも、チラシやリーフレットを配り歩くのも、「おもいやりあふれるやさしい町もろやま」を願う私である。

ゴーストライターも存在しないし、しがらみも変節も無く、絶対にブレないという自信を持ち、後半戦を歩き切るつもりだ。


3月7日AM7:30更新

菅首相の「言葉、するどくおっしゃいますが」に、温度差を感じる

前原外務大臣が辞任した。早めの禊(みそぎ)が「次のため」と言える。
鳩山邦夫氏が法務大臣を辞任したとき、テレビの画面に映し出される鳩山氏の口から出る言葉は「潔く」であり、何度もその「潔く」を使っていたものだから反対に「いさぎわるい」印象が残っている。

前原氏は、自民党西田昌司氏の追及により外国人からの政治献金が判明、その責任をとっての辞任となるが、正に「潔さ」を感じるものだ。
YouTubeでその様子が見られるので、是非見ていただきたいものだが西田氏のするどい言葉と「公民権停止」にまで及ぶ問題の受け止め方は見ている人にとってそれぞれだろう。

「そこまで追い詰める事なのか?」とお思いの方もいるだろうが、こういう問題に対しての責任の尺度は「曖昧」という判断を示しそれを押し通すより、あくまでも「法令順守」でスッパリと解決をした方が良く、前原氏の「潔さ」に「民主党を思う余り・・・」の判断がうかがえる。

しばらく、民主党内は新しい人事も含めて落ち着かない事となりそうだが、党の方針に従わない小沢氏の存在があるが故に、前原氏の人気はさらに上がるのではないだろうか。

ここのところ、土日も含めて書き込んできたこのコーナーだが、昨日の日曜日は2週間程前に町内川角地区にお住まいの方から戴いた手紙に返事を書いてなく、その手紙を書くためにブログをお休みした。

あえて郵送するより、住所が判っていたために午前9時過ぎに伺い、会うこともでき話もできてよかった。
「シンクタンクの必要性」もその方の提案だが、2月8日川越市での記者会見で「戦略的な事業展開を掌る部署をつくりたい」とした私の考え方に合致しており、毛呂山町に「コミュニティーシンクタンク」を設置する考えでいる。

午後には、やはり町内の旭台地区の方が自転車で来られて、私の公約に「通学路の整備」を入れてほしいと述べられた。
確かに、私も最近よく歩いているから、道路の状況は路側帯も含めて改善していかなければならない事を痛感しており、「思いやりあふれるやさしい町もろやま」の実現のためにも、公約とするところだ。

また、一週間までは経ってないが、公約の中の「子宮頸がん予防ワクチン全額助成」についても「医薬会社の思うツボにはまらないでください」という忠告を前久保南地区の方から頂き、今後更に精査・調査して公約の最終版を仕上げたい。

雨で、予定していたリーフレット配布ができず、今日は地区の方々を廻ろうか・・


3月5日AM8:30更新

シンクタンクは、これからの自治体に必要となってくる頭脳集団

細川厚労相が主婦年金の救済策について、「昨年12月に担当課長が通達を出していた事を知らなかった」の答弁に国会が沸いた。

野党だった頃の民主党も、よく自民党議員の穴を衝いたが与野党が逆転した今、まったく同じことが繰り返されている。

昨日、シンクタンクについて触れたが・・・
毛呂山町内の方から手紙を頂き、これからの町政にとって「シンクタンクの必要性」を指摘された。
シンクタンクは「頭脳集団」とも呼ばれ、その目的は現代社会が抱える様々な問題を研究し、具体的な解決策提案する機関である。
地方自治体などでは、コミュニティー・シンクタンクとも言われており、地域問題解決に向けた取り組みをする、市民グループなど任意団体を指す場合も多い。

今後の自治体運営に対して、行政改革推進委員会など従来の機関はあるが、各自治体が指針とする総合振興計画に添った形でのシンクタンク的機関が必要になるのだろう。


3月4日AM8:15更新

自助・共助・公助が、協働の町づくりの基本理念

石原都知事が4選不出馬を表明した。
自民党は、困惑しているようだが「松沢氏の出馬で石原氏は出馬しないだろう」と予想していたが、実際のことになった。

いくらベテランで選挙を知っていて選挙に強い方でも、告示まで20日となった今の時点では、出馬のタイミングをうかがっていたのではなく、「出ようか出るのをやめようか」を迷っていたのだと思う。

息子の自民党石原幹事長の説得が無駄となったが、78歳になって息子の言う事を聞くはずもないだろう。
第一、自分が手がけて大金を無駄にするような都政に、「強い知事」だけで信託が得られるほど都民は寛容なのだろうか。
そろそろ、新しい考え方の「リーダーシップがとれる人間が出なくてどうするんだ」。と言いたい。

話しが変わり・・・
私が思っている事に「株式会社もろやまを創る」。というのがある。
自身の会社でもある「井上農場」を株式会社としたのは、それまでのドンブリ勘定的な経営を「細かく分析できる」という、一つの考え方からだ。

修繕費にかかってるのか、動力光熱費なのか、もちろん人件費も含めて無駄をどのように理解し、どのようにすればコストを削れるのか。というものだが、当然そこから新しい考え方が生まれてくる。

「農地をどれだけ回転させれば、どれだけの収入となるのか」は、遠い昔の考え方だ。
私は、田は連作障害を起こさないので、毎年の耕作・・・つまり米作りを行なえるが、畑はそういうわけにはいかず必ず連作障害なりの悪い影響が出るので、法人化を進める以前から「農地はできるだけ休ませるべきだ」という考え方となってきた。

休ませるというのは、「ほったらかす」ということであり、草を生やしっぱなしにすると言う事・・・
だから、傍で見てる人からは「草だらけでみっともない」と言う事になり、「あれで株式会社かい」と、多分話しているのだろう。

私の考えは、「1年や2年は畑を耕すことをしないでそのまま置く」であり、あんまりひどくなって「隣の畑に迷惑になってきたな〜」の時、草だけを刈るモアという機械を掛ける。

理由は、土の中の生態系を守りたいからであり、「できるだけ土を耕す事をしない」。つまり不耕起であれば、草などの植物質を分解する土中の微生物の繁殖が増し、微生物の繁殖が進めばそれを食べるミミズが増え、ミミズが増えればそのミミズを食べるモグラが来るようになるわけで、そこまでなるのには2年ほどの期間がかかるからだ。

では、「仕事にならないじゃないか」ということになるが、現在は畑を貸して戴ける方が多く、耕作をする農地面積を増やしておいてその輪作体型の中で1年なり2年の休耕をし、余裕を持っての作付けをすることで全体のコストを抑えている訳だ。

「草が生えたからトラクタで耕して来たよ」の農業は、私から言わせれば
「燃料という動力光熱費ばかりを無駄に使う高コスト農業であり、空気中にCO2を撒き散らし、土中の生態系を崩し、畑を痩せさせるだけの愚の骨頂」。
疲れた農地は、ほったらかす事によって必ず生き返る。それは生態系が生む有機体の増加とバランスが調整されたもので、肥沃となった土壌は肥料の量を少なくする事もできるばかりか肥料持ちも良く、結果として低コストにつながる訳だ。
新しい農業の考え方は、市場出荷のような産地化された地域ではなく、直接消費者の手に届くような農業なら、そのような不耕起を取り入れた農業が可能であり、コスト面や農産物の良品化へとつながるもの。

私の言う、「株式会社もろやまを創る」は、毛呂山町の農地を草だらけにする事でない。

今までの無駄を分析し、自助・共助・公助の理念から、それを見極めて行く事が大事であり、そこに税の公平・公正が図られるものだからだ。

「協働の町づくり」を謳い、「みんなで・・・みんなが・・・」というのは簡単だが、実現することも達成度合いを測ることも容易ではない。

それを謳う前に、まず自分(役場庁舎内)を律し、つまり私がまず最初に公約に掲げたように町長報酬の減額だったり、公務員の人員数だったり
、指定管理者の導入施策だったりを突き詰めて、「これ以上コンパクトな町行政はない」と言われる改革を進めるべきだろう。
その上で、
自分の事は行政に頼らず、自分の責任でやってもらう事。自助。
自分だけでは解決できず、周囲や地域が協力して解決する事。共助。
自分や周囲、地域でも解決できず、公的機関が行なう事。公助。
そのどれもが、「協働の町づくり」にあてはまる事であり、これからの自治体が進めなくてはならない基本理念だ。

「コストをかけない」は「無駄を省く事」であり、「それができてるか、できてないか」という「行政運営の審判」も、今後必要となってくるだろう。

明日は、シンクタンクについて書き込みたい。

3月3日AM7:30更新

お金を預かる主婦は、お金が絡むニュースに特に敏感だ

昨年の7月12日に、「民主党大敗、今度のネジレは本当のネジレ」と書き込んだが、それが実証される政局がきた。

今朝の読売新聞の11面に、「基礎からわかる予算関連法案」として解りやすく解説している。
予算案が憲法の規定により参議院送付後30日で自然成立するのに対し、予算関連法案は一般の法案と同様に衆参両院で可決するか、参議院が否決または採決しない場合、衆議院の3分の2以上の多数で再可決しなければ成立はできないようになっている。

今回民主党が、予算案と予算関連法案を切り離したのは、一括で衆議院を通らなかった時の危険回避だが、今後野党との修正も含めた協議で成立のメドがついたものから採決し参議院に送るという。

「Q成立しないとどうなる」では、まず特例公債法案を挙げ、赤字国債の発行と埋蔵金と言われる特別会計の取り崩しができなくなり、政府は企業や個人からの税収、特別会計の剰余金などの税外収入、建設国債、政府短期証券で当面必要なお金を賄うようになるようだ。

ただ、世界の経済市場が日本政府の運営能力に疑問を生めば、日本の国債の格下げが行なわれ、投資家が国債を売る動きと比例し国債の値が下がり、長期金利の値上がりが予想されると言う。
金利の上昇は、大手・地方の銀行にかかわらず含み損を生む結果となり、借金の利息も増えるために景気に悪影響を及ぼしかねないと解説。

次に、子ども手当て法案などは国民に直接影響があるもので、昨日書き込んだように法案が通らなければ2009年までの児童手当に戻ってしまうし、戻れば戻ったで事務処理が間に合わないために児童手当の支給が遅れるようだ。

所得税法等改正案や関税定率法改正案なども、期限を区切った優遇措置が含まれており輸入品415品目は4月1日以降、本来より低い暫定税率が失効し値上がりとなり、不動産を購入するときの費用も膨らみ不動産譲渡契約書で必要になる印紙税も上昇するという。

昨日、妻の知り合いの女性が二人で来てしばらく話していたが、出る言葉は税の負担で大変だと言う話し・・・

そのうちに、朝のテレビでの話題となり「主婦の年金がなんとかだって言ってたんだけど、あれ何ですか?」の問いに、ネットから「専業主婦の国民年金への切り替え忘れ問題」を探しプリントアウトして渡したが、ご婦人方のお金に対する敏感さを感じる。

とにかく、今の税は人の生活を苦しめており、空気を吸っているだけでも税負担を感じる。
国は一刻も早く、消費税を含む税の抜本的な改革を進めなければ、偏った税負担でしかないものだろう。

主婦の会話から、「お金のやり繰りが大変だ」という話しが聞かれなくなる社会は、いつ来るのだろうか。


3月2日AM7:15更新
朝から、ビックリする朗報が飛び込み上昇気流の兆し
神奈川県知事の松沢成文氏が東京都知事選挙に出馬表明をした。
殿様が城を変えるような出馬表明に驚くが、「東京の魅力」なのか「首都東京でリーダーシップを取り、日本再生につなげたい」と語っている。
宮崎県を去った東国原氏や今回の松沢氏といい、知事さんはずいぶん勝手なものだと思う。

県知事ともなれば一国の長(おさ)だが、知事になったらなったで今度はもっと大きな知事に成りたがるのだから、そういう方々にすれば知事のイスは一時の腰掛でしかないのだろう。
県民にしてみれば、上の方の事で直接生活に影響してこないこともあり、どこ吹く風ぐらいなのだろうか。
埼玉県の上田知事には移り気などせず、しっかりとした出処進退を表して戴く事を一県民として切望する。

昨日、東京スカイツリーが世界の自立式電波塔として600メートルを超えて世界一となった。
1月28日に書き込んだが、私が東京スカイツリーを「越辺高麗川改修工事促進期成同盟会」の視察で1月27日に見学した時が、559メートルだったから約1ヶ月で42メートル伸びたことになる。
日割りで計算すると、42メートルを34日かけたので一日では、1,235ミリ伸びたことになるのだろう。

こういう話しは馬鹿らしい話しだが、あまり人様に影響しないものなので書き残しておく。

天気が定まらない何日かだが、今日は朝からお日様が顔を出したので午前中から歩き出したいものだ。


3月1日8:15更新
児童手当の復活・・・、マニフェスト違反がまた一つ
民主党が2004年から訴えてきた「子ども手当て」を、いとも簡単に「児童手当て」に戻す発言に驚くばかりだ。

まさに民主党の看板であり、選挙に行かない若年層の眠っている票を目覚めさせたと言える施策を、従来の児童手当てに戻すのなら政権交代は何だったのかと言いたい。

児童手当と子ども手当ての違いを記しておきたい。
児童手当は小学6年生までが対象で、一般的な家庭の年収860万円未満の所得制限があり全国では1、200万人が対象となる。
支給額にも違いあり、第1子と第2子が1ヶ月あたり5千円で第3子以降が1万円となっている。

子ども手当ては、中学3年生までが対象で所得制限がなく全国では1、700万人が対象となる。
マニフェストでは子どもに対して一律26,000円の支給を掲げたが、実際には13,000円となった。

今国会での関連法案の子ども手当ては、1年間の時限立法で中学3年生までに月額13,000円3歳未満には月20,000円を支払う内容だが、年度内に成立しなければ2009年までの児童手当に戻ってしまう。

今朝の新聞では、民主党として公明党に歩み寄りたいがために、公明党の主張でもある児童手当の恒久化をちらつかせている格好だ。
公明党においても歩み寄る事は、「反民主を全部崩すことになる」と慎重で、民主党内にも小沢派による「マニフェストの実現こそが国民との約束」とする動きがあるために、反発は避けられないものだろう。

統一地方選挙も絡み、「何を取って、何を捨てるのか」の段階にきている民主党だ。
昨夜、予算案を衆議院で可決させ、参議院で否決されてもこれについては年度内の成立となるが、予算関連法案の目途がたっていない現実をどうするのだろう。

大技の連続トリプルアクセルという「離れ技を模索する民主党」と言ったところだろうか。

2月28日AM7:45更新
小沢一郎氏、宮城県で早期解散について言及
久々にまとまった雨を思わせる音で目が覚めた。
この時期の雨は植物の萌芽(ほうが)には、なくてはならない恵みの雨である。だから「いい按排です」の挨拶言葉が聞ける日となるのだろう。

今日から、毛呂山町3月定例議会が開会する。
いつもならこの時間、議案書を見直したり役場に行く準備だったりでバタバタとしているが、パソコンの前に座っている事に妙な気分を感じる。

今朝の朝刊は珍しく海外のニュースが多く、中東各国の内乱の記事が目立つ。
民衆の暴動は、国から国と飛び火し長期政権の独裁者を追放する動きだが、リビアのカダフィー大佐も時間の問題のようだ。
30年、40年と政権を執っていることは、水に例えれば汚れてくるものであり、ボウフラも発生して来る。
選挙なりの民意を諮る節目を持たなければならないし、その上で多くの支持があってこそ政治が安定するものだろう。

ただ、日本の政治を見たときに「安定」が保たれないのは、以前にも書き込んだ選挙制度による影響が強く、小選挙区制の区分けと比例区という政党を選ぶことに話しが及ぶ。

よく「車のワイパーのような選挙結果」と政党の伸びを表現するが・・・、
政治の事を知らなくても芸能人のように名前が知られていれば比例区の上位とされ当選し、それが顕著なのが参議院だろうか。
何人かの政党を代表する政治家についていれば、そんな素人政治家も国会の中の一票として重宝がられるし、議論とは別に議場で転んだだけでマスコミを巻き込んだ騒動まで発展させる有りさま・・・

国会という国の中枢たる議場に集まる人間は、一人ひとりがしっかりとしたビジョンを持ち、その上からの議論を積み上げた結果として国の法律が決まるようでなければならない。
中身が伴ってないから、「公約として言ったことが守られない」
それが日本を見たときに思うことであり、現行の政党を選ぶ選挙ではなく、人物を選ぶ選挙制度に変えなくてはならないと考える。

地方自治体もそうだ「名前が売れていればいい」という選挙をするのではなく「何をやってきたかであり、何をやってくれるか」である。

「何をやってくれるか」のビジョンを日々積み上げているが、最近歩いていて何人かの町民の方々からの意見で、また一つ「こんなものがあったら町民の皆さんがきっと喜んでくれるだろう」というものが生まれた。

「毛呂山町発全国へ」の施策となるのか、ネットで調べて・・・

次の、「井上けんじのかわらばん」で公約として紹介しよう。


2月27日AM8:15更新

人間心理、タイミングと考えさせられる日々

あの手この手の政局の動きである。
埼玉の民主党県連の定期大会がさいたま市で行なわれたが、「国民の生活が第一」とした党のスローガンが達成されていないとする批判の声で大会を終了したようだ。

また、小沢一郎一派も名古屋市の河村たかしの減税パワーにあやかろうと農林水産政務官を辞めた松木氏が動き出した。
特に小沢一郎は、第一次産業に携る国民に対しての選挙戦術が上手く、農村部を回って「農家戸別所得補償をやりますよ」と言って票を稼いできた人間・・・
小沢氏の側近も、親方にあやかり人間心理を上手く掴むような動きが見られる。

昨日は、TPPについて民主党の賛成派の集会があったが、同じ民主党でも反対派の小沢派・山田前農相がTPP反対にむけての集会を開き、ますます、鮮明となってきた民主党内の分裂抗争である。

私は、一昨日議員辞職をしたが、それは予ねてから「3月議会に入る前には・・・」と決めており、何人かの方々や同僚議員にも話しをしてきた経緯からだ。
議案書が届き、保育所の予算措置について不明な箇所などは、25日の早朝8時30分から役場公室で小沢町長に会い、直接聞くことで納得をした。

解らない事を聞きもしないで、自分の調査や判断だけで批判や反対をする人がいるが、そういう方は「自分の考え方が一番いい」と思い込んでおり、それに対する違う意見は聞かなくなる。

人の意見に耳を傾けない人は、性格的なこともあろうが自分の主張を貫くために、問題に対してはあらゆる情報を集め正当化をするのが常だ。

特に、ネット社会では調べたい事が簡単に調べられ、自分の意見に近い情報も集められ都合がいい。
皆が「これは白色だよね」と言っても、黒色を主張する人がネット上から黒色とするべき情報を集め、それを披露して「ほら黒色じゃないか」と言えば「なるほど白色だと思ったら黒色だったんだね」と信じこむのも人間心理。
調査が上手で、声が大きかったり話し方が上手な人に惑わされてはいけない。
真実は他にあるもので、解らなかったらできるだけ多くの人に聞けばいいし、「聞く耳を持つ」という謙虚さが常識的な判断につながるものだろう。

人の意見を聞かず、自分の意見ばかりを正当化する人が政権を執ったらどうなるのだろう。
民主党と同じで、今の国政で結果が見えたようなものだ。


私は、自分の意見はしっかり持っているが、解らない事は早めに調査しできるだけ多くの人の話しを聞いたうえでの判断である。
特に、保育園の今後で「公設民営化」の考え方が、小沢町長とほぼ同じだった事は「子育て環境の充実」への思いが確信できるものだ。

町政に対して、まったく反対なら議員に残り3月議会で質していくのが筋だろうが、大筋として23年度予算に賛成できる判断となった以上、選挙の体勢を整えたほうがいいという判断に至った。

そうと決まれば「潔い」ほうがいい。

すがすがしい気持ちで毛呂山町内を歩くが、残り2ヶ月を切り県議選との絡みもあってリーフレットの配布についてはタイミングを見極めたい。


2月26日AM8:15更新

毛呂山町議会議員、辞職願いを提出し許可を受ける

昨日2月25日午後2時、議長室において堀江議長に議員辞職願いを提出し、受理及び許可された。

その後、庁舎内の各課長に挨拶回りをして役場を後にしたが、一段と選挙に対する気持ちが強くなったのが事実だ。
3時過ぎからは、町内の小田谷地区を回ったが玄関で対応される方々の言葉で、地域的な応援を感じる。

中山間地域の観光や農業施策のビジョンを示した「井上けんじのかわらばん」もできたし、いろいろと頭をひねったリーフレットも来週には出来上がる。

事務所も予定地が決まってきたが、最終決定するまえにもう少し広範囲な考え方で見直してみる必要があるのだろう。

革靴のかかとは半分まで減った。
一週間前に革靴よりも歩きやすい底が柔らかい靴を買ったが、コツコツと音がしない靴が気に入らない。
今までの気に入ってる革靴に戻り歩くが、「何足も履き潰せ」と叱咤激励して戴ける皆さまに応えられるように歩き続けたい。

ただ、昨日も午前中「水田推進協議会」の会議中、右足太ももが攣った(つった)のには閉口し、睡眠だけはしっかりとろうと思う。

議員辞職に至った思いを、明日ゆっくりと書き込みたい。


2月25日AM7:00更新
「子育て環境の充実」の考え方は、地域によって大きな差があるもの
いちるの望みを・・・
ニュージーランドの大地震、徹夜での捜索で47人もの遺体が発見された記事に、なんともいえない思いの朝をむかえる。

ずっと毛呂山町の減税について調べているが、現段階で「これは減税ができる」というものがある。
昨夜、過去の会議録をさかのぼって読んだが、近隣自治体との比較から不合理であったり公平・公正の面からも首をかしげる。
何年か前の一般質問で取り上げている同僚議員がいたが、その質問に対しての課長答弁は明確な定義が無く、受益者負担の考え方のほうが理にかなっている。

これについては、執行部側に質疑をしたからといって変わるようなものではなく、首長の考え方によるところも多いもので、減税への公約として考えられるものだ。

今度の毛呂山町3月定例議会に上程される平成23年度一般会計予算案に、新保育園設計委託料を見る。
「認定こども園」を民間の二つの幼稚園が来年度開始するが、それに伴い小沢町長は町立上町保育園の建て替えを「少なくても2年は様子をみたい」とした。

今後更に、公設民営化なども含めた毛呂山町の子育て環境の実態と将来の姿を検証しなければならないだろう。



2月24日AM6:45更新

原口氏の旗揚げの言葉に、弱さではなく薄さを感じた

お役所仕事は筋をつけたいものだろうが・・・
「国際緊急救助隊の派遣要請がある前に先遣隊を送った」という事を問題視するほど、「重箱の角を突付きたい」そんなマスメディアも含めた反執行部的な新聞記事を読む。

安否が心配されている時に、一刻も早い体制を執るべきであり菅首相の言うとおり「迅速な対応」の判断でいい。
責任は、一国の総理大臣が執るもので、国を挙げて急がなければならない緊急事態だ。

安否が確認できない方々の一刻も早い無事を心から祈りたい。


最近、小沢氏の動きというのは「あまり裏がないものだ」と感じている。
言い方を変えれば、結構単純明快であり予想通りの展開で、非常に解りやすいからだ。
今回の16人の会派離脱届けから、原口氏の言動といい、有力議員の動きは一連の小沢一派としてのシナリオ通り・・・
だから、朝早くから新聞を読んでいるぐらいの私でも「次はこうなる」というのが当ってしまう。

最近、私のブログを読んで戴いている方が右肩上がりで増えているが、私は政治評論家や予想屋ではないので、もし書き込みと違う動きとなってもご容赦を願う。

「マスコミを使うのが上手い原口氏だ。どのタイミングでテレビに出演し新しい風を吹かせるのか注目したい」
と一昨日の書き込みが現実になったのが早く、「小沢氏は5月解散ではなく3月解散を考えてる」そんな「波動のリズム」が感じられた。

小沢氏に最も近い、松木謙公農林水産政務官が政務官のポストを辞任する動きで、雪の塊りにまた大きな塊りがくっつくが、昨日の原口氏の「日本維新連合」の旗揚げには、小沢系58人の議員らが集まった。

ただ、ネットの動画でマイクを握り「衆院解散が近いとも言われるが、今のままでは大事な同志が思いを果たさないままに野に散ってしまう。国民との約束を石にかじりついてでも果たそう」と話す原口氏の勢いが、薄く感じたのは私だけだろうか。

東国原前宮崎県知事は原口氏に近寄ったが、橋下大阪府知事は「慎重に見させてもらう。僕はちょっと引かせてもらう」と述べたことが、一連の背景を伺わせる言葉となった。

また昨日、「他力本願な民主党」と菅首相の事を書き込んだが、私と同じように感じている方は多く、公明党の山口代表は昨日イソップ物語の「北風と太陽」を引用したうえで、不信感を表した。
「首相は北風をピューピュー吹かせているように見える。相手は身を硬くするばかりだ」と述べ、予算案と予算関連法案の成立は政府の責任であり、野党にも責任の共有を求めるのは御門違いと菅首相の主張をはねつけた。

話しは変わり
昨日、毛呂山町3月定例議会の議案書が届いた。
まだ、全て目を通してないが河村たかしの「減税日本」のように、町民の税負担に対して軽減できる施策を見出したい。

「町民の思いを議会に届けるのが議員の仕事」だ。
辞めるのはいつでもできる。今日一日じっくりと議案書を調べる。


2月23日AM7:30更新

毛呂山町の期待の星、ジャズピアニスト奥田弦くん

地球の裏側、ニュージーランドでM6,3の大地震が発生した。
日本からの留学生も多く、安否が確認できていない人もいるなか、早い救出活動を祈るばかりだ。
日本からも支援表明があったようだが、できるだけ早い現地入りをして一人でも多くの「命」を救っていただきたい。

出口を見失った菅政権が喘いでいる。
小選挙区制の選挙制度で、この時期に衆議院解散総選挙を行なえば民主党議員は今の3分の1程度まで落ち込み、車のワイパーのようなグラフを示すだろう。
16人の赤穂浪士のような特攻隊メンバーの中にも、次の選挙では当選はできない確立が高く、「動かないほうがいい」と言いはじめたものがいるという。

菅首相の心中について、
予算の年度内成立が難しくなれば国民の野党に対する風あたりが強まり、公明党などが「国民生活の混乱を避ける」目的で歩み寄ってくると楽観視している。
という今朝の「他力本願な民主党」の新聞記事。

このあたりの考え方が本当なら、菅直人率いる民主党はさらに支持率を下げ、いよいよ党の分裂という窮地に追い込まれるだろう。
それは議員一人ひとりが生き残りを考えた時、それしか確立的な判断からは残されていない選択肢であり、おのずとその方向に寄っていくものだからだ。
以前、「選挙では捨てる神と拾う神がいて、それが交互にやってくる」と書き込んだが、今の菅首相の回りは捨てる神だらけとなってしまったようで、助けたくても怖くて近寄れない状況が見える。

頼みとしていた仙谷氏と距離を置かなくてはならず、結果前原グループとの距離が開いてしまった。。
前首相の鳩山氏も自らが発した「方便だった」発言に収拾がついてない。
亀井氏においては、郵政の事ばかりで「対岸の火事」程度にしか思ってないのか、苦言ばかりが目立つ有り様。

誰が言わせたか?「原口氏の分党論」に動かざる得ない状況が、残された選択肢なのだろう。

話しが変わり
今月の広報もろやま2月号に「ジャズへの想い、無弦大!」としてジャズピアニストとして活躍する町立泉野小学校3年生の奥田弦くんが紹介されている。
水泳の瀬戸くんに続き、卓越した才能が紹介されているが、「自分で決めたことは曲げない」という弦くんの努力家たる人間性がすばらしい結果となっているのだろう。

知り合いの息子さんもプロ野球に入団したり、最近毛呂山町から「頑張るヒーロー」が目立ってきた。
町を挙げて応援できる体制を整え、スポーツ・芸術・文化の向上が計られる町づくりを考えたい。


2月22日AM7:45更新

電化ではない、八高線でなければできないこと・・・SLを走らせよう

原口氏が月刊誌に出した分党論が話題となっている。
今朝の読売新聞の4面には、「政権打倒、提唱・・・でも首相と食事」と題して原口氏の真意について書かれている。

先週の18日の書き込みで「動きが気になる週末」としたが、今回の分党論では菅首相を支えるグループをBとし、自らはAに入って勢力拡大を図る考えだという。
小沢一郎元民主党代表が側近に「近く解散があるぞ、用意して置くように仲間に伝えろ」と言ったそうだが、グループAの全体像が霧の中からチラチラと見えるようになってきた。

原口氏の考えてるグループが、BでなくてAだというのも菅首相との優劣がすでにできていて、政権末期を物語るものだが東国原前宮崎県知事と会談したり、解散にむけた動きとその後の立居地を模索しているのように感じられる。
マスコミを使うのが上手い原口氏だ。どのタイミングでテレビに出演し新しい風を吹かせるのかに注目したい。。

毛呂山町議会の3月定例議会の議会運営委員会が昨日開かれ、3月議会の日程が決まりFAXが届いた。
後で届く議案の内容で議員辞職の日を決めるが、議会だより編集委員長でもあるので、他の委員さんに迷惑がかからないように考えている。

日に日に春を感じるなか歩く背中に汗がにじんでくるが、靴のかかとの減りが一段と増してきた。
長瀬地区を昨日回ったが、南に面した八高線の線路に挟まれた遊休農地が結構広く、新たな観光スポットとしてのロケーションを醸しだしている。
ピンクの花が綺麗な「高嶺ルビー」というソバを一面に咲かせるのもいいだろうし、長瀬地区が行なってきたポピーを拡大するのもいいだろう。

これからの花などを利用したまちおこしは、さらに大きなスケールが望まれるもの・・・
「お金をかけなくても最大級の絵が描ける」。そんな思いで長瀬地区を歩いた。


2月21日AM7:45更新
あいあい園のソーラン節、メンバーの元気を感じました
鹿児島県阿久根市の市議会に対する解散請求の住民投票が20日行なわれ、賛成7321票、反対5914票でリコールが成立した。
議会を開かずに専決処分を繰り返した前市長の竹原信一氏を指示する議員によって主導されたが、1月に行なわれた市長選挙で竹原氏が落選しており、拍子抜けするような議会の解散である。

議員定数の削減や議員報酬の削減、あるいは福島県矢祭町のように議員報酬の日当制などで議会改革が進むなか、どこの自治体も議会議員になろうとする人が減ってきている。
今回、阿久根市議会の出直し選挙もそれほどの入れ替わりも無く、議員が納まってしまうのではないだろうか。

この4月に行なわれる統一地方選挙で、お隣の鳩山町や日高市の議会議員選挙が実施されるが、現段階ではどちらも候補者数が定数に届かないようで、一昔前から考えれば信じられない状況だ。
よく、「議員は優遇されている」と感じている方もいるだろうが、議員の歳費はサラリーマンの生活給とは違い、あくまでも報酬である。

矢祭町と同じように日当制にしたほうがいいとは思わないが、議員報酬で生活ができるなら、それは生活給のようなものなので、「まだ下げられるのではないか」と感じている一人である。

考え方はそれぞれで、これについては反発もあろうが、私が議員になろうとした発端は「町を良くしたい、地域を良くしたい」であり、報酬を当てにしたわけではない。
今も、その考え方はまったく変わってないが、これからの時代は議会の仕事ぶりが町民に解るようにしなくてはならないし、結果若い人が議会に飛び込んでこられるような、魅力ある議会にしなければならないだろう。

全国に発せられた阿久根市議会の動乱を見て・・・
「議会を重んじることは、市民を重んじることであり、丁寧な議会運営は市民への安心をもたらす」と感じるものだ。

一昨日の土曜日、町内の障害者地域ディケア施設あいあい園の第8回わくわくコンサートがあり出席してきた。
歌あり、踊りあり、と楽しい一時だったが、いつみてもソーラン節は躍動感があって感動する。
授産活動での鉛筆やボールペンなどをお土産に戴いたが、書くことも多く大変助かる。

何度か、あいあい園の納涼祭には「環境と福祉を育てる会」として模擬店で参加したが、相変わらず大きな声の彼に久々に会えて、嬉しい日となった。


2月20日AM8:00更新

遅れた新年会で、リズムがくるう朝となった

人間は面白い生き物で「だから私が、言ったとおりだろう」と、結果をみてから話す人が多い。

菅直人氏と小沢一郎氏の民主党代表選挙で、菅氏が圧倒的な支持を得たがそれは地方票がほとんどで、衆参の民主党議員票は僅か数票の差でしかなかった。
代表となれば、民主党が政権を執っているのだから首相となるが、菅氏が首相となって僅か数ヶ月の今、小沢氏を支持した議員の口からは「だから、私が言ったとおりだろう」の言葉が出ているに違いない。

昨日の書き込みで、原口氏の動きが気になることを書いたが、「おっとそうでした樽床さん、あなたもそうでしたよね」と、心のなかでつぶやく自分がいる。
つまり、山から転がり落ちる雪の塊りにちょっと大きめな塊りがくっつく数は結構ありそうで、それをけん制するために菅首相は退陣と総選挙を絡めた話しをするようになったのだろう。

私も何日か前に「消費税の引き上げを争点にしたら国民はノーだ」と書き込んだが、「消費税をどうするのという時には必ず実行前に選挙を行なう。実際に(税率引き上げ)を実行するのが今の与党か野党かは、その結果によって決まっていく」
と、自民党・公明党の批判を回避するような言葉に代えてきた菅首相である。
特に、後半の「実行するのが、今の与党か野党か」という件(くだり)は、まさに解散総選挙を含めたことを意味するもので、「いつでも下駄を預けますよ」という言葉が聞こえてくるようだ。

話しが変わり・・・、
昨夜は、異業種交流会「歩みの会」で、少し遅れた新年会が鶴ヶ島市で開かれた。
職種も色々で、不況の中たくましく生き抜くための組織だが、平均年齢も若く今後期待できる仲間だ。

会には、一部上場となった企業あり、町の小さな建具屋ありと、話を聞くと驚くような人間ドラマを垣間見ることができる。
そんな中、新入会員が自己紹介でこんな事を話された・・
「自分は、恥ずかしい話しですが高校に行ってません。中卒です。でも中卒の自分が国家試験と国の認定を受けて現在の仕事ができるようになりました。勉強すれば何とかなるものだと感じました。いつでも仕事請けますので仲良くして下さい」
過去の学歴など、どうでもいいと思う。
必要なのは「今」であり、「どれだけ向上心を持ち続けるか」だ。

応援したい仲間が、また増えた夜である。


2月19日AM5:00更新
解散に対して、否定しない菅首相の記者会見
「民主党の看板では戦えない」これが本音だ。
国も、地方議員も民主党離れが進み、だからと言って自民党?みんなの党?と躊躇しているように、有権者は政党政治にうんざりしてるのが実態だ。
だから、たとえどこかの党に所属していても、その党のお墨付きを戴こうなどと思わないほうがいい時代だと言いたいし、それが賢明な判断だとも思う。

私は「町民党」を豪語するようになってきたが、それは一つの問題に対してあらゆる情報やら自分なりの調査で方向性が出た場合、「これが町民の皆さんにとって一番いいんだ」と、一人でも押し通す人間だからだ。

「長いものに巻かれろ」的な日本人の古い体質が政党政治の中にあり、それを「民主主義
の数の原理だ」で誤魔化し、成れの果てが今の日本の姿なのだろう。
一国の首相が1年も持たずにコロコロと代わり、菅さんから既に前原さんの名前が浮き沈みしてきたようだが、昨日の夜、私が書き込んだ話が加速する気配の菅首相の記者会見を見た。

しかし、俗に言う「記者のぶらさがり会見」での菅首相は、マスコミを使うのがヘタで、記者の問いに対してしっかりした事が言えない会見をよく見る。
昨日も、記者が質問の内容を替えてるにもかかわらず「国民にとって何が一番重要か、必要かを考えて行動する」の答弁を繰り返すばかりだ。

このぶらさがり会見を上手く使っていたのが小泉元首相で、国民の特に有権者の一番層の厚い女性の心を掴むような会見をしていたのを思い出す。
小泉内閣が生んだ郵政民営化であったり、後期高齢者医療制度であったりがいろいろと批判され見直されるが、その当時とすれば安定した政府であり、劇場型政治と言われながらも法案が通らない今よりは良かったのではないだろうか。

何と言っても、法案が通らなければ全てが無駄であり、会期が延びれば延びる程、国民生活へ波及される負の要素は大きくなると言えるのだろう。
解散を目標とするところの「16人の赤穂浪士」は、既に「民主党の看板などどうでもいい」という判断が先行しており、その輪は大きく膨らみを帯びている。

例えれば、山の頂上付近に積もった雪が崩れはじめ、最初は小さい塊がコロコロと転がりはじめてただけなのに、ちょっと大きい塊がくっつこうとしていて、それがくっつくと塊の大きさはグッと大きくなり、山を転がり落ちる速さも増すのだろう。

そのちょっと大きい塊・・・
それは、昨日の書き込みの最後にふれた方だが、果たして「くっつくのか、くっつかないのか」そんな動向を見させて頂く週末となりそうだ。


2月18日AM8:15更新

赤穂浪士のような、16人の会派離脱願いの行く末は・・・

一昨日の亀井氏の心配ごとが的中したような、昨日の「16人の乱」だ。
テレビのニュースで、小沢系16人の会派離脱願いが出された事を報じたが、岡田幹事長は「届け出は無効で、党の決めたことには従って頂くのは当然だ。パフォーマンスと言われても仕方がない」と述べ「あまり目くじらを立てなくてもいい」と話した。

夜、遅くだがネットのニュースの目次に「16人の乱」についての項目がなく、マスコミとして岡田幹事長が言われた「楽観視」的な見方があるのかとも思ったが、私は菅内閣が崩れる序曲のように感じる。

今回の比例区で当選組みの16人は、小沢元代表が2009年の衆議院選挙の指揮を執っていなければ、当選はできなかったわけであり小沢氏に対する忠誠心は強い。まさに、現代版の「忠臣蔵」である。

忠臣蔵は、吉良家と浅野家の「松の廊下での喧嘩」が発端となった。
背景には双方の領地が塩の産地でもあり、浅野家領地の良質な「赤穂の塩」に嫉妬した吉良家の意地悪が高じて起きた事件との一説もある。

喧嘩両成敗というものではなく、吉良家はおとがめも無く浅野家だけが殿様の切腹とお家取り壊しという事態に、「家来の仇討ち」がのちの美談として伝えられ、過去12月の時代劇は「忠臣蔵」に限ったものだ。

今回、小沢氏が「松の廊下」で喧嘩をしたわけではないが、16人の乱は「赤穂浪士」のよう・・・

刀を振り回すわけではないが、来年度予算関連法案に造反すれば参議院で否決されたあとの衆議院での再議決は絶望的となり、菅政権が解散総選挙へと導かれるだろう。

民主党、原口代議士の動きも含めて、もう少し書き足しをしたい今日の書き込みだ。

2月17日AM7:45更新
本は、何歳になっても人生の教科書
15日、16日と小沢氏をめぐる動きで民主党が割れた。
結局「党員資格停止」を民主党常任幹事会で議決し、対外的にも結果を示す事としたようだ。
35人のメンバー中、輿石東参議院会長をはじめとする9人の反対はあったものの、岡田幹事長の「4月の統一地方選挙に影響する」に同意した格好だ。

これで、小沢一門の不満は加速するのだろうが、国民新党の亀井氏が「民主党は連合赤軍みたいだ」と皮肉った。

「ちょっとした違いを取り立てて、追及して総括して殺していく。今の民主党を見ていると連合赤軍を思い出す」の言葉だが、その後の指摘があるにしても小沢氏が「強制起訴を受けた事実」を軽視する発言でしかない。

亀井氏は、2011年度予算関連法案を成立させるため、民主党が衆議院での再可決を模索している事に関し、「政治の基本をわきまえて民主党が進まないと、大変な事態に立ち至る危険性がある」と指摘し、小沢一門による造反の恐れに言及した。
と、ネットでの記事だが、郵政改革法案の名前は出さないにしても、国民新党として「我田引水」そのものだ。

野党との協議や統一地方選挙を前にした今、小沢氏の処遇に対して他にどんな解決策があるのだろうか。
「国民不在」と思える亀井氏の考え方に疑問を抱きながら、先日伺った昔からの知り合いの方が話された「行間を読んでいるから解っているよ」の言葉が頭をよぎる。

その方が言うのは、私が2月8日川越の記者クラブで話した記事を翌2月9日の新聞で読んで感じた内容であり、「井上さんが言わんとしていることは、新聞の記事に書かれて無い事も解っているよ。こんな年老いたおばあさんでもちゃんと行間を読んでいるんだからね」の言葉だ。

その後に、「この本もなかなかどおして難しい本なんだけどね、ためになるんだよ」と見せてくれたのは月刊誌の「致知」という本で、気になったので帰宅後さっそく調べてみた。

月刊誌「致知」は、160ページにわたり人間の生き方の原則を紹介するもので、さまざまな分野での第一人者の体験談を掲載している本。
店頭では販売されず、32年間で全国から海外まで愛読者が広まってきており、毎日感動の便りが全国から届いているとの事。
上々企業をはじめ、全国500社以上が社内勉強会に採用しており、日本一保存率が高い月刊誌との紹介。

先日、別の知人からも「地域創造論」という本を借りたが、全国のまちおこしの実例が紹介されておりワクワクしながら読んだばかり・・・

今度は月刊誌「致知」を借りてきて読んでみようと思う。
知り合いの初老のご婦人のように、私も行間が読める人間になれるのだろうか。


2月16日AM8:00更新

行政執行の効率化がすすむ、環境保全組合議会全議案可決で閉会

鳩山前首相の「方便だった」発言が波紋をよんでいる。
小沢前民主党代表が2009年2月25日に、「米国のプレゼンスは必要だが、概ね第7艦隊の存在で充分だ。日本の防衛に関することは日本が責任を果たせばいい」と、
当時も民主党が持っている自国の防衛論の甘さが批判されたが、まったく馬鹿げた話しである。

先日、髭の隊長で有名な自民党参議院議員の佐藤正久氏が飯能市のあじさい館で講演することを知り聞きに言ったが、さすがに防衛の最前線にいた方だけに迫力ある話しで勉強になった。
自国を守る、それも命をかける使命感から発せられる言葉は心にも届くものだが、それに比べて日本の首相の言葉が「方便だった」では済まされない事だ。

国会では、いよいよ予算関連法案の審議に入ったが、野党の歩み寄りどころか「小沢問題」あり「変節」あり「ブレ」ありで、噴出する民主党批判が増し、年度内の成立が難しいだろう。

昨日、埼玉西部環境保全組合の議会があり、鶴ヶ島・越生・鳩山のそれぞれの構成議員さんに、近々に議員辞職をする話しと今までのご厚情に対する御礼を述べさせて頂いた。
新聞の記事で、既に皆さん判っており「頑張ってください」の言葉を戴いたが、私は平成15年に町議員になってから埼玉西部環境保全組合議員としてゴミ問題について係わってきた関係から思いはひとしおである。

埼玉西部環境保全組合は、近年著しい行政執行の効率化を推し進め高い財政効果を生んでおり、私が考える財源捻出に関係する考え方もこの組合を見習うところが多い。

毎年毎年と、組合議員に提示される行政改革による影響額の試算は信頼できるものであり、今までの無駄を細部まで検証し組合構成市町(鶴ヶ島市・毛呂山町・越生町・鳩山町)の負担金を減額してきているのは事実だ。
組合の議会も、近年の実績の下に異論もなくスムーズに進行しており、行政運営の無駄が省けたものと言えるだろう。

行政の無駄を省き、そこから得られる影響額を新たな財源とし公開することは、透明性と公正・公平な町を築く上で必要不可欠なものと認識する。
私は、毛呂山町のテーブルに乗っているものを「一度全部下に落す」その覚悟で挑んでおり、そのためには聖域はないもので特に補助金が発生している組織については改めて貰いたいものも多い。

財源捻出に係わるものとして現段階では言えないが、新しい発想と考え方は必ず多くの皆さまに納得していただけるものと確信する。


2月15日AM8:45更新
議会は、「何をやってきたか、何を言ってきたか」を知る事ができるオン・レコードの「
責任」を持たなければならない場所だ
ワタミの社長、渡辺美樹氏が東京都知事選挙に出馬の表明をされた。
「27年間培った経営力を使い、自分が携る教育や介護事業を超え、より多くの人に尽くしたいと考えた」
との新聞記事を読む。

現石原都知事が78歳となり、4期16年の都政では新銀行東京やオリンピック招致など無駄となった事業も多く、経営力や先見性の面も含めて51歳の渡辺氏は都民にとって期待の星となるのだろう。

東京都知事選挙に対して、民主党は候補者に目途が立たないようだが、地方選挙でも民主党の看板を下ろす候補者が後を絶たない。
近隣の市・町もそうだが本町毛呂山町でも、半年前まで民主党代議士とのツーショット写真を自身の町政報告に載せ、お互いに「盟友」と親しい間柄を誇らしげに披露されてた方が、「無所属」であり民主党に対しては無言となってしまった。

まさに、変節だが今度は、
小中学校の教室にエアコン設置を反対してきたことを変節とした。

「小中学校の普通教室にエアコン設置」については、平成20年3月議会において一度町側から当初予算として議案が出され、議会で否決後にエアコン設置を除いた修正議案として予算が通った経緯がある。

この3月議会に向けた議員全員協議会で唐突に出された「小中学校の普通教室エアコン設置」に関しては、設計を東京電力に一括依頼し実施するものだったが、当然設計では東京電力の子会社の製品が使われることとなり透明性に欠けるだけでなく、10年リースで5億6,600万円の大事業となることに問題があった。
やはり、大きな事業として何億もかかるものは、それなりのプロセスを要するものであり、町と議会との共有する認識がなければ成り立たない。

平成20年3月議会は、私が総務文教常任委員長として議場において委員長報告をしているので、是非毛呂山町のホームページから見て頂きたいもの・・・
その委員長報告にある「教室に設置してある扇風機」を第一の理由としてエアコン設置に反対された方(反対討論あり)が、今度はエアコンを設置すると言うのはいかがなものだろう。

民主党が今「変節」としている手口そのものでしかないと言えるだろう。

「責任もなく信頼するも疑わしい」そんな議員の発言があっていいものだろうか。
これからは議会のようすを町民の皆さまに知って頂けるように、土曜・日曜を利用した休日議会や、ケーブルテレビの放映で家にいながら議会の様子が見られるそんな「議会改革」をしていくつもりだ。

*毛呂山町の議会の様子を会議録検索で見られます。
例えば、平成20年3月議会の私の委員長報告の場合
    毛呂山町のホームページ
       ↓
    毛呂山町議会会議録
       ↓
    毛呂山町会議録の検索と閲覧はこちら
       ↓
    平成20年
       ↓
    平成20年第1回(3月)定例会
       ↓
    P273 3月21日委員長報告・質疑・討論・表決・閉会
       ↓
    P278 ◎井上健次総務文教常任委員長



2月14日AM8:45更新

初めてのフラダンス、ホッとする一時と同時に
町おこしの一つとして確信した夜

仲間に集まってもらいチラシのポスティングを行なった。
公約は、3回から4回に分けて町民の皆さまにおしらせしていくつもりで、地域の仲間にも手伝ってもらうが、私自身はその1回1回のうちで地域を重複しないように歩き、最終的には毛呂山町内全域を歩ききるつもりだ。
昨日は、早朝地元の西戸を配り、第5団地・第2団地の一部と前久保南・中央・平山地区で私だけでも600世帯以上は配った。
よく選挙になると、蛍光色のジャンパーを運動員が着るが、私はあの色が嫌いなので紺色のジャンパーを選び、背中に白色で「あなたが主役の毛呂山づくり」の文字を入れる事にした。

「井上さん頑張ってね」の声が嬉しいものだが、選挙というのは捨てる神と拾う神がいて、それが入り乱れてやってくるものだと感じる。
だから、捨てる神ばかり感じるようでは負けるし、拾う神を感じるようになれば勝てるのだろう。

夕方、日高の最大会派の席によばれ、励まされたり側面からの協力をお願いしてきたが、夜には越生町の飲食店で企画されたフラダンスを妻と一緒に見る事ができた。

フルに動いた一日だったが、「井上けんじのかわらばん第2号」と「井上けんじのかわらばん地域編」の製作、そしてポスティングした後援会討議資料のホームページへのアップを近々に行う事とする。


2月13日AM6:30更新

同僚議員の男気に、敬服するところである

エジプトのムバラク大統領が辞任し、やっとエジプトが落ち着きを見せようとしている。
海外諸国からの圧力もあったようだが、30年に及ぶ独裁的な政治が終わろうとしている。

今朝の新聞に折り込まれた同僚議員の町政報告を読んだ。
1月に開会された臨時議会の報告と、埼玉西10区の県議会選挙の候補者について、擁立から今までの経緯が書かれており今後の動きが予想されるものだ。

選挙はやらなければいけない。
それは民意というものが反映される大きな節目であり、選挙によっての争点があれば候補者は当選の暁に、民主主義の原理に則した判断から、認められた争点に対しての行政執行を行う事にもなる。

政治の全ては、民意だ。
国民が、県民が、市民が、町民が何を望んでいるかを選挙という「秤」で諮ることが、民主主義の原理の中では必要であり、その結果政治が時代と共に変わってきた。

同僚議員の出した町政報告には、次のような事が書かれている。
埼玉西10区を親子で56年に渡り守ってきた丸木県議が、平成23年1月22日正式に引退表明をし、越生町の元県職員を後継指名されたが脈々と続いた「自民党の看板をどうするか」への異議。
特に、与党となった民主党がガタガタの時に迎えた統一地方選挙となれば、野党第1党の自民党には大きな風でありチャンスである。
自民党としての候補者擁立が当然なわけだ。

同僚議員の出した町政報告の編集後記の最後に、私も尊敬する吉田松陰の言葉が記されている。

かくすれば かくなるものと知ながら やむにやまれぬ大和魂

ここ何日かの動きに注目していきたい。


2月11日AM7:30更新

久しぶりの雪に、ゆっくりとした朝を迎える

菅首相と小沢一郎元民主党代表が決裂だ。
離党要請を小沢氏が拒否したことから、民主党執行部は今後党員資格停止で調整する新聞記事を読む。

昨夜、知り合いに呼ばれて割烹のお店でミニ集会のような話しをしたが、聞き手の初老の方から「小沢氏の処分についてどのように思っていますか」の質問がきた。
「大変、力のある方なので御自分で出処進退を判断されるのがいいですよね」と答えたが、「離党しない」の判断はますます民主党を混乱の坩堝へと導くのだろう。

井上けんじの公約「かわらばん第1号」が昨日仕上がり、印刷業者にデータを送った。

今日は、建国記念の日だが私が急いでいることもあって、昨夜のうちに印刷を仕上げて頂けるとの事・・・
本日、祝日でお休みだが私が印刷物を取りに行く時間に事務所にいるとの事で助かった。

それというのも、13日の日曜日に仲間を集めて大々的に配る手配をしたためで、チラシができていないのでは話しにならない。

久々の雪がちらつく今日は、ゆっくりと何人かのお宅に伺う事となる。


2月10日AM7:00更新

消費税引き上げを選挙の争点にしたら、国民はNOだ

昨日は、来客も多く自宅を出られない一日だった。
マニフェストを考えるも、「マニフェスト」という言葉自体が民主党によるところの始まりなので、昔からの「公約」のほうがまだ聞こえがいいのではないか。

というのも、マニフェストとして掲げた約束をことごとく守れない民主党政権を見たとき、国民の一人として「どうせ票欲しさに受けを狙っただけだろう」くらいにマニフェストとしての信憑性がなくなったと感じる。

マニフェストは公約より、約束とする政策に時間的な縛りがあり、それに対する財源などの根拠も時として必要になるもの。
また、マニフェストに掲げた事が出来ない場合は、その理由とその後の政策を公表しなければならない。

政権交代を旗印として掲げられた民主党マニフェストの達成度を検証するとどうだろうか?
言わずと知れた「守れない」現実があるから、今の民主党離れがあるのだろう。子ども手当てに始まり高速道路の無料化などは国民として「あてがはずれた」感ばかりだ。

「何兆円も無駄は削減でき財源は心配ない」とした事業仕分けに代表される「財源捻出の搾り込み」も、井戸が枯れるがごとく枯渇した。
その反動が「国債」による国民への借金であり、その借金を調べるとあまりに膨大な数字で見当がつかない。

「国の借金」で検索すると、ネット上ではさまざまな見解があるが、全体では900兆円を超えたとする値が大体のところで、その値を国民総人口で割ると一人あたり1,600万円を背負っていることになる。
生まれてきた赤ちゃんを抱き上げる時、「この子は既に1,600万円という国の負担を背負わされているんだなぁ」などと、若いパパとママが思うような恐ろしい時代がきてしまったのだろう。

やはり政権交代したのであれば借金は減らすべきであり、更に借金を増やしておいて「消費税引き上げで借金を返します」では、自民党・公明党が言っている「マニフェスト違反」の何ものでもない。

しかるべき、解散総選挙をやるべきなのだろうが・・・
菅首相が言う、「社会保障と消費税を含む税との一体的な改革を来年3月までに出し、消費税を引き上げるときには解散総選挙をやる」
では、どう考えても「綱渡りをしているだけだ」としか思えない。

来年3月以降の「消費税引き上げ」に対して、的を絞ったような選挙の争点にするより、自民党も「消費税の引き上げはしかたない」と思っている現実がある以上、早い時期の解散総選挙が「消費税引き上げに対して国民の暗黙の了解が得られた」と視るべきだ。

私の公約は、理論からであり財源には考えてるところが多くある。
時に厳しく、それが改革。
それが「新しい夜明けにつながる事」と、必ず解ってもらえるだろう。


2月9日AM8:15更新

記者会見を行なう

忙しい一日だった。
川越の記者クラブでの会見から、何人かの議員さんを回り夕方からは2つの会合に顔を出した昨日・・・

記者会見では、体裁のいい事を言うのではなく「できることをしっかりやる」それが私の考えるところであり、約40分程話しをした。

以下、会見で話した要旨を記載する。

新しい時代を迎えるにあたり、協働のまちづくりのコンセプトは自助・共助・公助であり、それを突き詰めたまちづくりによって無駄を省いたコンパクトでスピード感のある行政運営が行なえる。
それは、地域住民皆様の参加・参画がなければできないことであり、「あなたが主役の毛呂山づくり」を旗印に掲げたい。

一昨年からのリーマンショックも回復に兆しが見えない今日、町の皆様は家族でありその家族が苦しんでいる状況を思えば、名古屋市河村たかし市長の「減税日本」に賛同し、更なる行財政改革を推し進めるべきだ。

その一つに町長報酬の減額がある。
近隣市町の選挙時における市長・町長報酬の減額の公約、そして履行により毛呂山町の町長報酬の減額が唯一遅れており、今後町長報酬減額を訴え、4年間で1000万円以上の経費削減を実現する。
参考までに近隣の市長・町長の報酬の変更前、変更後を記載する。

         変更前      変更後
川越市   10,730     8,584
鶴ヶ島市   8,730     6,548
日高市    8,580     7,722
坂戸市    9,250     7,862
三芳町    7,500     6,750  
小川町    7,120     6,052
越生町    7,330     5,864
鳩山町    7,220     5,050
毛呂山町   7,390     7,390

また、行財政改革を推し進めるセクションとして、町財政におけるさまざまな無駄の検証と自治体に向けられる補助金等の確保や町おこしに欠かせないボランティアや起業家を育てる環境整備のため「戦略担当プロジェクトチーム」を設置したい。
これにより、中・長期的な財政効果と財政計画を策定・公表し、丁寧且つ透明性を兼ね備えた行政運営と町づくりへの協力体制が確保できる。

教育問題では、子ども達は町の宝であり学校を取り巻く環境整備に重点を置く。
毛呂山町は飛行機の飛行航路下に位置しており、小・中学校の校舎の窓は防音用となっているために開放できず、ヒートアイランド現象が加速した近年では、教室内が38度を超えることもしばしばだ。
特に、来年度からは授業の内容も25%増える兆しのなか、小・中学校の普通教室へのエアコン設置は、子ども達の教育環境の整備として真っ先に取りかからなければならない事だろう。
また、効果が立証された子宮頸がんの予防ワクチンの全額助成も行なうべきと認識する。

近隣のときがわ町に習い、老朽化した教室を木質化する考えは現小沢町長によるものだが、併せて学校を取り巻くフェンスの改良は犯罪抑止力を考えた上でも必要であり、子ども達の情緒を育てるために校庭の一部に芝生化を含めて進めていきたい。

高齢者福祉は、地域が共に高齢者を見守れる環境づくりに重点を置かなければならない。
毛呂山町の世帯数は約15,000世帯だが、そのうち独居で生活する高齢者世帯は1,800世帯と多く、高齢者福祉として町の課題となっている。
特に「食」は高齢者にとって大事な位置づけであり、町が従来行なっている配食サービスと併せて、歩ける高齢者が「集まり話せる給食サービス」を町内の飲食店の協力の下、経済効果を含めた施策として提案したい。

福祉と医療の町「もろやま」と言われるように、埼玉医科大学病院は町にとって重要な中枢。
緊急時に「たらいまわし」になる事もなく、医療の手当てを受けられる地域性は「安心・安全」の言葉そのものの町と言えるだろう。
健康維持にメタボを回避するには、「まず、歩く事」と言われるように、常日頃の歩く習慣が大事だがウォーキング人口を増やすには、歩く環境づくりも重要と考える。
生活道路の改良は、「歩く」にも深く係わるばかりか、町内業者への経済効果へと波及するもの。
多くの町民の皆さまが歩きたくなる道を創り、「おもいやりあふれる、日本一やさしい町」を実現したい。。

まちづくりで良く言われる川角駅周辺の整備だが、川角駅の周辺は市街化調整区域となっており、いわゆる農地が点在している地域。
「周辺整備」は面的整備を意味し、広範囲となれば都市計画の考え方で進めなくてはならない。
しかし、「都市計画で線を引く」には、まず市街化調整区域から市街化区域へとする地権者の合意形成が必要となり、過去2回に渡るこの働きかけは固定資産税などの多額な税負担が地権者に発生するために難しい状況と聞き及んでいる。
また、毛呂山町の都市計画地域や道路の現状と進捗率は30%台と低く、平成22年度〜平成26年度に渡る長瀬駅北口周辺整備事業の認可を受けたばかりの今、県・国が認める以前に、町の考えとして進められるものではない。
私は、川角駅の将来像をしっかりと描いた上で、町単独で行なう道路の新設によって当面する問題を解決し、来るべき時の面的整備に手戻りが発生しない手法を考えたい。

次に、川角小学校より東側に位置する右折帯を含めた交差点改良だが早急に必ず行なう。
また、県道の川越・坂戸・毛呂山線の全線開通について、現在工事促進期成同盟会もない状況であり、まずその組織化からはじめ早期完成の体制作りを行なう。

雇用創出では、企業誘致が大前提。
町が抱える34条12号指定の商業地域は、現在アクセス道不備の問題があり、この問題を道路の改良・新設からクリアし、企業が来やすい環境を整えたい。
起業家の育成は、法人格を有する企業へと結びつくもの。「新たな公益法人の改革」の下、株式会社、一般社団法人、NPO法人などの認可は簡単になり、地方自治体では法人格を有する組織によって雇用や税収に影響が出はじめている。
毛呂山町としても、これらの係わりを大切に「地域おこし・町おこし」へとつなげていきたい。

農業・観光・環境は6次産業として重点を置く。
毛呂山町の自然は豊かで、中山間地域の自然を活かした観光施策を中山間地域直接支払い制度などの財源をもとに進め、自然と地域と住民が織り成すトータル的な事業展開で、経済効果が産まれる「観光もろやま」を確立する。
農業と観光が発達すれば環境は守られるもの、三つの相乗作用をうまくスパイラル化し、自然と共生できる町づくりを進める。

町内循環バス「もろバス」は、高齢化社会の足として大変好評で利用者は増加している。
今後は、民間交通機関の協力からデマンド方式の検討や、回送バスの協力をもとに、更に利便性のある「皆さまの足」を実現する。

防犯・防災について、地域防犯組織や地域防災組織は昔の村落共同体としての考え方から導かれており、助け合いの共助つまり「協働の町づくり」の最たる現れである。
「備え有れば憂いなし」と言われながらも、これらの組織に対する町予算は少なく、一朝有事に対する初動体制は心配するところとも言える。
今後は、補助金や財源の検証から捻出される部分については、「災害・犯罪に強い町づくり」のために配分を考えたい。


以上だが、今後更に細部をについて考えていきたい。


2月8日AM6:00更新

河村たかし氏の「できる期待感」が、圧勝を導く

劇的なトリプル選挙全勝である。
「減税日本」が掲げる「市民税10%減税」に賛同し、我が毛呂山町も「改革を旗印」で、動き始める時だ。

「減税ができるかできないか」もそうだが、できる事は「無理をしてでもしなければならない事」はある。

しかし、道理として「無理難題をできるかのように簡単に公約とする」のは、町民を騙すようなもの・・・

「毛呂山町内川角駅周辺整備」を考えた。
それは大変難しい問題で、川角駅周辺は農地が点在する市街化調整区域でもあり、地権者の合意形成から法的な整合性、町が抱える都市計画の進捗状況や費用対効果を考えれば、「第二の野久保線事業と成りえる」からだ。

「川角駅周辺整備を都市計画だけでも・・・」と、考えても現状では都市計画決定される可能性があるのだろうか?。
過去にも毛呂山町は、馬場地区・千代田地区の区画整理事業を断念しており、現在都市計画決定されている地区や道路も中途半端な状況で、「新たな都市計画事業を進める判断は如何なものか」である。

町民の皆さんが喜ぶであろう「こうなったらいいな」ばかりを並べ立てる前に、本当の現状を知れば「無理をすればできる事」と「無理をしてもできない事」が見えてくる。

河村たかし氏の「市民税減税10%」は、政令指定都市名古屋でなければできないかも知れないが、市民を味方につける河村氏の意気込みを見習いたいものである。

私なら「できる事」を整理・調査して、しっかりと述べていくつもりだ。


2月4日AM8:30更新
多くの国民を裏切るような、相撲界の八百長が発覚
子どもの頃、コタツに入って大相撲観戦・・・、結びの一番で大鵬が勝つのを、手に汗を握りしめ見たものだ。
コタツに入ってテレビを見ていたのだから、この1月場所だったのだろう。野球は巨人が9連続リーグ優勝を飾っている時代で、巨人・大鵬・玉子焼きなどと語呂合わせのような言葉がテレビから流れた。

一昨日、「またか」という相撲界を揺るがすニュースは・・・八百長だ。
携帯電話のメールが引き金となって発覚したが、最近の技術だと消去したメールが時間とお金をかければ解るようで、ビックリするような技術の進化と言えるが・・・
子どもの頃、大鵬が強かった時代では携帯電話もなく、どんなことが裏にあったのだろうか?と疑ってしまう。

純粋な子どもの心に、疑念を抱かせるような相撲界であって欲しくなく、心技体にふさわしい国技として一日も早く浄化してほしいものだ。

1月、2月の乾燥したこの時期は、田畑の野焼きの季節である。
先週の日曜日は、地元の西戸地区西戸耕地の畦の枯草焼却作業だったが、今週は岩井地区沢田耕地の枯草焼却作業が明日行なわれる。

昨年の秋、忙しく草が刈れずに米の収穫作業をしてしまった関係から、私が借り受けている田んぼの畦は枯草の丈が高くなってしまった。
耕作をする皆さんに迷惑をかけてしまったが、枯草焼却作業で春に向けていわばリセットする格好だろう。

今年は、自分が頑張ってきた沢田地区の田んぼ8ヘクタールを一緒に米作りをやってきた後輩に回すこととした。
以前から言っているが、これからの時代は10ヘクタール程度の稲作では採算が合わない時代となってきた関係から、私が作付けしていた面積を後輩に回すことによって、いよいよ毛呂山町でも20ヘクタールの稲作農家が生まれる事となりそうだ。

稲作ほど大型化すると、コスト面でメリットが生まれる作目は無く今後期待できる町の農業後継者だが、また一人就農者に対する支援とつながった結果が嬉しい。

毛呂山町内苦林地区の雑木ばかりの遊休農地も、私と研修生が再生を手がけてから早3年、他の人の協力もあって今は雑木が一本もなく今年「苦林耕地の遊休農地は100%解消」と、こちらも結果が出せることとなった。

一般社団法人もろやま大地の会の設立から、新聞にも取り上げて頂いた「町財源を使わない新しい考え方の町民農園」は順調で、今年は毛呂山町内の旭台地区を春先までにオープンする。

町内にはこれで、一般社団法人もろやま大地の会が手がける貸し農園は3地区となるが、これからは小さく小分けした貸し農園事業より遊休農地を再生した後は、ソバ等を生産する営農集団に貸し付けるなど、他の関係機関と一体となれる仕組みを目指したい。

国内自給率ではなく、町内自給率を高める施策がこれからの時代は必要であり、体裁のいいマニフェストではなく「より具体的に、より現実のものとして」が、町民の皆様に提示できなくてはならない時代だ。

私は、今まで出してきた結果から更に進化した農業・観光・環境と、これからの農・工・商の連携した施策があるが、これからしばらくは町内に配る配布物に合わせて、私なりのビジョンを書き込んでいく事となる。


2月2日AM8:15更新

最初の烽火(のろし)は控えめだが、滾る思いは全開

小沢一郎元民主党代表の強制起訴から3日が過ぎ、党内の方向性で民主党が揺れ動いている。
党員資格停止なのか離党勧告なのか除籍なのか、その措置が重ければ重いほど民主党の評価があがるのだろうが、小沢一門として小沢氏を支持する勢力の反発も同じように比例していく。

一番悪い「党分裂」の危機をはらむ判断は・・・統一地方選挙を前に大きな山場を向かえるのだろう。

与謝野氏が「民主党の財源公約違反」を指摘し、それを受けてか菅首相も「一部は過大に見積もっていた」と認めるなど低姿勢である。
もうあきらめモードに入っている感もある「子ども手当の満額支給断念」も、民主党が考えていた事が「夢物語り」だったと国民に示した格好だ。

搾りに搾った事業仕分けの今後は、何を搾っていくのだろうか・・・という「搾る」の漢字よりここでは、「何に絞っていくのだろうか」だろう。
民主党の看板でもある刷新大臣の腕の見せ所が無くなってしまうような気がするのは私だけではないと思う。

マニフェストの見直しは「変節」と言えるものだろうが、あまりに手の平を返すような内容では「信頼」が無くなるものだ。
昨日、私が出した新聞折り込みチラシから、夜になって修正動議から出された修正案に対する問い合わせがあった。

修正案に賛成した議員の人間関係を聞くものだが、野久保線事業に関して部分的には相反する議員が同じ表決を出した事に「結果的には敵に塩を贈るような手法となってしまいましたね」と説明するしかなかった。
悪戯に、決まっている事業スケジュールを変えることは、思わぬ問題を生むばかりか「自治体の信頼を失うもの」である。

議員として、議会運営に対していろいろな手法を「議員必携」という心得本で知るが、基本的に町民の方々に対してどうしたら「信頼される議会であるか」の原点を、一人一人の議員が認識する必要があるのだろう。

「変節」と「信頼」の言葉の使われ方が交錯するような、そんな統一地方選挙がやってくるが、毛呂山町でも「毛呂山町を変える」と言いながら「自分自身の変節についてどうやって町民に説明するのだろうか」と思うチラシを見る。

「変節」無き議会活動から、新しい時代の町づくりを確信し頑張るしかない自分である。



1月31日AM8:30更新

エジプトが、無法状態に陥ったニュースが流れる。

今朝の新聞では、死者も100人を越すとの事で尚も治まる気配がない。
政治が混乱し、最終段階では暴力による手段しか残されていない現実を知り、エジプトという国と国民性に驚くが、それだけ日本が平和な国になったのだろうか。

よく二八の法則と言うのを聞くが、日本の政治に無関心な層が八にまで至ってないことを祈りたい。

先輩から印刷機を借り受け町政報告を作ったが、インクの出がイマイチで薄くなってしまった。明日折り込みとなるがご容赦願いたい。

また、環境と福祉を育てる会の代表をお願いしている方から、「地域創造論」という本を借りた。
少しだけ斜め読みしたが、ワクワクするような全国の「まちおこし」の事例が紹介されており、忙しい時だがしっかりと読む時間を作ろうと思う。

今日は、早々に書き込みを終わりとする。


1月28日AM7:15更新
東京スカイツリーを近くで見ると、でかすぎて首が痛くなる
昨日は、越辺高麗川改修工事促進期成同盟会の視察があり、江戸東京博物館とスカイツリーそして東京消防庁本所防災館を視察した。

防災館での暴風雨体験や震度7の地震体験など普段体験できない自然災害の脅威が判り、是非多くの方に訪れて頂きたい所だと思う。
消火器を実際に使う訓練もでき、もしもの時の「供えあれば憂いなし」につながるものだ。

防災館について最初に見た映画では、中学校での学生で結成されたレスキュウー隊の様子を見たが、なるほど中学生になれば高齢者の方々よりも学校を中心としてまとまりもよく、防災訓練も徹底されるだろう。
特に、学校が一時避難所となることから救援のお手伝いとして充分な機動力を感じるもの。

町防災の新しい要として考えてみたい。

小沢町長の卓話は、町財政で公債比率を下げた事や安定した水道事業と国民健康保険の実績、全国町村会の副会長になれた運など度々笑いのあふれる卓話である。
特に、町職員の意識が向上し自発的な協力体制が生まれたことを取り上げ、今年の正月には元旦から初詣に参拝する町民のためにもろ丸君が神社にいた事を誇らしげに話された。

後半、大竹しのぶさんの「私一人」という本を古本屋から取り寄せたことから、その本に書かれている毛呂山町にいた頃の貧しかった話しをされた。
大竹さんのお父さんは、今の武蔵越生高校の講師をしていたようだが子ども達の誕生日には決って本をプレゼントしたことを興味深く聞く。
ある時の大竹しのぶさんの誕生日には、ゲーテの詩「若くして求めれば老いてから豊かなり」が贈られたとのことに触れられ・・・

「若い時の苦労が、年をとってからの糧となる」と、結んだ。


1月26日8:45更新
笹島千代子先生の講演は「目から鱗が落ちる」お話しです。
昨日は、奉仕活動の会があり、毛呂山町町長小沢信義氏を招き、3期12年の卓話を聞いた
結びに、毛呂山町に一時代住んだことがある大竹しのぶさんの手記を題材とされたが、明日の書き込みで紹介したい。

同じく昨日、毛呂山町の現PTA役員の方から、昔PTAの役員をされた方が飲んだ席で「今のPTAは、まったく仕事ができてなく評価できない」という批判をしており、それが頻繁にあるので困る。
と言う話しを聞いた。

批判は指摘と違い、時と場所と場合などのTPOと立場や状況などの相乗作用でその影響が、時としてとんでもない状況を作り出す。

特に、PTAの役員の方が例えば学校批判や先生批判を同じPTA役員の前で話したり、保護者の前で話すと役職の信憑性から学校批判や先生批判が蔓延する。
その結果、「あの学校はダメだ。あの先生はダメだ」という言葉を子ども達は親から聞くこととなり、次第に先生の指導も聞かなくなり荒れた学校へとなっていく。

私がだいぶ前だが、中学校のPTAの役員をした時にこの現象があり、PTA役員になったばかりの最初の会議で飛び出す言葉は、学校批判と先生批判だった。
特に、その中学校は2校の公立小学校から進学してくるが、そのうちの1校の小学校区の役員さんは、批判が多かったのを憶えている。

そんな折、警視庁をお辞めになってから保護士となり全国を講演のために飛び回っている笹島千代子先生のお話しを、所沢市で開かれた埼玉県PTA連合会主催の講演で聞いた。
まるで目から鱗が落ちるような講演で、「これは毛呂山町のお父さんお母さんに聞いてもらいたい」と毛呂山町の「子育て講演会」にも一度来て頂いたが・・・


その後、私は「批判がある時は私に言って下さい。内容が解らないで勝手に先生批判や学校批判をしないで下さい」と・・・
当時は校長先生からも月曜日になると土曜日、日曜日の学校が休みだった時に起こった事件などで朝一番に連絡が入り、そのたび校長室を訪れたから年間では100日以上中学校に出向いただろう。

学校の状況が変わるのは、子ども達が入れ替わる関係から早くて3年遅くても5〜6年はかかるが、私がPTAの役員を3年携った後の3年間は、嘘のように落ち着いた中学校となったことが嬉しい結果だ。

荒れる学校の原因はさまざまかも知れないが、笹島千代子先生の講演は毎年小学校・中学校の保護者の皆さんに聞いてもらいたい話しだ。
また、そんな批判の延長が長い町政の中に根付いてしまったのが、この毛呂山町である。

ある地位の人が発信する町政批判が生み出す、町への疑念の思いはいつ拭い去られるのだろう。

なんとかしたい思いを、日々膨らませ吉田松陰の言葉を思う
「至誠にして動かざるもの未だこれ有らざるなり」


1月25日AM7:45更新
ハルマゲドンは、神と政治支配者との戦い
を意味し、逃れたくても導かれていく様
第177通常国会が24日召集され、菅再改造内閣がスタートした。
施政方針演説の全文が今朝の読売新聞7面にあるが、「平成の開国」、「最小不幸社会の実現」、「不条理を正す政治」の三つの理念を柱とするものだ。

農林漁業の再生を興味深く読んだが、一言で言えば体裁良くまとめただけの文言であり、大型化や6次産業化に取り組んでも成果が出る時間的な壁を乗り越える前に、貿易自由化による自国の農業の崩壊が先だろう。
特に、若い人たちが参加する農業、豊かな農村生活が可能とした目標に以下の説明をどう判断すればいいのだろうか。

この目標に向けた柱が農業者戸別所得補償です。来年度は対象を畑作に拡大し、大規模化の支援を厚くします。また、安全でおいしい日本の食の魅力を海外に発信し輸出につなげます。中山間地の小規模農家には、多面的機能の発揮の観点から支援を行います。農業だけでは有りません。林業が中山間地の基幹産業として再生するよう、直接支払い制度や人材育成支援を充実させます。漁業の所得補償対策も強化します。
そして、内閣の「食と農林漁業の再生実現会議」において集中的に議論を行い、6月を目途に基本方針を、10月を目途に行動計画を策定します。

余りにも効果が期待できない事ばかりか、バラマキの延長を思わせる言葉が続く。
「農家戸別所得補償を畑作に拡大」とあるが、昨年の小さな農家にもお金を配るような政策で大規模化の支援につながる筈も無く、現実の農業者の実態を見ていない証拠である。
昨年の暮れ、菅首相はパフォーマンスのように大規模農家のハウスでミニトマトを籠から取り、口に入れてから「甘いねぇ」と満面の笑みを見せたが、視察をするならそういう大規模農家でなく中規模農家でなければ意味がない。
いわゆる「政策によって一番影響が及ぶであろう農業者層の切実な声を聞かずして何が解るのか」である。

「日本の食の魅力を海外に発信し輸出につなげる」とあるが、極一部の産品に限られるばかりか、世界のパイの比較では経済競争に勝てる要素はない

特に、「中山間地直接支払い制度」は現行の制度にあるが、戸別所得補償のようにその地域で分配してしまう事例が多く、その資金を上手に運用して成果を出しているところもない、いわゆる中山間地が多い日本において自民党時代から続く選挙対策・・・
このような政策で、若い人たちが参加する農業は無理だと言いたい。

農業の分野において、やはり問題はTPPに限るだろう。
菅首相は、「米国を始めとする関係国と協議を続け、今年6月を目途に、交渉参加について結論を出します」。と言い切った。

TPPは与野党協議も難しい問題、ズルズルと経済界の思惑にはまり「TPP参加」の結論がハルマゲドンのように、襲いかかってくる民主党なのだろう。


1月24日AM10:30更新
毛呂山町臨時議会、久しぶりに「動議」の言葉を聞く
地面の色が薄っすらと色を変え、久しぶりの雨が暖かい朝を創り出す。
1月21日の金曜日、毛呂山町臨時議会が召集され平成22年度毛呂山町一般会計補正予算第5号と財産の取得について審議された。
よく私が思うのは、「議員というものは時事刻々と進んでいく議会で臨機応変に状況を把握し、正しい判断へと即座に切り返しができなければならないものだ」ということ。

今回の議案で、問題となったものは22年度毛呂山町一般会計補正予算第5号にある債務負担行為補正の「武州長瀬駅自由通路及び橋上駅舎整備工事」で、期間を平成22年度から平成24年度とし8億5650万円の内容についてだ。

これについて同僚議員から、「橋上駅舎の議決を今とせず本年4月24日に行なわれる毛呂山町町長選挙の争点として民意を聞くべきだ」と提案が出され、動議が成立し議員発議として議案審議が行なわれた。

平成22年度毛呂山町一般会計補正予算第5号に対する修正動議に賛成討論をする議員が3人、反対討論する議員が私だけとなったが、ここで私の反対討論を記して置きたい。

平成22年度毛呂山町一般会計補正予算第5号についての修正案に反対の立場で討論を行なう。
議案において問題となっている橋上駅舎は、平成22年3月議会において武州長瀬駅北口周辺地区整備事業が盛り込まれた平成22年度予算が可決し進められている事業です。
武州長瀬駅北口周辺整備事業は、何度も町側から説明がありましたが、
・武州長瀬駅前野久保線整備(駅広・本線)
・前久保中央公園連絡道路整備
・現県道39号線までの延伸道路整備
・武州長瀬駅北口自転車駐輪場整備
・武州長瀬駅周辺情報版整備
・武州長瀬駅橋上駅舎化整備
が埼玉県の認可を経て国土交通省に認められ平成26年度までの5年間で進めるようにとの指導によるものです。
平成22年9月議会において、橋上駅舎についての説明が議員全員協議会で細かい図面も併せて行なわれましたが、橋上駅舎の大きな利点は駅の入り口を多方面とでき、エレベーターなどを利用し高齢者や障害者あるいは妊婦や小さな子ども達弱者に対して駅の利便性を高めるものです。
坂戸駅の橋上駅舎も完成まじかとなっておりますが、高齢化社会を向かえる我が国の将来展望において確実に進むべき駅舎の姿とも言えるものです。
都市計画道路の野久保線事業が町の議決により着手となり、今まで10年以上に及ぶ毎年度の予算計上を可決してきた毛呂山町議会の判断の上からも野久保線事業は進めるべきもので、それは議会の合議制から言えば町民の意志が反映されたものと言えるものです。
民主党政権下において、「野久保線事業を平成26年までに完成させる」とした事業認可は、毛呂山町議会の議決を重んじるものであり、国と県と地方自治体とが一体となった事業としてスケジュールされているものと認識致します。
町長、執行部より只今説明がありましたが、債務負担行為は町の財政に対してできるだけ負担を軽くする手法と事業の一貫性からのものです。
26年まで事業認可されたものをあえてスケジュールを変え、政治の争点にする事は今までの議会の議決を無視する行為となり、県・国に対しても毛呂山町の信頼を失うことであり、今後の補助金や交付金にまで負の影響を及ぼすものと考えます。
あくまでも、国・県が平成22年度から平成26年度までの5年間で完成させるように事業認可された事を踏まえた上でのプロセス・経緯、そして計画であることを認識しております。
8月の議会議員の選挙以降の案件であればまだしも、議決をしてきた私達議員であればこの1月の段階での議案の修正は不適切だと判断をするところです。
以上述べさせて頂き、修正案に対しての反対討論と致します。

この後、修正動議に対する採決があり賛成少数で動議は否決され、上程された原案に戻り採決の結果、平成22年度毛呂山町一般会計補正予算第5号は賛成多数で原案通り可決するものとなった。

今回傍聴に来ている方から「なんだよ、茶番だよ」という声があったと後で知人から聞いたが、長い時間と多額な予算をかけて進めてきた事業である。
選挙によって頓挫することは、八ッ場の二の舞になるどころの話しではなく、今までの「国からの補助金変換」にまで及ぶものだろう。

私も、用意しておいた原案に対する賛成討論を修正案に対する反対討論に組み替え読み上げたが・・・

動議に対する賛同から、動議から議員発議に対する表決、そして原案に対する表決と、統一地方選挙を前にした町の将来をかけた1月臨時議会を、町政報告として町民の皆さんに見ていただこうと思う。


1月20日AM8:00更新

暦通り、大寒にふさわしい寒さの厳しい朝である。

最近雨が降ることが無いせいか空気が乾燥し澄んでおり、昨日の夕方には綺麗な満月を見ることができた。

昨日のニュースで、自民党が世襲撤回を事実上表明した。
世襲とは、その家の地位・財産・職業などを代々受け継ぐことであり、自民党のマニフェストで世襲は認めないとしてきた経緯がある。

政治評論化の塩田潮氏は、「自民党が弱くなった背景には世襲化を無視するわけにはいかない」という。
いわゆる「カバン、看板、地盤」というものが、「過去からの長いものには巻かれろ」と言うシガラミ政治を生み、その数の原理から政治家頼みの官僚支配が続いたからだ。
そんな酷評を受けながらも世襲問題を撤回することは、自民党としてもこの統一地方選挙はチャンスであり、候補者擁立に躍起になっているからだ。

郵政民営化、介護保険制度、後期高齢者医療制度と小泉内閣時からの改革は、当時のイケイケ内閣や劇場型政治と言われる「力」から生まれたが、結果はどうだろうか。
国の政策として地方議会に下りてきた法改正を、反対するのは鎖国を起こすようなもので有り得ない現状だが、現実の問題点がはっきりと国民に見えた時では遅いのが政治である。

後期高齢者医療制度はその代表的ものだが、1ヶ月前のニュースで民主党がマニフェストで示した「後期高齢者医療制度廃止2013年を目途」が1年以上先送りされる見込みとなった。
75歳の線引きと保険料負担に国民の反発を招き、政権交代の原動力となった重大案件だが、国民健康保険との兼ね合いから「長いトンネルに入った」感で、新制度成立は今のところ見込めないだろう。

民主党政治が暗礁に乗り上げ、4月の統一地方選挙では民主党の公認・推薦を受けない候補者が増加し、中には自民党にくら替えをする候補者もいる有り様・・・
近隣市町でそのような話しを聞いて驚いたが、この毛呂山町でもそれが現実として起こり始めている。

議会の合議制を無視した長い間のスタンドプレーを、リセットボタンによって一瞬のうちに掻き消せるほど、この毛呂山町は政治に対して無感心なのだろうか。

私に言わせれば、それは既に町民に対する冒とく以外の何ものでもない。
憤りを感じているのは私だけでない事をただ信じ・・・、
私は、真っ直ぐに町民党、これからもそれを貫くだけだ。


1月19日AM7:00更新

大卒就職率最低、「大氷河期」の記事を読む

いよいよ、与謝野氏が民主党に入会した。
前鳩山首相に「あんたは平成の脱税王だ」や「お母さんから毎月1,500万もの子ども手当を貰っている」など、国会での鳩山氏とのやりとりはまだ記憶に新しい。

フランスのミッテラン政権下で大統領特別補佐官を努めたジャック・アタリ氏が、日本が抱える860兆円以上の政府債務について「今のペースで増えていくと破綻の可能性もある」と14日に都内で記者会見を開いたが、その指摘は疑うものではないだろう。

長期的な改革として、(1)成長力を回復させるための技術革新や研究開発。(2)人口増を保つための家族政策を挙げたが、緊急の対策として歳出削減と増税による税収増を挙げた。

長期的な改革の(1)においては企業努力に頼ることもできるが、(2)においては、空洞化が進む日本で働く場もなく安定した生活が困難となっている現状と、結婚そのものに興味が薄れた若者の急増で難しい状況。
残される道は、歳出削減と増税による税収増しかなく、手っ取り早い「消費税増税」に行き着くもので、消去法のほうがまだ解りやすいというものだ。

与謝野氏は2015年までに消費税を今の5%から10%の倍増を主張しており、いわば消費税増税派の仙谷氏の代わりとして抜擢した思惑が見え隠れする。
自民・公明は与謝野氏に対して「大変な変説漢である」としており、国会での攻撃対象とするのだろうが、消費税増税や税制抜本改革について最終的には衆議院解散による総選挙で国民の信任を得るしかないだろう。

先に触れた日本の空洞化を物語るように、大卒の就職内定率が過去最低で「大氷河期」との記事を読む。
また、どこ大学も大学院に進む学生が増えているとの事だが、就職活動に疲れ、仕方なく大学に留まる手段なのだろう。
2年後の修士課程を経て、就職できる補償は・・・?

とどのつまり、親の脛が削れる音が聞こえるようだ。


1月18日AM7:30更新
阪神・淡路大震災の日、災害のない毛呂山町であることを願う
風が強い朝、桂木観音から見る東京スカイツリーと日の出はすばらしいものだ。

私が行った時には、いつも来ているという初老の方がいて、車の中から今まで撮った写真を持ってきて見せていただけた。
「昨年の11月からもう20回以上来ているが、今朝ほど雲がなく空気も澄んだ朝はないよ」。と話しを聞きながら朝日が昇るのを待ったが、「初めて写真を撮りにきて、こんなすばらしい朝に巡り会う井上さんはラッキーだよ」とも言われた。

そもそも、東京スカイツリーが見える毛呂山町の新名所からの日の出を撮ることになったのは、正月に来た年賀状からだ。

今年の正月、中学校の時の恩師から戴いた年賀状には、桂木観音から撮った東京スカイツリーが写っており、その先生に写真のデータが欲しいと話したところ「写真を使う意図が決まっているなら、自分で撮ったほうがいいよ。私も付き合うから明日の朝6時30分頃桂木観音に行こうよ」。だった。

その先生も約束の6時30分過ぎに来て戴けたが、後から二人の方が加わり総勢5人の撮影会
日の出の時には、「こんな恵まれた朝は無いよ」」の言葉にふさわしく自然と歓声が上がる程のご来光となり、お陰様ですばらしい写真が撮れた。

1月17日は平成7年に阪神・淡路大震災があった年で、私も記憶の中にしっかりとテレビから映し出される惨状を思い出す事ができる。
消防団員としての経験からか、消火栓が使えないというニュースにどれだけ被災地の消防署員や消防団員が苦労しているかは計り知れないもので、そのことによって火災による二次災害が甚大なものとなったのは確かだ。

毛呂山町も昭和30年代からの開発によって、住宅密集地が多く阪神・淡路大震災級の大地震が発生したらどうなるのか。
特に、そのような住宅地における水道菅は細く、大災害での消火用水は不備であり、早急な手立てが必要である。
野久保線事業は、ただ単に都市計画道路を作るというだけでなく、災害時の早い対応や救援作業にも大きな作用を生む道であり、あらゆる影響が考えられる。

野久保線事業と併せ、80t級の防火用水の増設と付帯する設備や災害時のシュミレーションを考えつつ・・・、
桂木観音から眼下に毛呂山町を望み、防災に強い町づくりを思う。


1月17日AM5:30更新
毛呂山町内桂木観音から見える東京スカイツリーを撮りに行く
鹿児島県阿久根市のリコール成立に伴う出直し市長選で、新人の西平良将氏(37歳)が前市長竹原信一氏を破り初当選を果たした。

議会を開かず専決処分を繰り返し、いわゆる自治法の盲点をつくような手法で条例や予算を決め、議会の召集請求をも拒んだ。
まさに、ファシズムとしか言いようのない独裁ぶりはマスコミを躍らせ、逆の意味でも地方議会や首長の裁量権のあり方を問うものとなった結果は否めない。

特に、「議員報酬や市職員給与が高い、減額だ」と言えば、住民の支持率が上がる仕組みを利用した前市長の竹原氏は、不況下で生活に苦しむ住民真理を巧みに使った結果となり、それが故の「支持」によって混乱が長引いたと言えるだろう。
「西平氏に負けたのではなく、市職員労働組合に負けた。彼らの人数、お金の力に、住民の改革が及ばなかった」と竹原氏は語ったが、投票率82.39%と有権者の関心の高さの中で、西平氏8509票、竹原氏7645票、その差864票の僅差が阿久根市の住民感情を物語った選挙結果となった。

大寒を20日に控え、ここのところの冷え込みは厳しいものがある。
「外で立つことも増えるでしょうから・・・」と知り合いからヒートテックのシャツなどのインナーを戴いた。
洗濯のローテーションでたまに着るが、他のインナーと比べるとその違いが歴然としており、今朝は昨日からの風で夜明けの日の出が綺麗だろうと桂木観音から見える東京スカイツリーを写真に収めたく、ヒートテックのインナーを着込んだ。

友人から借りた最大300ミリズームレンズのついたデジタルカメラが、朝日の中に映し出される東京スカイツリーをどのように切り取ってくれるのか楽しみに・・・

今朝は、早々に書き込みを終わりにしたい。


1月14日AM7:00更新
吉と出るか凶と出るかの外様大名
、与謝野氏入閣
現代版の「ネズミ小僧」と言うか、あるいは「足長おじさん」と言うような「伊達直人」のブームだが、民主党の菅首相も菅直人で「直人つながり」を皮肉っている新聞挿絵を面白く見た。

そんな菅直人率いる民主党の一昨日から昨日の動きは唖然といったものだろうか。
「仙谷氏の後任に枝野氏起用」で持ち駒の少なさを見せるだけでなく党内の反発を生み、今度はたちあがれ日本を離党した与謝野氏を入閣させる荒業は誰も予想できないものだろう。

たちあがれ日本の名付け親でもある石原東京都知事が辛辣な言葉で与謝野氏を批判しているが、裏切られた思いから出る言葉だ。
民主党内の内輪揉めも今後どこまでエスカレートしていくのかが、小沢氏の処遇より関心の高いところとなった。

13日の新聞に、「ほ〜」と思わず声が出るような記事を読む。
「統一選で落選の議員にも一時金」というものだが、政府は12日地方議員の年金を今年6月1日に廃止することに伴い、掛け金の80%を一時金として受給できる仕組みを、4月の統一地方選を機に引退した議員にも適用する方針を固めたことだ。

議員年金制度がなくなることは、私も賛成するところだが今までの掛け金についての扱いで、このような措置は選挙に対する考え方を助長するもので、結果として有権者に対しても選挙制度の有り方を再認識していただくことにつながるだろう。

「マニフェスト蓋を開ければ何もない」と民主党は五七五でも皮肉られるが、たまにはいい事も・・・

ほんの少しだが、伊達直人に近づけた菅直人と言ったところだろうか。


1月12日AM8:30更新

新年早々、善意の主人公「伊達直人」が引っ張りだこ

昨日は朝から役場に出かけ、決まっていなかった議会だよりの表紙の写真を決めた。
7日の委員会で、産業まつりでのミス毛呂山と写るもろ丸君がいいか、新年になってからの成人のつどいで晴れ着姿の新成人と写るもろ丸君がいいか、それとも毛呂山町内の桂木観音から見える東京スカイツリーか・・・というものだが、写真担当の委員さんのお陰で成人のつどいでのもろ丸君に決定した。

もろ丸君は、「埼玉県のゆるキャラでも一番かわいいのではないか」と思わせるもので、どこでも人気ものだが「もろ丸君」の字体も含めたロゴが決定していないのでは?と7日の議会だよりの編集委員会で話題となった。町としてもそのあたりを決めてもらいたいと思う。

昨年の暮れには、知り合いのお店でのクリスマスパーティーに呼ばれ、そこで知り合ったピアノ奏者とゆるキャラのテーマソングで盛り上がった。
その方はピアノの演奏も凄いものだが、即興で歌を作り上げることができ、近隣のマスコットキャラクターのテーマソングを作って喜ばれているとのこと・・・、それも善意で始まったということに感銘を受ける。
「それなら是非毛呂山町のもろ丸君もお願いしたいものだ」と話しが進むのは当たり前の事で、近く担当課に話しをしたい。

昨日は奉仕活動のクラブでの新年会があり盛り上がったが、最近の新聞の紙面を賑わしているのが「伊達直人」だろう。
タイガーマスクの主人公で、漫画の中での善意が実際に行なわれている事に話題が集中している。
最近では、伊達直人からボクシングの「矢吹ジョー」や面白いものでは「肝っ玉母さん」と名乗るものもあるという。

全国ですでに70箇所を超え、市役所や児童施設に贈られるランドセルや文房具そして現金と寄付は多岐にわたり、匿名寄付に賛同の声が膨らんでいる。

この不況の世知辛い現代と言えるが、飛躍の年でもある兎年にふさわしい、明るい希望の年明け早々の話題となった。



1月7日AM8:30更新
今日は公務、議会だより編集委員会の第2校が行なわれる
TPPに参加するように・・・働きかけるかのように連日有識者や経済界の方による参加賛成の新聞記事を目にするようになってきた。
政府は、6月を目途に方針を決めるようだが、まだまだ議論が足りない状況だろう。

今年は、訳あって年賀状を昨年の内に書かず、年を明けてから書いたがTPPに対する国の考え方にまで、新年の挨拶がおよんでしまった。
結局私が言いたいのは、日本という国の歴史にまで溯るのだが「士農工商」という制度が今も尚続いているという事だ。

「士農工商」は儒教からはじまるものだが、私が中学校の時代に学んだのは、農民の不満を抑えるための身分制度であり、「農民が武士の次に大事なんですよ」と言っておいて、裏では幕府と商人が癒着している構図というものだ。
あとで、俗説まで記しておきたいがTPPは現代番の「建てまえだけの士農工商」なのだろう。

話しは変わるが、
今朝は、子ども達が元気に我が家の前を登校する姿を見る。
早いもので、今日から学校が始まったのだろう。昨年の11月に私の事務所の外に掛け時計を付けたが、「子ども達の登下校の際やウォーキングの方などに時間が解ったほうがいいだろう」と考えたからで、日が短い冬の期間は特に活用していただければ幸いでもある。

「春宵一刻値千金」春のこの大事な時期、一刻も無駄にしないで大事に使いたいものだ。


2011年1月4日AM8:30更新
平成23年、新年明けましておめでとうございます。
皆々様に、幸多き年となりますことを心よりお祈り申し上げます。

事務所の薪ストーブに火をつけ、ストーブの上のヤカンの水を取替えお湯を沸かす。
お湯が沸くまでは新聞を読み、お湯が沸けばコーヒーを入れパソコンの前に座る。   そんないつもの朝がやってきた。

今年の正月は、元旦に行なわれる地元の元始祭に出席した後、極親しい先輩のお宅にお邪魔しただけで、あとは家で過ごした正月である。
2日には、我が家が実家でもあり兄弟夫婦や甥夫婦が集まり総勢20名にもなる新年会を、楽しみにしている箱根駅伝を見ながら賑やかに行なった。

特に、今年は私の姉の長男がお嫁さんをもらい、紹介かたがた来てくれたことで盛り上がり、例年より微笑ましいお正月となった。
「子どもは、たくさんつくって日本の国を守ってくれよ。二人がかりで二人じゃだめだよ。三人以上は頼むよ」と私が言えば・・・、
「はい、私はそのつもりなんですが・・・、がんばれる?」と甥を見る新妻に「早くもカカア殿下か・・」と思わせる光景に、また笑い。
一年のスタートにふさわしい年明けである。

今年の箱根駅伝は、往路での東洋大学柏原の強さをまじまじと見せられ、復路では追い抜いてからの早稲田大学の18年ぶりの優勝に感動した。
自分の息子も、陸上の投擲槍投げのアスリートだから、自然とスポーツで頑張る若者を見るのが好きで、毎年この箱根駅伝を楽しみにしているが、たすきが繋げないで繰り上げスタートをしていく場面では、いつも涙があふれてしまう。

今年も、日本大学が繰り上げスタートとなったが、10人の思いが繋げない悔しさは如何ばかりだろうか。
また、地元の城西大学も最後の最後で抜かれ、11位となったことは見ている私も予想もしない展開であり、選手の悔しさを思うと・・・
来年の奮起を、ただただ祈るばかりである。

今朝の読売新聞の13面、「展望2011」政治部長の記事を面白く読んだ。
「菅首相の息が切れないか」だが、菅首相の「政治は力、力は数、数はカネ」という政治潮流を断ち切る腹を固めたようにみえる。
とあるが、小沢一郎氏との過去からの「囲碁」の係わりから「3月危機」が現実のものとなるのかが、今年前半の山場として紹介されている。

統一地方選挙を勝つために、野党も照準を合わせているのが3月であり
「政治とカネ」について、急ぎ過ぎずそして遅らせ過ぎずの展開となるのは必至だろう。
このあたりのペース配分は、野党のほうが主導権を握っているのかも知れず、長距離ランナーとして名を馳せたい菅選手にとっては勝負ところだろう。

国の政局は、当然気になるところだが、私も慎重にそしてしっかりとした2011年を歩んでいきたいと、年頭にあたり意を強くした正月である。




12月28日AM7:30更新

今朝は、朝から餅つきで書き込みもアップも複数回となりそうだ

12月28日の今日は、通常なら仕事納めの日となるのだろう。
私の議員としての仕事納めは、先日の24日世間ではクリスマスイブという日だが、議会だより編集委員会が開会され、12月議会だよりの第一校を行なった事が仕事納めと言えるだろう。

12月議会は、議案も少なくページを減らす事が第一回の議会だより編集委員会で決まったが、小沢町長の「次期町長選挙には出馬しない」という引退表明についての扱いで悩んだ。

見開き2Pにおける、議長年頭の挨拶からレイアウトで物議となり、大掛かりな配置換えと町長の引退表明の記事では、委員長の私が原稿を書く事とし、この24日の議会編集委員会を午前中で閉会としたが、以前では考えられないこと・・・

過去の議会だより編集委員会では、小さな事で無駄な時間を費やし特に第一校ともなれば午前中から始まり夕方暗くなるまで掛かるのが常で、よくぞここまで時間を短縮した委員会になったものだと思う。

この12月議会だよりで、私の一般質問は「生活保護家庭における受給制度」を取り上げた。
それは生活保護家庭の方が働いて稼動収入を得た場合においては、生活保護の最低生活費の枠内に収まるように生活保護費を差し引いて支給される事であり、その結果「いくら働いても差し引かれるのなら働かないほうがいい」という事例が発生していることが問題だからだ。








12月21日AM8:00更新
住民の視線は厳しいもの・・・
政党政治敗退!
埼玉県の同じ入間郡の三芳町町長選挙が19日投開票され、前町議の林伊佐雄氏(53歳)が337票差で現職の鈴木英美氏(63歳)を破った。

入間郡の中では、町は越生町と毛呂山町そして三芳町と、とうとう3町となったが議員研修会などで顔をあわせてきた経緯もあり、現職の鈴木氏が敗れた事に、昨日の朝は選挙結果を見て驚く。

特に、民主、自民、公明、連合埼玉が推薦した鈴木氏だった故に、政党政治への不信感は未だ拭えていないという結果。
最近は、民主党への支持率が急降下し自民党への指示が上向いてきているが、昨年の政権交代からまだ1年数ヶ月という期間を思えば、「こっちが駄目だから、こっちがいいだろう」くらいの選択肢で「やっぱりこっちも駄目だったか」という「任せられる党が無い」域に有権者がいる。

特に、個人的に力のある方々が自民党を離党し、小さく分裂した政党を形成したことで自民党そのものの力も削がれた今、候補者そのものの人柄であったり政策やビジョン、将来性に期待がおよぶのだろう。

「この人が首長になったら、国からの補助金が多くもらえる」などの、安定した過去の自民党政権下ではなく、いつ総選挙が始まり政権与党が変わるのかの時代だ。
特に、地方自治体での首長選挙は最も身近な選挙であり、その結果も顕著に有権者の生活に反映されるのが早いわけだから、政党よりしっかりとした理論とビジョンによる政策論争の時代がきたと言える。

最近、私が口にするのは「住民自治」という言葉であり、それが行なわれて来なかったという地域としての所以からだが・・・

政党政治がもたついている今こそ、「真の住民自治を呼び起こす時」なのだろう。


12月16日AM8:15更新
民主党によって、またも犠牲になる農業
諫早湾干拓訴訟で、菅首相は開門を命じた福岡高裁判決への上告断念を表明した。
もともと菅首相は、潮止め堤防が締め切られた時から、この地域に足を運び諫早湾の干拓事業の見なおしを訴えてきた経緯がある。

今朝の新聞には、首相という立場になり昔からの主張を「変説とするのか」、あるいは「押し通すのか」という菅首相の立場から書かれているが、今回の上告断念は「押し通す」という立場の表明である。

これによって漁業関係者は喜ぶのだろうが、干拓地に入植した41個人・法人の方々の憤りは大変なものだ。
干拓農地は1メートルも掘ると、地下水が沸いて来る状況に潮止め堤防が開かれれば海水が堤防内の調整池に流れ込み塩害が発生するという。
広大な農地に夢を持って入植した方々の、これからの農業を基盤とした生業は補償できるはずもない。
それどころか、「開門によってどのような支障が発生するのか調査が必要」とする農水省の見解を無視したトップダウンの判断は、入植者への配慮の欠片も感じさせないものだろう。

「なんでも反対すればいい」という「野党根性」がなせる業かも知れないが、そのことによってとばっちりを受ける多くの国民がいることをどのように思っているのだろうか。そしてTPPも然りだ!

毛呂山町にも「ただただ批判と反対をすればいい」という色が濃く、多くの支障となって現れている事が残念でならない。

昨日は、夜更けの天体ショーから帰宅して朝の餅つきが始まり・・・、
祖母の命日と言う事もあり、親戚が集まった関係で一日の調子が狂った日となった。

やはり、早寝・早起き・早ブログを崩すと、一日が充実しないものだと痛感する。

12月15日PM4:15更新
珍しく夕方の書き込み・・・
天候に恵まれた、今年のふたご座流星群

問責決議を受けた、仙谷官房長官がまたも失言である。
よく、政治家は難しい言葉を使い其の度勉強させられるが、今度の言葉は「甘受」カンジュで、意味は・・・、
「やむをえないものとして甘んじて受け入れること」。

その言葉は、沖縄県をはじめとして各方面からの批判を受け、仙谷官房長官は早々と撤回したが、問責決議を受けたという既成事実からの反省もなければ、自浄的な謙虚さもないことが寂しいかぎりだ。

いつまで、このような心無い言葉が発せられるのだろう・・・

昨夜は、ふたご座流星群が見られる夜で、月が西の地平線に隠れる夜中の12時過ぎにゴソゴソと起きだした。

自分だけの、夜空を見るスポットを私は決めており、夜中に車で毛呂山町内の阿諏訪地区の山に上り、いつもの場所に着き唖然である。
私が決めている場所の近くには、新しく街頭が二つ設置してあり光害?によって夜空が良く見えず、しかたなくときがわ町の白石峠まで走った。

マスコミの影響からか、午前1時と言うのに50台におよぶ車と、星が流れる度に発せられる若者の歓声が、冷たい風が吹く真夜中の峠に響く。
約1時間程度しかいられなかったが、1年に1度か2度という天体ショーが見られたことは、心をすがすがしくさせてくれる。

この時期になると、しし座流星群、ジャコビニ流星群、おうし座流星群など冬の星座の流星群があるが、年によって流星の流れる数が違うもので今回のふたご座流星群は1時間に50〜60コと多いものである。

今後、かみの毛座、こぐま座と流星群はあるが期待できるのは、直近では2011年の1月4日の明け方に観測できるシブンギ座流星群だろう。

新しい年を迎え、一年の計を流れる星に願うのもいいものではないだろうか。

12月14日AM7:30更新
違うところを見るべきではないだろうかと思う税制改正
2011年の税制改正が行なわれ、法人税が5%の下げと報じられた。
配偶者控除については先送りされたが、先に各地方自治体で議決を得た扶養控除の改正など、税の見直しが頻繁に行なわれる。

「財源は、必ず無駄を省いた政治を行なうことで捻出できる。だから消費税を上げる必要はないんです」と訴えた鳩山元民主党代表の言葉から、それを信じた国民の票によって政権交代が行なわれたが、何度とない事業仕分けの末に財源確保が難しいことが露呈した。

とどのつまり、税制改正も重箱を突付くように見直さなければならないのだろうが、私が見直してほしいのはNPO法人などの非営利団体の考え方だ。

私も過去に、「環境と福祉を育てる会」というNPO団体を立ち上げて法人化を進めてみたが、非営利としてのやり繰りがいかにいい加減な事かを知った。
NPOとは元来利益の分配はできないものだが、人件費のやり繰り等でいかようにもなってしまうことは、いわゆる「誤魔化し」ができてしまうようなものだろう。
そうでなくても、多くの手を借りるボランティアでの取り組みが企画される事業がほとんどなのに、法人税やら税理士さんに会計を依頼することで年間最低でも12万円程度の経費がかかってしまう現実を知れば、その経費分を捻出する事業を考えなければならない。

私が考えた、ボランティア団体は真に皆様の善意を結集して町や地域の美化であったり、福祉施設への物的・人的な援助だった事から、ランニングコストのように費用がかかる法人化はしないこととしたが・・・、

法人税という税収の見込みがあるからと、この手の法人化を進めるより、その裏側にあるお金の動きをどう見ているのだろうか・・・と考えてしまう。

結局、NPO法人という聞こえのいい団体名を「隠れ蓑」として、事業展開をしているのであれば其れは金儲けだろうし、そのあたりのチェックができないのなら、むしろ「非営利」という言葉がつかない「一般社団法人」のほうが誤解が無くていいとも言える。

現在、増えに増えたNPO法人だが名前との裏腹さをチェックできる体制や制度などが必要だと訴えたいものだ。

此処にきて、忘年会が続いてこの書き込みに影響が出ている。
今日の夜も、狭山で忘年会が入っており行き帰りの時間も大変だが、年に一回の仲間とのお酒の会でもあり、懇親を深めたいと思う。

今週は、今日の「議会だより編集委員会」もあり、この書き込みも併せて12月議会の様子を記していきたい。


12月9日AM8:00更新
名古屋市の住民自治への盛り上がりが嬉しい、そんな今朝の朝刊
11月25日の書き込んだ、「名古屋市議会解散請求、ローカルルールの前に無効か?」が、今度は「確認書が本人の自書と認められれば、意思を尊重して有効にする」という、ローカルルールで今度は一転して住民投票が実施の公算となった。。
まさに、住民自治の勝利と言った話しで新聞記事を読み嬉しくなった朝である。
これも、河村たかし市長の支援団体の21000人分の異議申し立てについて、市内16の区選挙管理委員会が折れた格好であり住民の熱意による勝利なのだろう。
埼玉県の中山間地域でもある我が地域の選挙における住民自治を改めて考えさせられるものだ。

話しが変わり、今年の米の作況指数が発表された。
埼玉県は、86の不良である。今年の7月の段階では「102程度になるのでは・・」という新聞報道があり、農家戸別所得補償の批判も合わせてこのコーナーに書き込んだが、「県内産ブランド彩のかがやきの規格外
94%を超える」に、象徴されるような異常気象に祟られた年となった。
この秋には「もう、来年は米を減らすよ」と言う言葉を何度となく聞いたが、追い討ちをかけるようにTPPの話である。

農家戸別所得補償も満足にできない政府が、今度は環太平洋の貿易を進めたいが故に「農業は守りますから・・・」の言葉を信じる事ができるだろうか。
確かに、自国での農産物を海外に輸出する場合においても関税撤廃で有利な考え方があるかも知れないが、それは貿易全体からすれば極一部であり日本の農産物と農地を守るにはまったく不利な協定だ。

農業に携る各団体や各地方自治体で連日TPPへの参加に対して「反対」の決議を出しているが、来年と言わずできるだけ早くの「TPP不参加」の表明を国として出して戴きたい。

一昨日の12月7日、毛呂山町12月定例議会が閉会した。
今回の議会では、最終日に一般会計補正予算第4号が議案となり、最近では珍しく時間をかけた審議となったが・・・、


12月3日AM5:30更新
今日は、私の一般質問が午前の一番手で行なわれる
昨日の12月2日から、毛呂山議会では議員による一般質問が始まった。
町長引退宣言から、おのずとその関係の質問も続くが、町としては大きな事業と言える「長瀬駅北口周辺地区整備事業」の今後に話題が集中する兆しでもある。

本来、平成22年度から平成26年度まで国による事業認可を得た訳だが、「いわゆる約束手形をもらっているとしても、首長が替わったらどうなる」の話しである。
議会での議決を経て、歩み始めたこの事業も平成13年から平成21年までに16億4400万円を投じ、今年度には20億を超える事業である。進捗率も来年には60%を超えるが、まだまだ事業に対する異議は多く、町政運営においてもネックとなっていることは否めない事業だ。

昨日の夕方、たまに我が家に来る政治通の方が久々に見えられ、国の情勢やら毛呂山町の町政について半ば一方的に話しをされた。
その話しの中での長瀬駅北口野久保線事業は、ただ税金喰いの意味の無い事業として位置付けられており、残念でもある。
一つ一つと、今までの経緯から現在の国からの事業認可を得た話しと今後平成26年度までの周辺整備を説明し、帰りにはある程度納得して頂けたが「それが町民の皆さんの野久保線に対する一般的認識なのか」と驚く。
特に、「橋上駅舎は下りのホームから改札を出るまで階段が増えてしまうじゃないか」には絶句である。
その話しが先行した考えでは、「坂の登り坂を無くせ」というようなものであり、まったく自分本位の身勝手な話しだからだ。

バリアフリーの考えから、エレベーターが設置され高齢者や障害を持たれている方でも、階段を登らなくてもホームに行けるのがこれからの福祉の町づくりの考え方だ。
「橋上駅舎にしたら、下りホームの階段が増えるからダメだ」では、上りホームは階段が多くてもいいのか?坂でも階段でも上から見れば下りであるし下から見れば・・・だ。
「北口から現県道までは道を作ってもいいが、橋上駅舎は要らないだろう」なども、北口の駅広を作っておいて駅に入れなかったらどうなるのだろうか?

あまりにも、理解しがたい話しが続いた昨日の夕方だったが、事業を中止する事の負の反動が大きいのは事実である。
補助金の返還も大きな要因となる。特に、今回の国交省から事業認可を受けた事は民主党政権下となってからのことであり、政権交代をはさんで自公連立下でも民主党の政権下でも認められた事業として意義はそれなりに証明されたと見るべきではないか。

しかしながら、小沢町長の「後継に託す」という言葉の聞こえは良いが、特に野久保線事業というドでかい足かせを渡される次期候補者は堪ったもんじゃない。
東京スカイツリーのように、多くの国民の期待をあふれるほど戴ける事業と比べれば、毛呂山町の野久保線事業はいかがなものか・・・

町民の皆様が持っている間違った認識を修正しながら、町の将来に対して理論から組み立てられたビジョンを持ち、希望に満ちた政策論争を展開できる人・・・

批判だけしている人のほうが、どれだけ楽で町民受けするものか。

それでも選挙は、容赦なくやってくるものだろうが・・・


11月30日AM5:00更新

「飛ぶ鳥、跡を濁さず」より「立つ鳥、跡を濁さず」と言いたい

なんとも、いさぎよい引退表明である。
昨日11月29日開会された毛呂山町12月定例議会の冒頭、小沢町長による議会開会における挨拶で「引退」が明らかにされた。

かねてから、次期町長選挙には出ない旨の話しは聞いていたが、それとは裏腹に憶測や尾ひれがついたちまたの作り話が流れていた。
今朝の埼玉新聞の1面での「小沢町長今期で引退」の記事は、今までの噂話を一気に払拭することとなるだろう。

小沢町長が43歳で初めて町長選挙に挑戦した時から、地元で応援してきた私だが、幾度もの敗北を共に味わい悔しい思いをしたあの当時を懐かしく思い出す。
特に、最初の選挙は毛呂山町ではそれまでにやったことのないような選挙戦を展開し、多選による長期政権の打破を訴えた事で大きな風を感じたのは私だけではなかった。

町長となってからの町政運営では、必ずしも順風満帆ではなく、いろいろな不祥事に近い問題も続いたが、重箱の隅ばかり突付くような議会でよくぞ3期12年という年月を持ちこたえたものだと敬服する今である。

「耳は遠くなったが、体はまだまだ健康で大丈夫」と9月議会での答弁を聞けば憶測も当然だろうが、新聞に掲載された笑顔の写真が「仕事をやり遂げた」という、安堵からのものと信じたい。


11月29AM7:00更新

毛呂山町12月定例議会が開会される。

中国、広州で11月12日から11月27日まで行なわれたアジア大会2010は、新たな日本人選手の活躍で閉幕した。
特に、陸上女子の福島千里選手の活躍はすばらしく、体型的にも不利とされる短距離100m・200mを制した事は日本陸上界の今後に期待できるものである。

槍投げでも、男子の村上に続くかのように女子の海老原有希が61m56で金メダルを獲ったり、男子バレー・競泳での400mメドレーリレー・ビリヤードと今までにない各方面での活躍が日本国民に夢を与えた。

方や、国技とされる大相撲も昨日の日曜日が千秋楽で、またも横綱白鵬が優勝した。
29場所ぶりの日本人優勝の期待がかかった豊ノ島は残念だったが、野球賭博による不祥事から信頼を取り戻すのも、新たなスターとして日本人力士の活躍だと思う。

今日から、毛呂山町では12月議会が開会される。
人事院勧告による給与の改定のために、前倒しの11月中の議会開会だが、今議会では議会裏の話しが活発になる。
9月から先送りされた町長進退もその一つだが、埼玉新聞では連日来年の統一選挙での候補者擁立が記事となっているからだ。

先週、兵庫県尼崎市で女性最年少市長が誕生した。38歳の稲村氏だが、私が驚いたのは年齢ではなく29,35%という投票率だった。
29%台の投票率で選ばれた市長の行く末は、いかがなものなのだろうか。
各自治体では年々と選挙に感心が無くなってきている事が問題となっているが、3割にも届かない民意で選ばれた市長の今後に注目したい。

自治体首長及び議員・県議選と超えなければならないハードルが続くが、強い意志だけで物事が進まないのが選挙・・・

投票率を上げるだけの感心を有権者に与える選挙をするべきだろう。


11月25日AM5:00更新

名古屋市議会解散請求、ローカルルールの前に無効か?

もう一昨日になってしまったが、北朝鮮の韓国領土への砲撃は日本国民としても「対岸の火事」では済まされない緊迫した事態だった。
私もネットでいくつものニュースを見たが、祈るのは戦争へと拡大しない慎重な対処と、隣国でありアメリカと共に安保下で行動を同じくしなければならない我が国が、なんとか巻き込まれないという情勢だ。

今朝の新聞では、兵士と民間人の併せて4人の死者が報じられたが、報復も含めまだまだ予断をゆるせる段階ではない。
特に、北朝鮮では金正日総書記の後継に三男の金正雲氏が就任したこともあり、「強い後継ぎ」を内外に示す意味があるようだ。

隣国での突然の紛争によって日本の国会では、危機管理に備える体制づくりのために紛糾していた補正予算案の国会審議が一期に進んだ格好である。
「北砲撃で与野党休戦」から「対立一転歩み寄り」の見出しを見れば、いつ何時テポドンやノドンが飛んでくるか解らない日本の国際的・政治的・地理的な位置関係からくるもので当然の対応でもあろう。

「こども手当など辞めて、日本の防衛費に予算を回したほうがいい」と言っていたコメンテーターがいたが、今となっては国会議員の多くがそのような思いでいるのではないだろうか。

話しが変わるが、このコーナーでも書き込んでいた名古屋市でのリコール運動だが、名古屋市議会解散請求で有効署名が法定数を約1,2000人下回り、解散請求は無効となる公算だ。
河村市長をはじめとしてリコール運動に携ったきた「ネットワーク河村市長」のメンバーも怒りをあらわとしているが、選挙管理委員会の判断にローカル的要素が加味されているのが問題でもある。

ただ地方自治体では、このローカルな対処であっても多数決という数の原理の上では、問題の有無に関係なく成立してきたわけであり、その上からも最初から慎重に取り扱えば・・・・ではないか。

毛呂山町でのローカルな対応を見て、改めて慎重に質していこうと思う。


11月19日AM7:00更新

公職選挙法の連座性から見れば、毛呂山町はローカルな町です。

よくもこんなに問題発言がでるものだと思う
柳田法相の「二つの言葉をつかえばいいんだ」で問題となっているところに仙谷官房長官の「自衛隊は暴力装置」との発言、火に油を注ぐような言葉を聞けば、「これが国の政治における最高機関でのやりとりか」と、耳を疑うものである。
新聞紙面にも「政権末期の様相」と書かれているが、小沢一郎氏が自身の会合で「やぶれかぶれ解散があるのでは」と言ったように、まったく先が見えない菅内閣となってきた。

そんな時期に、農林水産省関東農政局から「戸別所得補償モデル対策」の関係書類が昨日届いた。
中には、戸別所得補償モデル対策交付金交付申請書が入っており、11月30日までに申請するように書かれているが、くわしい詳細については他に何も入っていない。
まったくお粗末な戸別所得補償モデル事業である。

そんな問題を毛呂山町12月議会の一般質問に挙げたかったが、今回は友情都市の今後と公職選挙法、そして生活保護家庭における最低生活費という3点に絞った。
友情都市については、宮崎県木城町と親交を深めてきたが、子ども達の教育施策への位置付けが見えず、友情都市の盟約をする時の目的が進んでないからだ。
また、公職選挙法については11月4日に朝日新聞に掲載された特養入所者の不在者投票における偽造投票と連座性について、そして生活保護家庭では働いても最低生活費の枠内として支給額が差し引かれる制度の矛盾点を取り上げた。

特に、毛呂山町は16,5パーミルという大変高い生活保護家庭率であり国の制度だからといっても物理的な自治体負担がゼロだとは言えないからである。

12月が近づき益々朝夕と寒くなってきたが、一般質問に挙げた3問について調べていきたい。


11月16日AM7:30更新
毛呂山町産業まつりが晴天の中、盛大に開催された
今年の記録は1,36秒
で大会新記録
「秘密性低い」
読売新聞の今朝の見出しだが、検察当局の見解からの言葉を使ったにしても、見出しとして使うのに「いかがなものか」と思った。
今回の尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の映像は、海上保安部内でアクセスができる状態だったことが判明した。
海上保安官としての立場からの「守秘義務」を問えば、当然抵触するだろうが、すでに中国人船長の釈放など一連の経過からすれば、日本国民として海上保安官を擁護したいのは当たり前である。

これが「逮捕」となったら、30%を下回ってきた民主党政権も麻生内閣を下回る勢いで支持率が下がったであろうが、仙谷官房長官の思惑とは裏腹に日本国民の思いは検察当局に届いたように感じる。
「しかるべき処分をしてもらいたいという国民が、圧倒的多数だと私は信じている」や「称賛する日本人が多いとは私は思わない」など、仙谷官房長官の言葉は、日本人としてこれも「いかがなものか」である。

話しは変わるが、
毛呂山町産業まつりは、13・14両日とも晴天に恵まれ、尚且つ13日には友情都市でもある木城町の田口町長をはじめとした議会議員の皆様や関係職員を招いて盛大なうちに行われた。
私が4年前に企画した「俵担ぎ」は毎年好評であり、昨年からはステージにおいて二日間ともおおとりでの決勝戦が組まれ、多くの観客が見守る中見事に例年の覇者川角玉林寺の中島さんが1,36秒の大会新記録で3連覇を成し遂げた。

2日間の産業まつりに来場された総数はまだ解ってないが、私達の「もろやま一番会」でのつきたて餅や赤飯の販売金額は例年の150%の売り上げとなったことや、お隣の越生町・鳩山町の産業まつりと比較しても近隣市町の中でも最大級の産業まつりと言えるのではないだろうか。

産業まつりが終わり、いよいよ12月議会の声が聞かれるようになってきた。一般質問の通告締め切りもせまり質問を絞り込むようだ。


11月12日AM7:15更新

13日、14日と毛呂山町産業まつりが開催されます

公明党が2010年度補正予算の反対を決めた。
昨日のニュースで、公明党の山口代表は「中小企業、地方、農家に冷たい内容だ。我々は政策面での判断を中心に反対となった」と述べたが、一連の菅内閣による諸問題への対応の悪さから、自民党についでの反対表明である。

特に、尖閣諸島問題は映像流出にかかわった海上保安官が名乗り出たことで、流出に対しては一応のケジメは付けられるだろうが、日本と中国との関係をどうするかはまったく進んでいない。
衝突の瞬間の映像が世界に向けて流出したことで、事故の内容について映像を見た多くの日本国民が知っており、政府においては中国外交が更に難しくなったと言えよう。

先の展望の暗さが見えたからこそ、公明党の補正予算反対表明と言えるものであり、菅内閣不信任に対する動きが加速するだろう。

話しが変わり、
昨日の昼前、農林水産省関東農政局と埼玉県川越農林振興センターの管理部の方が、米の販売における表示の件で私農場にきた。
スーパーマーケットなどに出荷している米の表示のしかたについて、一部修正してほしいとのこと。
私のところでは、すべて検査米を精米して出荷しているが、表示の指摘は本当に些細なことで、「そんなことより、他の農家は検査を受けない未検査米なのに銘柄表示して販売していることを規制したほうがいいよ」と話した。
どういう事かと言うと、「米に関して農家が直接販売する場合はその地域を管轄する農政局に販売申請を提出し、販売しようとする米は農協などにより検査を受けた米でなければ銘柄も表示できない」という現行の規制があるからだ。
それに対して、多くの直売所で販売されている農家の銘柄まで表示されている米で、検査を受けているものはほとんど無いというのが実態だからだ。
わざわざ農協などに米を持ち込み、検査を受けてからまた持ち帰り・・・という手間はわずらわしいのは判るが、それをしなければ銘柄が謳えないのであれば米を直接販売する農家にとっては当たり前のことでもある。
その当たり前のことができてない農家を指導しないで、当たり前の事をやっている農家の些細な表示の指摘はいかがなものなのだろうか。

話しのやりとりで、その点について農家への指導をお願いしたが、米に生きる農家は今年のような作柄では死活問題でもある。
やたらな規制をかけるより、農家のためになるような制度をお願いしたいものだ。

明日から13日・14日と毛呂山町産業まつりが開催される。
私はもう恒例となった「もろやま一番会」というブースで俵担ぎや餅つきなどを行なうが、今日はその準備で忙しい。

昨年・一昨年と俵担ぎでは、玉林寺の中島さんが肩まで俵を担ぎ上げるのに3秒台で2連覇しており、3連覇に向けて今年も楽しみである。


11月11日AM7:00更新
そういう制度があるから、議員の地位に踏み止まる方がいるんだ。
今朝の読売新聞の4面に、「地方議員年金廃止で一致」の記事だ。
民主党のプロジェクトチームが政府に提言する内容が出ているが、かねてからの懸案となっていた議員年金の廃止は免れないものとなった。

地方議員年金は、現役議員の掛け金と自治体の負担金で運営されるが、市町村合併による議員の減少などで財政危機に陥り破綻は避けられないと試算されていた。
総務省は廃止案と受給額のカット率が異なる二つの存続案の計3案を示していたが、存続案を採用した場合でも公費の更なる負担が見込まれることが予想されることから「年金制度存続は困難」とプロジェクトチームの結論が出されたという。

民主党の政権下でなくても、この議員年金制度の廃止はすでに秒読み状態であったわけで、「いよいよ来るときが来た」という気持ちで記事を読んだ。

9日の火曜日、近くの毛呂山町立川角小学校の5年生の米作り教室において昔ながらの脱穀が行なわれた。
最近の米作りは、農業機械の進歩によって効率的に行なわれているが、日本の米作りの歴史を知ってもらうのも一つの社会勉強になるのでは?と使わなくなった足踏み脱穀機の別名「ガーコン」を小学校まで持っていき子ども達と脱穀を行なった。

今後は、籾摺り作業と精米をした後に12月に入ってから行なわれる家庭科の授業でお米を炊く予定と聞いたが、天日干しの炊きたてご飯と子ども達の歓声を聞くのが楽しみでもある。

昨日のTPPの問題だが、参加することによって米の関税撤廃による輸入拡大は避けられず、日本の主食でもある「米」の価値観にまで影響が及んでくるのだろうが、八十八の手間がかかるという昔ながらの米に対する思いが変わっていく事はどうなのか。

時代の流れでは済まされない・・・・
      日本人の誇りを失うようなものだろう


11月10日AM7:30更新
今朝の日本農業新聞は、TPPを解りやすく解説しているので必見である
政府がTPPを進めている。
関税すべてを撤廃するTPPは農産物も例外ではない。

今朝の日本農業新聞にTPPを解りやすく解説しているので書き込んでおく。
TPPとは、環太平洋戦略的経済連携協定(Torans-Pacifi Strtategic Economic Partnership Agreement)の略称で、最近では短く環太平洋連携協定ともいう。
太平洋を取り巻くように散在するシンガポールとニュージーランド、チリ、ブルネイの4カ国が結んだ自由貿易協定(FTA)で2006年に発効した。
農畜産物も含めた貿易では、原則すべての品目の関税を撤廃している。今年3月からはアメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナム、10月からはマレーシアも加わり、現在計9ヶ国で参加国を増やす交渉を始めている。
新しく交渉入りするためにはこの9ヶ国の同意が必要で、米や小麦、畜産物、甘味資源作物などの重要品目でも、事前に自由化の例外扱いをした形での交渉入りは認められない可能性が高いという。
一方で、アメリカからは特に、米国産牛肉の月齢制限の撤廃や、金融分野の非関税障壁の排除などを迫られる心配がある。

円高で経済界が圧力
円高で競争力の低下に苦しむ輸出企業中心の経済界から、TPPを含めたFTAなどの推進を求める声が強まっている。
ライバルの韓国がアメリカに続いて欧州連合(EU)とFTAの政府間交渉をまとめあげたことも影響している。
国会での承認が得られれば、日本の輸出企業はアメリカやEU市場で韓国企業に対し、関税分の不利な戦いを強いられることになる。
ただ、国際競争力の高い輸出企業を多く抱える日本を相手に、原則すべての関税を撤廃するTPPの締結に意欲的な国はそうはない。
そもそもアメリカが日本からの自動車や電機製品などの輸入関税をすんなり撤廃するだろうか。
日本が仮に交渉入りを表明し、農業分野で譲歩を重ねたところで、締結までたどり着けるかは極めて疑わしい。
菅政権がこの問題にこだわるのは、本気で実を取るというよりも、「政権浮揚の思惑からではないか」と勘ぐった見方も出ている。
TPP推進派の人たちは、アメリカが来年11月までの交渉妥結を目標に掲げていることなどから、「日本も乗り遅れるな」と、政府に対して早期の交渉入りを迫っている。
早期の交渉入りとなれば、協定のルール作りに参加できるというが、そのルール作りで日本は「多勢に無勢」だ。
世界貿易機関(WTO)ドーハ・ラウンド(多角的貿易交渉)よりも、格段に不利な交渉を迫られるのは確実。
TPP交渉国は世界で最も自由貿易に積極的な国々ばかりで、「多様な農業の共存」を求めるなど、日本と主張の近いスイスやノルウェー、EUなどの各国が参画してないからだ。
ある政府関係者は「拙速な交渉入りの決定は、せっかく築き上げたWTO交渉での日本の立場も危うくする」と懸念をもらしている。

中略

農業は壊滅必至 一部企業に恩恵
農水省の試算では、日本がTPPに参加し、関税撤廃を受け入れれば、農畜産物の生産額は米や小麦、畜産物、甘味資源作物などで年間4兆1000億円減り、食料自給率はカロリーベースで40%から14%にまで落ち込む。
農業関連産業も含めた国内総生産(GDP)への影響は年間7兆9000億円に達し、340万人の就業機会が失われるという。
これに対し、内閣府の試算によると、TPPへの参加で農業分野などにはマイナスの影響がある一方で、輸出企業などにはプラスの影響出て、全体的には日本の実質GDPは0,48〜0,65%増えるという。
ただ、TPPは物の貿易だけでなく、サービスや知的財産、人の移動なども含む包括的な協定である。今後情報収集に基づくより精密な影響分析が求められている。

以上のような解説だが・・・
先日の民主党岡田幹事長の「企業献金廃止の一部撤廃」が妙に気になるのは私だけではないだろう。

江戸時代の「士農工商」という建てまえだけで、農業を大事にしているかのように見せかけて裏ではしっかりと幕府と商人が癒着しているさまを学んできた。
今回のTPPに対する政府の今後の対応に、どれだけの企業から政治家に対して献金が行なわれ、その献金の恩恵を企業に対して表すのかが見物となるだろう。

あまりにも、「いいタイミングの岡田幹事長」と言わざる得ない撤廃だ。



11月7日AM6:30更新
政治不信を招く、「中国漁船衝突映像」がネットに流出
いつも、土曜日・日曜日はこのコーナーの書き込みをお休みしているが、あまりにも大きなニュース「尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件ビデオ流出」のためにPCの前に座る。

インターネットのYou Tubeで見る映像は、はっきりと中国漁船からの衝突の瞬間を映し出しており、私も日本国民の一人だが、今までの政府の対応を批判するのは当たり前だと感じるものだ。

流出についてその経緯を捜査中のようだが、昨日は私も我が家にいる研修生と一時間ばかりに及んだであろうか、「それは何のため」について話した。
メディアでもテレビなどでは、この映像を「出すべきか出すべきではないか」と慎重にスタッフによる協議が「責任の下」に検討されるのだろうが、新しい分野のインターネットでは、そのような「責任の下」がないためにこれからの時代に対しての警鐘となった流出事件である。
それは、たった一人の作業によって全世界に発信することができ、今回のように国と国との抗争へまで発展する危険をはらんだ重要課題であっても可能だという事だ。

特に、領土問題ともなれば過去を溯って解るように「戦争」まで発展するものだろう。
今回の東シナ海における尖閣諸島では、1970年に天然ガスと油田の
地下資源があることが解ってから中国などが領有権を主張し始めており、ほしいのはその地下資源である。

中国側からしてみれば、中国国内に進出した日本企業はいわば人質のようなものであり、国と国との関係では強いのは日本ではなく中国だ。
民主党の仙谷官房長官による裏工作とまで言われた「中国漁船船長の釈放」は、経済大国としての中国との関係を悪化させないための手段だった筈だが、今回の事件の全てを全世界にさらけ出された今となっては、政府の・・・というより仙谷官房長官の次の一手は難しくなったといえる。

それより、「船長釈放によっての効果」に仙谷官房長官の読み違いがあった筈であり、今回の「映像流出劇」は「糸の切れた凧」のように問題の行く末がまったく判らない事態となるのだろう。

映像をネットに公開した「その人」の「それは何のため」を考えるに、あまりに「奥の深さ」というものを感じずにはいられないが、政権担当能力を問われれば民主党のその能力が疑われるのは当たり前。

そして昨日のニュースで「まただ」という話が飛び込んできた。
「八ッ場ダム中止を撤回」だが、政権交代から1年と2ヶ月で「コンクリートから人へ」の党をあげての象徴と成り得る事業が見直される結果となりそうだ。

国民の政治不信を更に加速させる話しだが・・・

私の地域でも、まったく政治不信を招くような話しが飛び交っており、地域を考えない無神経さが残念でならない思いだ。


11月5日AM7:45更新
久々に見る毛呂山町の伝統行事「やぶさめ」夕的
昨日の朝、母が新聞の「編集手帳を読んでみなよ、面白い事が書いてあるから」と言った。
読売新聞のコラムの欄だが、「威厳」という言葉について小沢一郎氏と岡田幹事長との事を面白く解説している。

相撲の世界でも横綱昇進の義の時に、どのような四文字熟語が使われるのかメディアで話題となるが、小沢一郎氏が使った「一兵卒」の言葉は今年の流行語大賞に選ばれるほど全国で使われた言葉ではないだろうか。

その「一兵卒」の言葉と反して、党のために動こうとしない小沢一郎氏をコラムでは「ああ、この人が首相でなくてよかった」と皮肉り「政治資金の財布と威厳の財布、どちらも扱いの下手な人である」と結んだ。

岡田幹事長が自民党で初当選した当時の幹事長が小沢氏であることにも触れ、事態の深刻さを伺わせていたが・・・
昨日4日に、岡田幹事長が小沢氏の背後から肩を叩き、その後の持たれた幹事長室での二人の会談は、民主党の支持率を下降に導く結果となった。

それは、一つ一つの行動がメディアにとっては格好のネタであり、小沢氏に対して岡田幹事長の背後からの「語りかけ」は、幹事長としての「威厳」をも疑うものであり、党にとっての「厄介者」を色濃くしたにすぎないものだからだ。

話しが代わるが、同じ昨日4日の埼玉新聞の一面に11月3日に行なわれた毛呂山町の伝統的な祭り「やぶさめ」が「後世へ勇ましく射る」と題して紹介された。
「やぶさめサミットIN毛呂山2010」と銘を打ち、3年がかりのサミットの集大成が毛呂山のやぶさめ本祭りで幕を引いた。

サミットへの呼びかけに、県をまたいて参加された各地域の流鏑馬を守る団体の皆様に敬意を表したいが、サミットの成功のために裏方として尽力された本町の歴史民族資料館をはじめとする多くのスタッフに心からの感謝を申し上げたい。

毛呂山町合併55周年記念事業の大きなイベントが終わったが、「やぶさめサミット」が引き続き今回参加された団体に留まる事無く受け継がれることをここに願う。


11月2日AM7:30更新
「やぶさめサミットIN毛呂山」が開催される
10月31日、「やぶさめサミットIN毛呂山2010」が毛呂山町の福祉会館において関東近圏の9団体を迎え開催された。

一昨年のことだが、私が副議長のとき議長の代わりに出席した「流鏑馬保存会」の総会において、事務方の歴史民族史料館より初めて聞かされた計画だったが、3年という時間をかけてその日を向かえる事ができたことは、関係する皆様にとって何よりのことだと思う。

31日のシンポジウムでは、やぶさめを継承している9団体の事例発表とその後の記念座談会では各方面の有識者による意見をいただいた。

最後に、当町の出雲伊波比神社の流鏑馬後見長金子浩一郎氏により「今のやぶさめを守りつつも将来にわたって継承していけるよう、継承者の誇りを胸に責務を果たし、末永く続けられるよう取り組む」(埼玉新聞記事より抜粋)と、大会宣言が読み上げられた。

シンポジウムで印象に残ったものは、福島県の古殿八幡神社のやぶさめであり、射手が40人もいることや「スポーツやぶさめ」として「流鏑馬大会春の陣・秋の陣」と、県外からも大会の参加を募り現代風に盛り上がっているところだ。

記念座談会では、「観光としての流鏑馬」と「神事としての伝統の継承」について話しあわれたが、それぞれの地区が抱える問題点は一様ではなく、観光と伝統のそれぞれの捉え方で流鏑馬の継承が図られていることが理解できる。

福祉会館でのシンポジウムに続いて、実際の毛呂山町の流鏑馬をそれぞれの参加団体に見ていただくため稽古じまいの本町の流鏑馬を見たが、馬場に新しい砂が敷かれ駆け抜ける3頭の馬と乗り子の勇壮な姿を見ることができ、11月3日の本祭りが楽しみである。


10月28日5:30更新

TPP、環太平洋戦略的経済連携協定に、「断固反対」する

余りにも短時間での判断なのだろうか?
TPPに対する試算のいい加減さと、各閣僚の判断がバラバラなために民主党が迷走状態に陥っている。

以前にも使ったことわざだが、これこそが「船頭多くして船、山を登る」なのだろう。
農林水産省では、TPPに参加すると、11,6兆円の損失が出るといい、経済産業省はTPPに参加しないと10,5兆円の損失を生むと述べている。

私とすれば、当然農林業の衰退に貿易が大きく影響を及ぼしてきた「今までの日本という国の政策そのものがおかしい」と再三「母国の農業を守らない」ことを指摘しているように「断固反対」の考え方である。

特に、試算としてだが食料自給率が現在の40%台から14%台にまで及ぶ話しを聞けば、TPP参加を賛成できるはずがない。

結局のところ、官僚から政治家主導を掲げて「今までの自民党の官僚主導ではだめなんだ」という政権交代に及ぶ選挙の謳い文句から、現在の菅内閣では「適材適所の組閣を意識した」と言い「有言実行内閣」だとPRしてきたが・・

「適材適所の方々が有言実行しようとすれば、こういう結果になる」
という、馬鹿げた「お粗末内閣」である。

加えて、今朝の読売新聞では
旗振り役である大畠経済産業相が、衆院経済産業委員会で「何がなんでもTPPにというわけではない」と、今までの主導的立場からでは考えられない曖昧な姿勢となったことで「政治家主導」を更に疑わしいものとしている。

官僚つまり事務方が示したものは、日本の将来のために膨大な資料から調査を積み重ね一つの方向性を出しており、それが国会の場において所属の大臣から上程・承認という道程をたどる。

その肝心要な大臣が「なにがなんでもTPPというわけではない」と言い始めたらどうなるのか・・・

大畠経済産業相の「心がわり」を新聞記事では、
「鳩山前首相がTPP慎重派の議連顧問に就任したことが、鳩山グループの幹部である大畠氏の言動に影響している」。
と説明しているが、「日本という国の将来がどうなるか」という大事な事態に、大臣としてまったく無責任極まりない話しである。

私とすれば、大畠経済産業相の「心がわり」は、大変喜ばしいことであるから、このまま「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加見合わせ」を結果として祈りたいところだ。

今日も、呆れた民主党の
「山へ船を担いで登っている様子」の書き込みとなってしまった。


10月27日AM7:00更新

一気に冷え込んだ朝だ。今年の冬はどうやら早く、その分長いのだろう。

民主党が企業・団体献金を部分的に再開した。
今まで、政治と金の問題で民主党は昨年の衆議院選挙でのマニフェストでも、この献金問題について禁止を掲げていたが、そのマニフェストをまたも覆すこととなった。

来年の統一地方選挙を前に「背に腹は代えられない」という結論を出したためだが、また国会での野党の攻撃材料となるのだろう。
消費税問題をはじめとし、ことごとくと言えるマニフェストの変更である。
先日は鳩山前首相の政界引退の表明から、「国難といえる時に自分だけ辞めていいのか」と引退撤回論を述べたことに、批判が相次いでいる。
そのことを「オウンゴール」で、敵に塩を送ることだ。と読売新聞が皮肉り、朝日新聞も「前言撤回は残念でならない」と嘆いた。

「名古屋市で選挙管理委員会へ罵声」の記事を昨日の新聞で見る。住民請求の不備に対して河村たけし氏の支援団体が名古屋市の選管に抗議文を提出した記事だが、「リコールが成立するのか、しないのか」という大事な時だけに大きな声も張り上げたいところだろう。
なんでも、思い通りになると思っているのが政治家なのだろうか・・・

地元のことだが、来年の統一地方選挙で色々な情報が入ってくる。
昨日は、「やっぱりそういう裏があったか」と予想通りの展開に呆れた。

いろいろな社会情勢を感じつつ、これからの秋の夜長を有効に使いたいものだと思う



10月26日AM6:30更新

全国の自治体では一人会派が増えている

24日の日曜日に、毛呂山町議会だより70号の発行に併せて自身の町政報告「もっといいまちへ」を新聞折り込みした。

この何日かは、掲載した記事について書き込んでおきたい。
毛呂山町9月議会は、どこの市町村でも同じだろうが、決算議会と言われる議会である。
平成21年度の町会計決算が議案として上程され、本議会で一部質疑された後に各委員会(毛呂山町の場合、総務文教常任委員会と生活福祉常任委員会)に分割付託され細部に亘り審議される。
その審議結果を議会最終日に各委員会の委員長より、委員長報告が本会議場で読み上げられた後、委員長に対し各議員からの質疑を経て、反対討論・賛成討論の後に採決と進む。

今まで、毛呂山町の「議会だより」ではこの審議結果、詳しく言えば議案に対してどの議員が賛成なのか反対なのかという表を掲載していないために、議員の態度が見えないものだったが、私が議会だよりの委員長となってから、この議員の審議結果を掲載することとし、ちょうど1年経ったところである。

今回の9月議会では、議長の選挙があり議会だより70号の編集の際、議長選挙の結果の下スペースに、何の記事を持ってくるかで時間がさかれた。
結局、私が昨年最大会派の「グループ自民新生」を抜けた後に「会派の移動の掲載をしていないとマズイにではないか」という編集委員さんの指摘から、「委員会構成」と「会派等の状況」という掲載に決まったが、「井上さん会派名はどうするの」から、私は「無会派でいいですよ」が発端となり、また時間が費やされることとなった。

全国の市を除く町村では、会派制を執っている自治体は2割であり、残りの8割は会派制を執っていない。
この会派制は当然「数の原理」からくるものだが、一つの議案に対して同一会派の中でも賛成有り・反対有り・退席有りの表決では「数の原理」として、町執行部に対しての「数の力」を見せることはできない。

言わば、会派の部屋がほしいという話しなら、会派制など無くしたほうがいいというのが、私が毛呂山町議会議員となってすぐに感じた一つでもある。
昨年、私が会派を抜けた理由は前述したことに加え、実は他に理由があり簡単に言えば「会派の皆さんに迷惑をかけたくない」というのが本当のところだ。

最近、どこの自治体でも一人会派が増えてきているが、一人ほうが議員としての主張を押し通すことができるものである。
ことわざに「長いものに巻かれろ」というのがあり、日本は長い間そのことわざのように進められてきた国で、同義語のような「しがらみ」という言葉も良く使われる国である。

「長いものに巻かれろ」の意味は、「お金持ちや権力のある人に従っていれば楽である」というものだが、それが今の国会のネジレに象徴されるように、長い歴史の中で国民とのズレを生んできたのではないだろうか。
こう書くと、「今の日本の発展は、数の原理からきており民主主義による結果だ」と反論も当然あるだろう。

毛呂山町において、「今の現状では会派制は必要ない」と言うのが私の考えとして変わらないところで、結局、議会だより70号の最終校正に、私から「無会派の前に無所属を付け加えて無所属無会派でいきます」を押し通し、今回の会派等の状況となった。

「いい事はいい、悪い事は悪い」という信念だけは、議員経験が長くなろうとも貫きたいものであり、平成15年12月議会での百条委員会設置に対しても、私一人が「反対」であったことを今でも自負するところだ。

次は「井上けんじのビジョン」から


10月25日AM7:00更新

比例当選を捨てるだけの意気込みが生んだ結果だ。

器も違うし、1年前の環境の全てが違う結果だろう。
小林千代美前衆議院議員が今年6月、北教組からの違法献金事件の責任をとり辞職したことに伴い実施された北海道5区の補欠選挙で、元官房長官の町村信孝氏(66)が民主党新人で元国土交通省職員の中前茂之氏(38)を下して当選した。

昨年の「政権交代ムード」の真直中とは違い、「政治と金」の問題や「尖閣諸島」の問題を抱えた今の民主党では、候補者の「器の違いも歴然」の今回の補選は予想通りの結果と言える。

PCの動画ニュースで、国会への小沢招致に苦しむ岡田幹事長や国会議事堂内でのファッション雑誌の撮影をモデルとして行なった
蓮舫刷新相の応援演説の姿を見るが、国民の不信を招く方々が応援しても、それは国民の心には所詮通じるものでは無い。

特に、蓮舫氏は刷新相として事業仕分けのターゲットに「スーパー堤防」を持ち出し、テレビを使った「無駄なスーパー堤防」の視察をパフォーマンスしていたが・・・
この事業を知っている人間からすれば「お金が掛かる事業として半ば凍結していたものを国民受けを狙うためにわざわざピックアップして騒いでいるだけ」と指摘されるだろう。

せっかく国民の信頼を掴んできた方なのに、昔のモデルとしての生業が生んだ己惚れ(うぬぼれ)によって、自身の党にも影響を与える結果であり、まさに「広告塔」の成れの果てとなる兆しが見える。

この問題、先日仙谷官房長官が「謝りゃあいいんだろう」的に、自身の国会答弁の不適切な言葉の問題と併せて蓮舫氏が行なった国会議事堂内での撮影を陳謝したが・・・、
そのあたりの仙谷氏の「問題への対応や処理の甘さ」が、「国民の民主党離れにつながってきている現状」に見ることができる。
特に国会では、仙谷氏が菅総理を制して答弁を繰り返す事が発端となり、最近では仙谷氏がいなければやっていけない菅内閣の裏側が露呈し、「アキカン」=「空き菅」とまで言われるようになってきた。

一昨年からのリーマンショックによる100年来の不況に見まわれ、国民の「藁をも掴む」思いで投票に託した「政権交代の塔」が、また一枚また一枚と表面の壁がボロボロと崩れて行く様を感じる。
今となっては、その壁も「レンガのように国民に見せておいて、実は紙によるハリボテだったんだ」と言える塔(党)だ。

今回の「北海道補選」は、「やっぱり自民党かな」と自民党離れしていた国民を引き寄せる効果となったことは間違いなく、今後の統一地方選挙に大きく影響を及ぼすものだろう。
特に、地方選挙は圧倒的な自民党による舞台でもあるだけに、今回の選挙は「落としてはいけない選挙を落とした民主党」なのだ。

まったくの蛇足だが、
蓮舫氏はいちいち言い訳をしないで、しっかりと国民から見えるところで自身が行なった事について、自分の言葉で謝罪をすればいい事だ。

それは、「わたくしの本意ではない」という難しい議員用語ではなく、子どもにも解る「ごめんなさい」という事だろう。

「謙虚さがなくなったら、国民の信頼もなくなる」という、いい見本となった。


10月6日AM3:00更新

今日、明け方の新月のすばらしさ・・見られた方はいたでしょうか

昨夜、自民党の派閥の動きで「森氏を追い出す安倍氏」の記事を読む。
自民党の参議院会長選挙に絡み、その後のドタバタ劇の内幕を解説するものだが、記事には書けない人間関係を感じる。
今後もそのあたりの報道があるだろうが、溯ると多くの財界の人間模様もあり、江戸時代の幕府と商人とのつながりのような人間関係が見え「何百年経っても日本は変わらないんだなぁ」と思う。

中国との関係も、日本の経済状況を考えれば弱いのは日本のほうであり、それもこれも中国の人件費の安さを頼りに何万社も工場を中国に移した日本企業の経緯がその弱さを生んでいる結果だ。
仙谷官房長官の独断と噂された中国船長の釈放から、特使の訪中の画策など話題が尽きない「中国との関係修復」にヤッキな民主党だが、どのような財界の動きが裏にあるのだろうか。

仕事も忙しい農繁期だが、今日は埼玉西部環境保全組合の議員研修で茨城県に朝から一泊の視察に出かける。
行き帰りのバスの車中で、そのあたりの新聞記事を読む時間がありそうなので、まずは日本経済新聞でも買ってみようか。

昨日は、川角小学校の稲刈りが約1時間半という短時間だったが、怪我も無くすべての稲が刈り終え、そして天日干しのハサに掛けるところまでできた。
これも川角小学校の先生方やPTA役員の皆様、そして保護者の皆様のおかげであり、子ども達にもいい体験となったようだ。

次の作業の脱穀や籾摺りについては、まだ決まってないが「お米というものは、大変な経過があってつくられている」それが見えるように、川角小学校の5年生と接していきたいと思う。


10月5日AM7:00更新

3連敗から勝ち得た優勝は、
     地区へのすばらしい効果となって波及するものです!

小沢一郎元民主党代表が、強制起訴となる。
いよいよ、「来るところまで来た」という感じだが、起訴がどのように扱われていくのか、検察と民主党の動きを注視していきたい。

大騒ぎ・・・一言で表現すれば、この言葉しか見当たらない。
10月3日に行なわれた毛呂山町町民レクリェーション大会での綱引きの部、私達の「おっぺかわきたファイターズ」は念願の「優勝」をすることができた。
強敵でもある「阿諏訪・滝ノ入チーム」に3年連続で決勝で敗れ、その悔しい思いが今回の優勝を導いてくれた原動力なのかもしれない。

30人という選手も、昨年出場してくれた人が7割はいただろうか。
体力勝負の競技だけに一度参加したら懲りて「もう二度と綱引きの選手だけは勘弁してください」という人も多いが、私たちのチームでは例年選手になりたくて集まる仲間が多く、ただただ感謝感謝である。

夕方からの、4地区合同慰労会ではカップが取れなかった年代別リレー・玉入れの選手たちを労いながらも、例年以上の大慰労会である。
その先の模様は、細かく触れない方がいいだろう。
とにかく4地区のコミュニケーションが最大限に図られ、すばらしい一日だったという事だけは、書き込んでおきたい。

今日は、雨で延び延びとなっていた川角小学校5年生の稲刈りである。
子ども達は、8時半には学校を出て田んぼに来るとのこと・・・
どんな稲刈りになるか楽しみでもあるが、稲刈り用のノコギリ鎌を使うので怪我だけはしないように注意したい。
最近の行政が行なう事業では、「もしもの場合の責任の所在」で物事が進まない事が多く残念に思うが、刃物においても人間が生きていくために必要な一つの「道具」であり、問題は「使い方」である。

危ないとか、怪我をするという理由で子ども達から遠ざけていて、「子ども達はいつ、その道具を使いおぼえるのだろう」とも思う。
私の手は、切り傷だらけだが結構器用でなんでもできる。それもこれも小さい時からナイフなどの道具などを使い遊んできた結果だろう。

道具の使い方、重宝な効果を子ども達に教えながら、怪我のない作業を心がけたい。

10月1日AM4:00更新

まるまる2週間という間が空いたブログ再開。町レク迫る!

毛呂山町9月定例議会も請願1号が不採択となってしまったが、上程された議案は全て可決し、21日間の日程を終了した。
請願の取り扱いを含めて、私なりの町政報告の準備を進め議会だより発行の10月20日に併せ、町民の皆様に知らせるつもりでいる。

議会終了の翌日には、この9月議会の議会だより70号の入稿という、議会だより担当委員さんにとっては信じられないようなハードな日程・・・
案の定、委員会に来てから原稿作りをする委員さんが無駄に時間を割く始末でそのツケが昨日まで影響し、議会だよりの編集に影響を及ぼす兆し・・・、委員長を務める私も頭が痛い。

話しは変わるが、これからのシーズン毛呂山町では多くの行事が続くが、なんと言っても10月3日に開催される町民レクレーションが近々の一大イベントである。
溯って先週の日曜日から、私どもの地区も綱引き・年代別リレー・玉入れなど地区対抗競技の練習が始まったが、練習後の作戦会議の方が長く時間を費やし・・・コミュニケーション作りに予断がない。

昨年、地下足袋を揃える地区があったのを見て、「来年は、私たちも地下足袋ぐらい揃えようぜ」が、今回の練習でのスタートであり綱引きチームは念願の地下足袋が揃う。
オマケに新しい旗まで話しが飛躍し、綱引き選手でもある奥様が仕上げのミシン縫いをして頂けるとのこと・・・

どんな出来栄えになるか、そのあたりの評価もコミュニケーションの話題として使えそうで、年々と毛呂山町を流れる越辺川(おっぺがわ)北側の私達目白台・箕和田・西戸・東原という4地区連合は盛り上がっている。

以前に書き込んだ「雨が降らない時期の分はどこかで雨が降るようになっている」が、この時期なのだろう。
町民レクレーションの練習日も今日の1日が最後で、大会当日の天気も心配だが、メンバーも揃い今回の綱引きをはじめとする我ら「おっぺかわきたファイターズ」は、大会そのものを盛り上げるチームとなる事、「間違いなし!」だ。

いつもと同じように、議会が終わると仕事の面で反動があり、その対処と今回町民レクレーションの作戦会議が度重なり、早寝のリズムが狂っているが・・・

寝不足になるくらいの地区のまとまりは今の時代にとって、昔でいう「村落共同体」的な要素を含み、大事なものだとも痛感する今日である。

そういえば先日、奉仕活動の例会で村落共同体について3分間スピーチを行なったが、次はその話しと町民レクレーションの結果報告になるだろう。



9月17日AM」6:30更新

請願は国民の基本的権利で、議会としての「願意とする」ものです

今日は、請願について議員必携に書かれている内容を記しておきたい。
憲法には、「何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人もかかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない」(憲法16条)と規定し、請願権を国民の基本権利の一つとして保障している。

この請願権は、国民の権利であるから、請願をしようとする者は、未成年者、成年被後見人たるを問わない。また自然人はもちろん法人、外国人にも認められている。
そして、地方自治法には「議会に請願しようとする者は、議員の紹介により請願書を提出しなければならない」(法124)と規定されている。
このように、議会に請願の受理権を認めたのは、請願を通して住民の意思を反映させ、議会の意思によって住民の願望である請願の趣旨の実現に努めさせるためである。

請願の紹介では、紹介議員は請願の内容に賛意を表し、議会への橋渡しをすることである。したがって相反する内容の紹介議員になったり、請願の内容に賛同できない議員が、その紹介議員となることは許されないのは当然である。

次に請願の取り扱いだが、議会における請願の審査は、請願が住民から提出される具体的な要望であるという特殊性から、慎重を期するために議長の職権によって請願書の写しとともに所管の常任委員会または議会運営委員会に付託するのを原則とする。
しかし、請願の内容が急を要するものであるとか、その内容から見て結論が明白で議会全体に異論がないとみられる場合には、委員会への付託を省略して本会議で審議できる。

委員会の審査では、まず紹介議員から請願内容とその理由を聞いて、質疑、討論、表決の順序で行なう。委員会は審査のため必要があると認めるときは、紹介議員の説明を求めることができる。
紹介議員は、請願の趣旨や内容を説明し、委員の質疑に対し答弁をしなければならない。
そして、委員会は審査の結果を「採択すべきもの」あるいは「不採択とすべきもの」に区分して議長に報告しなければならない。また委員会は「必要があると認めるときは、意見をつけることができる」とあり、採択の場合は、その処理に当って執行機関において配慮し努力されるべき事項等に関する委員会の意見であり、不採択の場合には、その結論に達した理由等である。

請願の採択にあたっては、法令上の基準はないので委員会の自主的判断によるが、一般的には「願意が妥当であるか」次に「実現の可能性があるか」だが、前者は法令上の見地から見て合理的なものをいい、後者はその緊急性や重要性及び財政事情などからみて、ごく近い将来、実現の可能性があるものをいい、厳格に解釈しなければならない。

採択した請願の効力について、
議会から採択され送付を受けた請願に対して、町村長その他の関係機関は、議会の意思を尊重し、誠意をもって措置し、議会からその処理の経過と結果を請求されているときは、報告しなければならないが、請願の願意の実現については、法律上何ら保障規定は無いとしている。
しかし採択した以上、議会はその実現について最善の努力をすべき政治的・道義的責任を負うことになるものである。

まだまだ、請願について書き込んでおきたいが、あくまでも請願は民意の表れであり、今後も益々増加していく国民の権利でもある。
議員は、請願への取り扱いを熟知し紹介議員となるも、審査に関わる委員としても、願意の理解はもとより余計な推測を排し、町民代表としての立場から、此れにあたらなければならないものだろう。

この9月定例会で、初めて請願の紹介議員となったが請願の難しさを改めて感じる。
よく言う「人間は感情の生き物だから・・・」だが、それは請願に関わる人間関係の話しであり、請願書に書かれている一字一句の審査の話しにしてはいけないことだろう。
後世の方が、何故この請願書が採択なのか、あるいは不採択なのか、と請願書の扱いを見た時にしっかりとした理由付けが必要であり、会議録はそのためのものでもある。

後世の毛呂山町議会のためにも、理解できる記録として残したいものだ。


9月16日AM6:00更新

だいぶ遅れて来た・・・そんな秋雨前線到来

やっと、季節の移り変わりだろうか。
秋雨前線と言えるような、昨日の雲と昨夜からの雨である。
そのうち「よく降るね」と言う言葉の挨拶が聞けるようになるのだろうが、年間降雨量は大幅に変わることは稀であり、例えば近くの鳩山町あたりのデータで言えば、少なくて1,100ミリ多くて1,500ミリと言ったところだろう。

だから、今年の夏のように8月に雨がなく猛暑が続いたが、雨が降らなかった分はどこかの月で降るようになっている。
よく研修生に言う事がある
「雨は嫌だけど、大地の為、野菜の為、生物の為には降ってもらわなければならないものだよ。だから雨の日は、いい按排(あんばい)です。って挨拶をするんだよ」と。

私が高校生の時、社会科の先生からこんな話しを聞いたことがあり、これも人に話すことが多い。。
「年間降雨量は地域によって違うけど、日本を平均すると大体成人男性の身長ぐらいだろう。そして大地が作物のために必要となる量とすれば、大体300ミリぐらいだから成人男性の肩から頭のテッペンまでだ。残りの足から胸の分の1,200ミリ〜1,300ミリは、時には鉄砲水などの災害を発生させたり流れてしまう分なんだよ」と・・・
解りやすく例えての話だが、私的には結構参考になる話として今も研修生に対して使わせてもらっている。

その研修生だが、現在は研修期間が終了して自分達で農業を営んでおり、日々悪戦苦闘の毎日だ。
たまたま、私のところを拠点としていることもあり毎日話しをするが、今の悩みは倒れた稲の刈り取り作業。
昔ながらの天日干し米にこだわり、昨年開墾した近くの苦林耕地にある合計1ヘクタールの田だが、この夏の暑さで作業ができず今になって遅れた刈り取りと天日干しのためのハサかけ作業で悲鳴を揚げている。

おまけに今年の生産者米価の下落で、計算していた売り上げの目算が狂い「取らぬ狸の皮算用」となった。
最近では、「井上さん苦林耕地に、いつコンバインで来るんですか」と聞いてくる始末・・・
私も田を持っている方に頼まれて苦林耕地に40アールほど稲があり、その刈り取りの時に一緒に刈ってもらいたいとの事。
「えっ、天日干し米にならなくなっちゃうよ、いいの?」と聞くと、「限界が見えました。安くてもその分は農協にでも出荷します」と逃げ口上である。

我が家に来て丸2年が経過し、度々「もう、農業あきらめる?」と聞くと、「いや俺達は、この仕事以外は考えられないんで・・」と笑いながら答えるが、今年の夏の過酷さは私も閉口するだけに、彼らも目指す農業そのものを考えさせられる展望となっているのだろう。

ヒートアイランド現象は、しっかりとやってきておりその度合いも強くなってきているのが年を追って判る。
今、地球全体で、日本全国で、全自治体で、各家庭で、そして一人一人が低炭素社会について取り組まなかったら、今の子ども達やこれから生まれて来る赤ちゃんが大人になる頃に青い空や恵みの雨を残すことができるのだろうか。

将来の環境のためにも、今の大人が低炭素社会を構築していかなければならないのに、毛呂山町にはその責務と緊急性が欠けていることに、ただただ失望を覚えるばかりだ。

久々の雨は「天からの恵みの雨」だが、将来雨も降らなくなるような大気汚染・自然破壊の危機を心配しながらも・・・

今日の、この雨に「いい按排です」と・・・ 一人、声をかける朝


9月15日AM6:00更新
民主党代表選挙が終わり、一兵卒を考える。
国民が注目する、民主党代表選挙が終わった。
蓋を開けてみれば、党員・サポーター票で大きく差を開けた菅直人氏が総合721ポイントで、総合491ポイントの小沢一郎氏に勝利した。

消去法で考えれば、「3ヶ月で首相を変えるべきでない」や「政治とカネの決着がついてない」など、最初から小沢氏は不利であったのは確かだが、国会議員票は僅差まで小沢氏が追い上げ、菅氏412ポイントと小沢氏400ポイントで、その差は6人となった。
「国民と議員との感覚のズレ」が明らかになった選挙と言えるのだろうが、民主党は今後このズレをなくしていかなければ、責任与党としての信頼は得られない。

「菅氏は早ければ年末、遅くとも来年春には行き詰まり、第二幕が開く。小沢氏は待っているだけいい」と予言した国会議員の言葉を新聞で見る。
確かに、今までの自民党総裁選挙に見る動向は、その動きが否めないが今回の小沢氏への国民アレルギーは、そう簡単なものでは無くその思いはしばらく尾を引くだろう。

「また一兵卒として、民主党政権を成功させるために頑張っていきたい」と話す小沢氏に、身を投じて支えた多くの議員が何を語りかけるのか・・・
一兵卒、「ある活動をする大勢の中の一人として、下積みの任務に励む者」
と辞書にはあるが、いつも一人ではない小沢一郎という人物には、いつも多くの支持者がついて回り、その数に衰えが見えない。

昨年の衆議院選挙では、小沢氏の力によって当選できた新人議員も多く、この代表選挙もその数の上での勝負だったはずである。
小沢氏の動きより、小沢氏を「一兵卒」にさせない側近の動きの方が今後の鍵なのだろう。

昨日、毛呂山町議会9月定例会の3日間におよぶ委員会審査が終わった。
これから数日間、委員長の報告準備で休会となるがしばらく仕事に没頭しながらも考えさせられる事が多い。

またしても数の原理・・・、議員としての宿命に喘ぎながら、我こそある意味では一兵卒なのだろうと思う。

9月9日AM5:00更新

歴史の分岐点にいる、「小早川秀秋」は誰・・・

現職閣僚でもある原口総務相が小沢氏支持を表明した。
山田農水相に続いて二人目であるが、今朝の新聞には「関ヶ原の合戦」での「小早川秀秋」の名前が使われている。

豊臣秀吉の甥として生まれ、秀吉に子がなかった事から養子として可愛がられたが、秀吉に実子の秀頼ができたために秀秋は小早川家へ養子として出された。
その後、朝鮮出兵に参加するも帰国後は筑前名島53万石から越前北の庄12万石に格下げとなり、秀吉の死後徳川家康の配慮によって再び名島に返り咲くことができた。

そもそも小早川秀秋は豊臣派であるから、同じ豊臣派の石田三成に命じられるまま伏見城の攻略にも参加しており三成と行動を共にしていたが、何を考えたか徳川家康にも内々で忠心を伝えていた。
文献によれば、石田三成は秀秋に対し「関白の位を与える」という途方もない約束しており、一方徳川家康からは秀秋に対し「上方において2カ国の恩賞を約束した」とある。
二人の武将の狭間で、小早川秀秋が迷うのも無理はなかったのだろう。

問題の関ヶ原の合戦であるが、この戦いは日本全国のほとんどの大名を徳川派(東軍)豊臣派(西軍)に二分したことと、戦い後に情勢が徳川氏に完全に傾いたことから「天下分け目の戦い」とも呼ばれている。

小早川秀秋は、関ヶ原の南西松尾山に1万5千の大軍を布陣した。これから先は、テレビでもよく伝えられる光景である。
霧がはれるとともに、東軍徳川派と西軍石田三成らによる豊臣派の激しい合戦が始まるが、豊臣派である小早川秀秋は動かない。

西軍豊臣派の石田三成が有利な戦いを見せ、東軍の徳川家康は狼狽するも秀秋は尚も動かず三成の秀秋に怒る表情や家康の爪を噛むところが度々画面に映し出されてきたものだ。

ここで日本の歴史の鍵を握っていたのは、小早川秀秋だったのだろう。
過去、テレビによって伝えられてきた時代劇では、ここで徳川家康は小早川秀秋の陣に向けて発砲する場面が多い。
小心者の秀秋はそれに驚き、一気に山を下り石田三成らの豊臣派につかず、家康率いる東軍につき西軍を落としたのであるが、違う文献では「その当時の鉄砲の音は、戦さの最中では聞こえるはずがない」というものがあり、豊臣派を裏切る小早川秀秋の決断におよぶ真相は、現代人の想像する勝手なところなのだろう。

関ヶ原の合戦後、小早川秀秋は岡山50万石の領主となったが石田三成の亡霊に怯え、家臣も離れ21歳という若さで他界し小早川家は取り潰しとなってしまう。

あの時、小早川秀秋が西軍石田三成の豊臣派に加勢していたら・・・
今の日本は、どうなっていたのだろうか。

原口総務相は、小沢氏が勝った場合重要なポストが期待できる位置にいるのは確かなことであり、「情勢の変化から先が見えた?」ことも考えられ、裏切り者の小早川秀秋と称されてもしかたがない。

選挙上手な小沢氏の駆け引きで「現代版、関ヶ原の戦い」と言える民主党代表選挙。現職閣僚のこれからの動きは、まさに一人一人が「小早川秀秋」そのものだ。

今日からの5日間、「日本という国が変わる・・・」。
そんな人間模様とともに、固唾を呑んで人の動きを見ていこう。


9月6日AM4:30更新

もっと良く見えるように・・・ そんな思いの新しいメガネ

「小沢氏が意地を見せた」。そんな格好で始まった民主党代表選挙である。
国民の世論調査の上では、絶対的に不利な小沢氏だが最近のメディアの報道を見ると、小沢氏に加担するような場面を編集しており、「双方互角の戦い」を強調しているようである。

ネットの動画で、立会い演説会の様子を見てみると小沢氏の語気の強い場面をあえて選んだり、観衆の拍手や小沢コールが流れる。
一方の菅氏においてはシンプルな演説場面が多く、観衆が拍手をしているところを出さなかったり、明らかに人為的な構成が見受けられるのである。

そんなニュースを見て思い出すのが、2007年夏に行なわれた自民党総裁選挙の「福田対麻生の一騎打ち」だ。
あの時の報道も、メディアは麻生氏に加担したような編集をしており、麻生氏の街頭演説での麻生コールや観衆の多さが映し出されていたのをはっきりと思い出す。
安倍総理の大失態の責任をとって幹事長を辞任して総裁選にも出馬しないのが常識だったと思うが、その責任を明らかにしない麻生氏に対する反発が福田氏支持となった背景で、自民党が得意とする「派閥の談合」でもあった。

今回の民主党代表選挙は、しっかりとした派閥の談合がないだけに「どれだけ国民世論の思いを反映できるか」という事にかかっており、未だ態度を表さない民主党国会議員の判断が鍵となるのだろう。

話しが変わり自分の事だが、2〜3年前から目が悪くなりメガネを作った。
歳から考えれば老眼の域の話しになるが、そうではなく近眼である。
まだ0,6だが、免許では大型や大型特種とけん引を持っているため深視力検査を受ける必要があり、眼鏡使用の条件がついた。
仕事ではメガネは必要ないがやはり車の運転も多く、いつもメガネを持ち合わせなければならない。
また困るのが、離れている人の顔が判らなくて挨拶が遅れる場合が多いために、失礼をしてしまうところだろう。

そんなメガネだが、以前作ったのはフレームも気にいらないもので、オマケに「30分でできます」がうたい文句のショッピングセンターものだからレンズにも不安があった。
作り替えるとしても、チェーン店のメガネ屋さんより町内の個人店の方が経済効果を考えた上ではベターと・・・

気になっていた町内のメガネ屋さんに先週の金曜日だが思い切って・・・

始めは「フレームだけ見せて下さい」と入店したのだが、次から次と個性的なフレームを見せて頂けた上にしっかりとした検眼技術もあり、新しいメガネを作ることとなった。
話しをしていたら、店主の住まいは私の住む裏の団地で私の事も知っていてくださり、「いい買い物ができた」そんな思いの新しいメガネだ。

今日の午後1時15分からの私の一般質問である。
議場ではメガネをかけないので、答弁を頂く執行部の皆さんの顔が私の目にはぼやけて映っているが・・・

題して「高齢者に不安はないか」と「町の農業と観光事業」。
ぼやけた質問にならないように質していきたい。


8月31日AM4:30更新

小沢氏に対する納めどころ・・・か

ずいぶん、昔の感じがする響きである。
「トロイカ体制」先日書き込んだ「合議体あるいは合議制」を意味するものだが、もともとはソ連での歴史的な政治体制である。

スターリンの死後に、3人の主導者が主相と党第一書記そして最高幹部会議長というポストに就いて国を運営したが、ゴルバチョフによるソ連の崩壊まで、権力闘争により何度もトロイカ体制は出来たり崩壊したりを繰り返すものだったはず・・・

プラスワンとして、輿石民主党参議院会長を加えるというが、多くなれば多くなるほど菅首相の地位は揺らぎ、まとまりがなくなるのは当然で小沢氏の権力が強くなる見通しだ。

「船頭多くして、船、山を登る」になるのは明白。
民主党のトロイカ体制は、鳩山前首相の「民主党分裂」をなんとか食い止めたい「その場しのぎの案」でしかなく、安定政権など遠い話しで・・とどのつまりソ連と同じようにトロイカ体制は崩壊の道を歩むだろう。

結局、「政治と金」を発端に働いてきた「脱小沢」の力を削ぎ、誤魔化すような手法にしか感じられないのは、多くの国民が抱いていることであり民主党の評価が下がる結末とも言える。

今日、「小沢氏がはっきりとするだろう」とのことだが、小沢氏は民主党代表選挙に「出ても大変、出なくても大変」という人物であり、今はただの「厄介者」でしかない。
2年前の丁度今頃だったろうか、自民党の福田首相と民主党代表の小沢氏との密談で自民党と民主党の連立問題があった。
小沢氏はその時、民主党内からの反発で代表辞任を決意するが、やはり鳩山氏に慰留され党代表に残る結末となった様子を思い出し、今回の事も併せ小沢氏の人間性を垣間見た気がする。

「小沢氏は、そんなに強い人間ではないのかも知れない?」。
民主党代表選挙は「ドント式」で行なわれるが、次第に双方の優劣が見えてきたところでもある。

今日、小沢氏本人の決断から民主党代表選挙に出ないとなれば・・・
鳩山氏の仲介は、勝てないと見た選挙と党に及ぶトータル的な将来図を考えた上で「振り上げた拳の納めどころを探していた」という結末なのだろう。

明日、9月1日から毛呂山町9月定例議会が開会する。
今議会では、平成22年度補正予算6件、平成21年度一般会計等決算認定7件、条例の改正2件、請願1件である。
議員による一般質問は10人が通告を出しており、私は9月6日月曜日の3人目で午後1時15分からとなる。

一般質問についての内容など後で書き込みたいが、お時間のある方は傍聴にきて頂ければ幸いです。


8月27日AM4:30更新

久々に眠れない夜・・強い信念と捨て身の決断は

昨日は、騒々しいようなニュースの一日である。
それは、「近いうちにあるだろう」と思っていたが・・・、
意外にも早く、それも朝からという時間帯に驚かされた。

「壊し屋」という異名がある小沢氏だけに、単純に考えると「また、そうなのか」とも感じたり、「奥の奥あるいは、裏の裏には何があるのだろう」と考えさせられるばかりである。

野党も国民も、呆れたような民主党代表選挙に見え、昨日は「国民不在の代表選挙」と表現しているメディアがあったが、時間の経過でそうとも言えない空気が漂い始めた。
「政治と金」の問題や「参議院選挙敗退」など、双方とも苦しい代表選挙となるだろうが、「菅氏支持60%以上」という世論調査の結果とは裏腹に、「予想は既に、判らなくなった」という程、小沢氏の底知れないパワーを感じる。

刻一刻と、移り行く民主党代表選挙を注視していきたい。

米の話しになるが、2〜3日前、2010年産の生産者米価が地元の農協から発表された。
価格はふせておくが、今までにない下落となり私の予言どおり「平成の大暴落」となった。
今後、農家戸別所得補償のあり方について、相当なる議論が国会であるだろうが、来年は畑作についても進める方針でいる農政と政権与党でもある民主党に対して、「どうかしている!」の言葉しか、今は思い浮かばない。

特に困るのは、今年の暑い天候が続いたおかげで米が白くなる「シラタ」あるいは「ハラジロ」と言われる現象や「胴割れ」と言われる、米にとっては致命的な高温障害米の発生が見受けられることだ。
そうでなくても今年は、売り手の農家より買い手の米業者が強いために、米が叩かれる状況は全国的なものになるだろう。

そのこともあって、これから始まる毛呂山町9月定例議会の一般質問に、町の農政について通告をした。
今日には、議会運営委員会で決定した議会日程が配布されるので、併せて内容についても書き込むつもりでいる。

寝不足で頭が痛い朝、暑くならない一日であることを祈る。


8月15日am5:00更新
町民の皆さんに、合議体という民主主義原理を知ってもらいたい
今の時代はファシズムではない。列記とした民主主義の社会でありその原点は多数決という「数の原理」である。
未だ国によっては、北朝鮮のような独裁的な国もあるがそれは例外とし一般論として書き込みたい。

合議体の議会とは、「選挙によって選ばれた議員により構成された議会において、多数決原理に従って決定する政治制度」である。

議会は「組織原理」というもので、それは広く国民(町であれば町民)一般より選挙された議員によって構成される事を言い、多数決原理は組織原理から成る「活動原理」だと言えるだろう。

合議体の議会で大事なことは、「公開の議場における自由かつ平等な討論を通して表された表決を議会の意志決定とし、少数意見者もそれに従うべきもの」ということだ。

また、首長と議会との関係は以前にも書き込んだが「二元代表制」であるから、首長1に対して選挙で選ばれた議員で構成される議会1が、50:50の均衡がとれた状態と表していいだろうか。

余談だが、最近読んだ記事の中に、「二元代表制は首長51:49議会くらいの方が今の時代に適している」というのがあったが、あまり首長が強いと今話題の阿久根市のようなファシズムに近くなり、議会の権限が失われるものだろう。

昨日の参議院議長西岡氏の発言だが、「負けたものは去る方がいい」という意味は、多数決原理としての「合議体機能について触れているのだ」と思う。
代表選挙に出る場合は、それぞれ自分で行ないたい政権運営の具体策を持っているわけで、負けたものは合議体の上では従わなくてはならず、もしそのまま政党に残るのでは政党そのものの運営が難しくもなる。
つまり、小沢一郎氏までの大物になれば支える者が多すぎて小沢氏が負けても子弟関係が継続され、菅首相は政党をまとめることができず政権運営に支障が生じるのだろう。

小沢氏は「一新会」という政治組織を持っており、いまの民主党議員の中では小沢一郎氏による力で議員となった新人議員も多い。
頭となるものが敗者となった時、その人間が去らなければ・・・
民主党そのものが成り立たない現実が、西岡氏には見えるからだ。

合議体の話しから、民主党代表選挙を見たが・・・
毛呂山町は、「合議体などあったものじゃない」という町だろう。
そこをまず改めなくては、新しい町づくりはできませんよ。

米についての予言が、ズバリ的中し・・・次は、合議体の続きと農政


8月24日AM5:00後進

人には薦められないダイエット

昨日、参議院議長の西岡氏が「小沢氏は代表選挙に出たほうがいい」と言及したことが、今朝の読売新聞朝刊では違う内容で書かれており、不可解でもある。
ただ、西岡氏は「代表選挙に負けた場合、政党を去ることが必要だろう」と述べており、その点ではうなずける。
いずれにしても、先の渡辺氏の「小沢氏は出馬するべきでない」や今回の西岡氏の発言が物議となるだろうが議会は合議体であり、西岡氏の言わんとするところが見える内容の会見だった。
その合議体について明日は書き込みたい。

初めてかも知れないが、熱中症になったようだ。
仕事柄ビニールハウスの中での仕事もあり、40度を超える環境は一時的な仕事ならいいが、長く時間をかけては当然体調に影響する。

そんな仕事をした後に、いつもの仲間に誘われ居酒屋に行ったが、行く前から胃の下あたりが2〜3分置きにシクッシクッと痛んで気になっていた。
飲む事も食べる事も、別段ふつうだったからそのまま2時間程飲んでからタクシーで帰宅したが、それからが・・・
一晩中に近いほど、吐いたり、冷や汗だったり、腹痛だったりと散々な朝を迎えた。
それが先週の日曜日から月曜にかけてのことだから、もう一週間になるが一向にお腹の具合が良くならない。
「人間は自然治癒力があるから、まあ大丈夫だろう」と医者にも行かないでいるが、この異状な暑さの中、食欲はまったく無く水分だけ取っての毎日で体重を5kgも落すことができた。

以前から、少し体重が増えたことが気になり「レコーディングダイエットでもやろうか」と考えてた矢先なので、ついでにあと2〜3s落として30歳台の時の体重に戻そうかと考えてる。

人にそんなことを言うと、「井上さんが熱中症になるのも想像できないが、ついでにダイエットするのは、この暑さでヤバイから早く医者へ行ったほうがいいよ」という、決まり文句が返ってくる。
あまり食べないでいると、食べないでもいられるようになってくるから不思議なものだが、いつも脱力感のような感じが困ったものだ。

昨日は、役場に用があり時間があったので一階に置いてある自動血圧計に腕を入れて計測してみた。
上が108下が65心拍数が68の結果は・・・?

「まあまあ健康体ではないだろうか」と思いながら、タフさがとりえの私だから・・・もう少し、このダイエットを続けてみよう。


8月16日AM5:30更新

今朝の埼玉新聞1面は、毛呂山町の「やぶさめサミット」

第65回の終戦記念日を迎え、各地で記念式典が行なわれた。
靖国神社への参拝が取り立たされるが、民主党は中国・韓国に配慮して靖国神社参拝者は無く、ある意味静かなメディア側の反応といったところだ。

私達日本人が、現在の平和な日本で生活していけるのも、過去の大戦を経験し、敗戦からの復興を成し遂げた国民の歴史の上に存在しており、特に多くの戦没者に対して哀悼の意を表すのは当然の事である。

今朝の新聞で気がついたが、A級戦犯合祀についての記事が無いのはめずらしく、その合祀に対する民主党の見解すら見当たらない。
政権交代が行なわれ、A級戦犯合祀についても明確な判断を国民に示すべきだろうが、「君子、危うきに近寄らず」といったところだろうか・・・

臆病になった日本人を象徴しているかのようで残念でもある。

埼玉新聞では、今朝の1面に終戦記念日の関係ではなく、毛呂山町で今年の10月31日〜11月3日まで開催される「やぶさめサミットin毛呂山2010」を取り上げ、「やぶさめ継承で連携」と大きく紹介している。

全国9地域参加してのシンポジュウムが予定されており、福島県・古殿町、栃木県・小山市、茨城県・土浦市、千葉県・鴨川市、山梨県・富士吉田市、長野県・大町市、静岡県・袋井市、埼玉県ではときがわ町より、「やぶさめ」に関係する多くの方々によって各地の実情を踏まえながら、やぶさめの保存、継承をテーマに意見交換するものである。

今回、「やぶさめ」という特種な祭事が縁となったが、このように各地域から本町に来て頂けるという事業は過去に溯っても、また他の市町村を見ても無いことであり、極めて意味のある事業と言える。

初めての取り組みだが、今回の新聞の1面が飾れるような成果となるよう、毛呂山町民一丸で取り組める「やぶさめサミット」にしたいものだ。


8月13日AM5:00更新
その時の萌芽を摘んでしまえば、将来の木は育たない
自民党の参議院会長選挙は得票が同じとなり、くじ引きで中曽根氏に決まったが、その後の体制づくりが注目されている。
中曽根氏と会長選挙を戦った谷川氏は、自民党の町村・額賀・古賀の派閥の支持を得ておきながら、派閥内の若手・中堅議員の票を得られず・・・
本来なら二十数票の差で勝てる会長戦だったが「蓋を開けて見ないと判らない」という選挙用語通りの結末を演じる結果だ。

派閥という締め付けは、私が最近よく書き込む「数の原理」からくるものだが、自民党の悪いところは50年に及ぶ政権与党時代での派閥政権にこだわり、改めることができない「石頭」が多いことに尽きる。

私も、毛呂山町の議員として昨年まで会派に属していた。そして自民党の党員でもあったが、そのことによって議員として意図する方向ではない葛藤に苦しむこともあったのは事実だ。

特に昨年の9月、毛呂山町のゴミ問題を一般質問で取り上げた時、私におよんだ党としての制限は、歪んだ私的な感情まで感じ取られ、尚且つ私の話しを聞き入れない対応が離党の決断に至った経緯である。
また、離党しなければ毛呂山町のゴミに対する問題を、今後突き詰めて訴えていく事ができない判断もあったためで、今もその決断は自分なりに間違ってなかったと自負している。

長くなれば、その体制を堅持したくなるのだろうが、それによって見えなくなる事や、あえて見なくなる事が増えてくる。
大勢に身を置けば、ある意味「楽」だが、見なくてはいけない事に対して「見ない振りをする、ずるい自分を作る」という事・・・
それが私にはできないから、今の自分がいるのだろう。

自民党は1年半も前から派閥の解体が叫ばれ、それを進める者と抑える者とが入り乱れ分裂を繰り返した。
そして、この参議院での会長選挙で、中堅・若手議員の体を張って見せた意志を、派閥の長がどのように取り扱うのかが今後の見ものでもあり、自民党の将来があるのだろう。

自民党の中曽根参議院会長は、中堅・若手の意志を無駄にしない人事・体制づくりを見せていただきたいものだ。

国の話しから、地元の話しになるが・・・
昨日、近くの耕地に面した未舗装町道の整備に関する要望書を毛呂山町担当課に提出した。
昨年まで、私が耕地の役員をしていた関係から要望書が先送りになっていたが、今年やっと役員の交代があり区長や現耕地役員の方々の協力を得て進めることができたが、何でも、汗をかく人がいなければ事は前には進まない。

大勢にいて汗をかくことを怠るより、一人でも多くの汗をかいていたいものだと、要望書を出し終えて改めて思う。


8月11日AM4:00更新
時間をかけても、一つの連立ではまだ足りない数の原理
先日の新聞で、小選挙区制と中選挙区制の事が書かれていた。
「民・公の連立に対する可能性はそこだろう」というものだが、思い返せば衆議院議員の渡辺恒三氏が「参議院選挙で民主党が負けた時は、公明党さんとの連立を模索するようだろう」と述べた事が現実になってきた感である。

選挙区制をしらべると、それぞれ長所・短所があり結論づけるのは難しいが、「中選挙区制では政党より個人であり、小選挙区制では個人より政党が主になる」と言ったほうが判りやすいのかも知れない。

今回、この中選挙区制へ選挙制度を変える話しは先送りとなったが、9月の民主党代表選挙が終わると、また息を吹き返す話題となるだろう。
今日の朝刊に「菅氏続投、賛成57%」そして「内閣支持率44%に上昇」は、参議院選挙での大敗から大きな批判を受けた民主党だったが、一通りの懺悔の時を経過し「大波がさざなみ化した」と言える。

民主党議員・自民党議員と不祥事の話題が尽きないが、一つ一つの事件で「党」そのものに影響が出るマスメディア誘導型の政治は、マスコミ対策が大きなウェイトを占める時代でもある。
どのような政権運営が国民の支持を得られるか・・・、マスコミを利用した大儀を模索する民主党なのだろう。

公明党の山口代表も、参議院選挙で民主党にレッドカードを突きつけてきた経緯があり、そう簡単には連立を組むとは思えないが「中選挙区制という選挙制度の復活を訴えてる公明党にとっては、それが連立への大きな大儀と成り得る」と解説する人も多い。

どこかと連立を組みたい菅首相も参議院大敗で力が薄れ、若手が多い側近には連立に対して頼れる者がいない。
一新会の中にも、小沢一郎氏と距離を置く者が出始めた今、小沢一郎氏も画策はできない状態・・・、特に、「政治と金」の決着がついていない現状では、小沢氏に対してアレルギー症状を起こしている政党がほとんどだ。

民主党が安定与党と成るための連立の鍵・・・
それは、多くの政治評論家から多くの国民の方々まで判っている「時間の経過の後に現れる大義名分しか無い」という事なのだろう。



8月6日AM5:00更新

私の「長期予報」は、経験と理論に基づいている

「冷夏?」春先の気象庁の長期予報を聞いて、「それは無いな」と自分なりの経験と感覚で感じたが、今年の夏の暑さは異状なほどの酷暑である。

私の長期予報は「気象庁より当る」と言いたいが、ヒートアイランド現象が頻繁に話題とされる今の日本で、平成5年、平成10年のような冷夏は、今後訪れることはないだろう。

平成5年の冷夏は、50年ぶりの飢饉とまで称され各地で米が凶作となり、特に東北の米どころは深刻な状態だった。
その秋から、町のお米屋さんや米の仲買いが農家を回り「米を買うよ」と異状な事態が続き、年明けから3月、5月と高騰を続けた末、最終的には1俵あたり5万円の記録的な高値を付けた。

政府も備蓄米を全て出し切り、米不足の緊急事態からタイよりインディカ米を輸入して米不足の措置を講じたが、粘りのあるジャポニカ米を好む日本人にはポソポソとしたインディカ米の評判は悪く、メディアでの報道が米価の高騰へと更に拍車をかけた。

結局、米屋を通じて農家から米を集めた米問屋が米を抱え込み、米価格を高騰へと誘導した格好だったが、7月には米がダブつく有様・・・
在庫を抱えた米問屋が最終的に大損をした話を後で聞く。

平成10年の冷夏は、平成5年の記憶がまだしっかりとあり、不作でありながらもその秋にはお米屋さんが米を買い求めに農家を回ることは無かった。
政府も平成5年の失敗から、米の備蓄を見直したこともあり、米の生産者米価は多少上がったが、その値上がり分が消費者米価へ波及することも無く、落ち着いたものだった事を覚えている。

あれから12年、米の作柄に影響を及ぼす「冷夏」は来ていない。
年々ヒートアイランド現象は深刻となってきており、最近その影響が出ているのは米では無く野菜だろう。
何年か前に書き込んだが、夏のこの暑さで「7月に播かなければならない人参の種が播けない」。あるいは「10月から収穫を予定するブロッコリーやキャベツの苗作りができない」という事態である。

平坦地の気温上昇によって野菜不足をカバーしてきた高冷地では、この暑さが安定した高所得をもたらしてきたが、今年においてはその高冷地にもヒートアイランド現象の影響が及び、集中豪雨などによりレタス・キャベツの高騰を招くようになってきた。

そんな折りの昨日、「米、2年ぶり豊作へ」のニュースである。
米穀データバンクによるものだが、米の作柄が東日本を中心に好天に恵まれ、2年ぶりに豊作になる見通しとの事。
埼玉県では「やや良」の「作況指数102」と発表がされ、「米価は相当下げ方向に向かって行く」と報じた。
また、農家戸別所得補償で用意した、「価格が下落した場合に補てんする仕組み」の予算も、このままでは大幅な下落が予想されるために準備した予算で間に合わない可能性があると指摘している。

まだまだ予測の段階であるが、私は「2010年の米騒動」という「記録的な生産者米価の暴落」を予想する。

平成16年、政府は「水田ビジョン」を立ち上げ、各自治体に米の作付け面積を決める新たな減反政策を打ち出した。
その時、政府が用意したパンフレットに「米の勝ち組み・負け組み」の言葉があり、内容は新潟県などの米どころが勝ち組として生き残っていけるような話だったが、すでに一昨年前から新潟県の米どころの米が在庫となりはじめ「勝ち組み・負け組み」ではなく、日本の米農家は全てが負け組みへと導かれている格好である。

ミニマムアクセス(MA米)という貿易摩擦の措置米の廃止。
減反を主とした生産調整と大規模生産農家の育成。
生産者米価の安定(低価格であってもバランスがとれる生産価格)
米の供給拡大に対するさまざまな消費拡大施策等
を図らなければ、今後の日本の農業は先進諸国に追いつくこともできず、後退の一途をたどることは理論の上からも判りきっている事だ。

現在、宮崎県産の新米が出回り始めたが、これから8月中旬に千葉県産、下旬には関東全域の新米が出回り、9月上旬新潟県産が押し寄せた時には、私が予想する「生産者米価の大幅下落」の結果が判るはずである。

溯れば、平成6年のウルグアイラウンドでの米輸入措置から始まるが、日本の主食を守る事ができなかった「日本政府が犯した大罪のツケ」が今、現れているのだと確信する。

「米を狂わせた事から日本の農政の全てが狂い、それに国民の血税が何兆円も投入されていることを抜本的に改革しなけば、日本の農業は崩壊する」。

それが、日本農業の偽ることの無い実態だろう。


8月2日PM14:30更新

死刑執行「それは何のため、それは誰のため」の答えは、「判断の材料」

ここ何日か、死刑についての記事であったり、ネットで死刑刑場の動画を見たりだが、28日の死刑執行から各マスメディアが圧倒的な情報量で死刑制度を取り上げた。

日本の死刑制度の歴史や刑場での死刑執行の様子を知れば知るほど恐ろしくなる内容である。
特に、今の日本の裁判員制度は民間人が多数決によって最も重い罪でもある「死刑」を下さなければならず、そのような裁判の仕組みは世界でも日本だけということに改めて驚く。

「なぜ」ではなく「それは何のため・・・、それは誰のため・・・」を千葉法相自身が答えた。
一昨日のある新聞の社説「民主政権で初の死刑、議論深めるための材料が必要」との見出しは息を呑むようなものであり、千葉法相の「市民に判断を求める以上、判断の材料として出来るだけ刑の内容を知ってもらうことが必要だと考えた」の言葉、その上の死刑執行に大きな矛盾を感じる。

千葉法相はれっきとした弁護士であり、長い司法の経験と社会的・世界的状況から死刑廃止論者であった筈。
よく「有識者」という専門家への言葉があるが、死刑制度に係わる「有識者そのものだ」と言える人間が、死刑の執行・・・いわゆる人を殺すという刑罰を「判断の材料」という言葉で現すことに憤りをも感じる。

28日の読売新聞朝刊に、死刑制度における他の有識者による千葉法相に対する言葉があるので、ここに記述しておきたい。

「法律で決められている通りに執行しない法相は法律違反をしている。死刑が執行されるまでは刑を受けたことにならないのであり、粛々と執行すべきだ」・・全国犯罪被害者の会 岡村勲代表

「法相の判断は、人間の運命を直接的に左右する。そのような重い判断を、民意の支持を失った人が担うのは難しく、続投には疑問がある」・・法務省幹部

「法相の仕事は国家権力に直結している。他の大臣と比べて特種で重大な役割だ。私も辛かったが、法に定められている通り執行を命じた。これ以上執行しないでいることを続けるべきではない」・・鳩山邦夫元法相

「民主党が掲げている政治主導は、民意で選ばれた政治家が内閣を構成し、責任をもって政策を実行するというもので、落選した千葉氏が引き続き大臣を務めているのは矛盾している」・・曽根泰教 慶大教授

「死刑執行の時期は刑事訴訟法で明確に定められている。法相に裁量はないのに、いつまでも執行しないことの方が問題だ。法改正を提案する事も無く、執行を止めている大臣には、そもそも法相の資格がない」・・阿部泰隆 中央大教授

「ただ執行しないというのではなく、執行しない立場を明確にすべきだ。死刑に関する情報公開をして、議論をスタートさせてほしい」・・人権擁護団体・アムネスティ日本 寺中誠事務局長

数々の批判。
7月27日の閣議後の記者会見で死刑制度について
「なかなか知恵がないが、努力を続けていきたい」と述べた千葉法相、そして翌日の死刑執行。

時間的経過の上では、すでに死刑執行の手順があったのは計り知れるところ・・・
「落選後のパフォーマンス」という記事もあり、そう言われても仕方がない事実だが、被害者の家族の気持ちを考えるとパフォーマンスという言葉も使えない、配慮に欠けたものだ。そして菅首相の千葉法相を容認する言葉・・・

先日、「民主党にはビジョンがあっても理論がない」と書き込んだが、今回の死刑廃止論者でもある千葉法相の死刑執行の「矛盾」は、まさに理論がないと言えるようなものではないだろうか。

凶悪犯罪が頻繁に起こる今の日本で、80%以上も死刑制度を容認する声があるのも事実。それは何のため・・・それは誰のため・・・

自分なりに、今後も死刑制度を考えていきたい。

*新聞に折り込みました4月・7月発行の町政報告「もっといいまちへ」をUPしておきましたので見て頂ければ幸いです。



7月29日AM5:30更新

「それは何のため」と、昨日は考えさせられる一日

7月28日の読売新聞朝刊の記事に、千葉法務大臣の事が1面・37面に
「死刑1年執行せず」とあり、興味深く読んだ。

その後、6時台のFM放送のラジオで経営コンサルタント横田尚哉氏をゲストに迎えたコーナーがあり、その話が妙に気になって早朝の車の中で聞き入った。
それは、物事を考える時「なぜ」でなく「それは何のため」あるいは「それは誰のため」と考えると、問題とされるものの解決が早くなる。あるいは視野が広くなり一つの事だけでなく多面的にいい結果が見出せる。
という話しだった。

朝からいい話しが聞けたと思っていた矢先、昼前に驚くニュースが飛び込んで来た。
「民主党政権で初の死刑執行、法相自ら立ち会う・・1年ぶり、篠沢死刑囚ら2人・法務省」である。

死刑の問題が新聞に掲載された数時間後の死刑執行だ。
千葉法務大臣は「死刑廃止を推進する議員連盟」の一人なのに・・・
「それは何のため」という朝のラジオの話しが私の頭の中を駆け巡った。

また、千葉法務大臣は先の参議院選挙で落選した現職閣僚であり、その死刑執行が、更に今後の物議となるのは当然、「それは何のため」の理解に苦しむ。
死刑はあくまでも、「罪の重さによって人の命を絶つ」という大変重い刑罰である。
今朝の新聞には、菅首相の「法相として、まさに法律に沿って適正な判断をされたのだと認識している」のコメントがあるが、この話し、今後の国・メディアの動向を見ながら・・・

しばらく、後のためにもしっかりと書き込んでおきたい。


7月26日AM5:00更新
毛呂山町6月定例議会・7月臨時議会 リソグラフでの町政報告作成
昨日の午後、携帯のテロップで「埼玉県の防災ヘリが救助中に墜落」の記事を見て、すぐに「あらかわ」だと、判った。

その後、頻繁に入ってくるニュースで事故の全容が解ったが、機長を含む5人の隊員の死亡は、本当に残念でならない。
私が消防団在籍当時、越辺・高麗川合同水防演習の際、河川敷で埼玉県防災ヘリ「あらかわ1・あらかわ2」による遭難者救助の実技や出初め式でも応援飛行としてその雄姿を何度も見たが、あの「あらかわ1」が墜落するとは信じられない思いだ。

特に、機長も飛行経験14年のベテランとのこと、また防災ヘリの隊員は高度な訓練を受けた選りすぐりの隊員ばかりであり、埼玉県は大変な財産を失ってしまった事になる。
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りしたい。

少し、遅れたが自身の町政報告「もっといいまちへ」の6月定例議会・7月臨時議会号が明日の27日(火曜日)の朝刊に折込みとなる。

今回、久々にリソグラフという機器による印刷方式を行なってみた。

知り合いの会社が使用しており、印刷時間が早く経費もやすい。
また時間的に折り込み日ギリギリまで記事の調整ができるので、その点がメリットである。
ただ難点とすれば、紙面のクオリティさが業者の印刷には及ばないものであり、今後どうするか一先ず折り込まれた後に、皆さんからご意見を頂き考えようと思う。

記事の細かい内容については、いつものようにまたこのコーナーで書き込んでいきたい。


7月21日AM4:30更新

行きつくところがそこ(底)ならウナズケル・・・先を見た農業政策

春先の長期予報の「冷夏」がハズレ、毎日暑い猛暑が続く。
どんなに技術があっても、天候には勝てない・・・
それが農業であり、特に田の米の出来不出来は8割が天候だろう。

この猛暑で、今年の米はまずまずの豊作になる。
先日の書き込みで、農家戸別所得補償のことに触れたが、今回の政策で当初5,800億円程度の予算措置が必要との記事を読んだ。
また、米の価格が下落した場合においては、直近の米価格の平均金額を算出し、その金額と併せる価格補償を行なう措置が講じられる。

いわゆる、今までも米農家が任意で加入できる「ならし」という制度を併せ持っているわけだが、今年の生産者米価の下落で、その「ならし」的な予算措置は2,000億から3,000億円規模になる試算が、約1ヶ月前の農業新聞の一面に大きく取り上げられた。
もともと多くの国会議員の反対論が聞かれる政策のため、来年以降の農家戸別所得補償は生き残れるとは思えず・・・
特に、今年は来年以降に向けた「モデル事業」となっているだけに、「結果が悪かったのでやめます」が、見えたようなものだ。

よく悪法という言葉があるが、まさに農家戸別所得補償は後世の米価格に影響を及ぼすであろう・・・そして日本の農業全体に波及し日本農業そのもののバランスを崩す悪法だ。

ただ、逆の考え方もある。昔、学生時代に学んだ話し・・・、
「日本の農業は大型化に向けた政策が進められ、特に米の生産では大型化がコスト低下につながる大きな要因である」という考え方だ。
その当時では10〜20ヘクタール規模の農家が理想的と聞いたが、その域の農業規模をこなしている私とすれば、もはや10ヘクタールでは米農家はやっていけない。

これから10年先、やっていける米農家の経営規模は20〜30ヘクタール規模以上の農家のみである。
考えてみれば、今回のこの農家戸別所得補償は、日本の農業規模を更に大型化へ加速させるための、いわゆる「篩い」(ふるい)なのだろう。

その「篩いの目が、とても大きいので落ちる者が多い」、というより農政の考え方で言えば「落せることができる」だろうか。
つまり、「日本を諸外国と肩が並ぶような農業国にする」という農業政策なら、なるほど・・・と、うなずける。

以前、専門誌で読んだ「生産者米価1俵60sあたり8,000円以下でアジア諸国への米輸出が可能になる」の記事。

日本という国が考えている米の行きつくところは、そこ(底)なのだろう。


7月16日AM5:00更新
結果を見て、都合のいい時だけの「私が言ったとおりだろう」に呆れる
国民新党からのラブコールを社民党が蹴っ飛ばした。
衆議院での連立与党時代があったからといって、基本路線が違う政党からの唐突な申し出に「それはないだろう」と思っていたが案の定、社民党の会見は険悪感まで漂うもの・・・
ただ、2党の政策協議会は定期的に行なうことで合意したようだ。

かたや参議院では、たちあがれ日本と新党改革が早々と統一会派結成を決めた。
このあたりは、同じ自民党崩れとして当然考えられるところで「施政方針演説への代表質問ができるのは5人以上の会派」との取り決めに対応する苦肉の策だ。

「民主主義の原点は数の原理」である。
まだまだこのような小さな政党どおしの統一会派から進展して、新しい政党が誕生する過程を踏んでいくだろう。

今回の民主党の50議席を下回る大敗を「だから、私が言ったとおりだろう」と、小沢一郎元幹事長が側近の一新会議員に言ったと新聞記事があったが、このあたりは「私が言ったとおり」と豪語する段階ではなく、誰にも予想できるもの・・・
それより、「菅首相に対する不信任が出たら一新会の賛成で可決することができるため、新進党発足時代のドタバタ劇の再現か?」というところに興味がいく。

話しは変わるが、
昨日、米の関係先に現在の生産者米価とこれから新米が出回る価格についての動向を聞いてみた。

予想どおりだ。価格については言えないが「民主党の農家戸別所得補償」が人為的に作用して米の価格の下落が加速した。
そうでなくても、ゆるやかな右肩さがりの需要と供給のバランスを民主党の小沢一郎をはじめとする党執行部が、選挙に勝つために経済構造を無視した政策によって大きく「右肩急降下」へと変えたのだ。

平成15年に、私が初めて議員となって、「一俵あたり15,000円から16,000円でなければ米農家はやっていけないんだ」と一般質問を行なったが、今でもその考えは変わらない。

昨年の農協での買い取り価格は一俵あたりコシヒカリで13,000円から14,000円、きぬひかりでは12,000円に届かなかったものもある。

特に、米どころの新潟産が在庫になっていることの要因で、全国の米価が押し下げられている現状、今年はそれがますますひどい状態になる。

米は、全国の農地を占める農産物であり、それが狂うと日本の農業の全てが狂う。
そんな簡単なことも解らないで、政権ほしさに金をバラマキ「禁断の実に手をつけた」民主党への憤りは、今後現実味をおびて必ずやってくるものであり、「政権が生んだ人災」だ。

「ビジョンがあっても、理論がともなわない」それが民主党。
農家戸別所得補償を看板に農村部を回った小沢一郎元幹事長に聞きたい、米の価格下落について「私が言ったとおりだろう」と声高らかに言えるか。

「私が言ったとおりだろう」それは、私が言いたいセリフだ!


7月12日AM3:30更新
民主党大敗、今度のネジレは本当のネジレ現象
途中の選挙速報を見るよりと、早寝をして夜中にゴソゴソと起き出し・・・
第22回参議院選挙の結果は、予想以上の民主党大敗である。

テレビで一通りの開票結果を見た後、ネットで県と毛呂山町の開票結果を見たが、毛呂山町の投票所別の投票率が知りたくて、午前2時過ぎという時間だったが無理を承知で出かけてみた。

丁度、開票作業を終え役場庁舎を出てきた職員の方々と会う事ができ、お願いして町内13箇所の開票結果を戴けたが、予想とおり私の地区にある投票所(目白台コミュニティセンター)は、近年の住宅開発によって毛呂山町に移り住んだ若年層が多い地区のため、51,29%と13箇所中一番低い投票率となった。
(最高は63,95%平均の投票率は58,08%)

昨年、民主党が子ども手当や高校無償化を掲げた衆議院選挙で、投票率が13箇所の中でも顕著に上がり下から2番目と浮上したが、今回の参議院選挙は若年層にはそれほど感心が無いという結果の現れだ。

候補者別の開票結果は、まったく予想とおり自・公・民で一人づつ分け合うものであり、民主党の二人擁立が票を分け合い
島田ちやこ候補 544,278、大野もとひろ候補557,289と僅か13,000票の差しかなく、新旧交代劇を演じる結果となった。

毛呂山町での比例区の結果は
民主党4,910 自民党4,024 公明党3,008 みんなの党2,168
共産党950 社民党767 新党改革388 たちあがれ日本 265 国民新党 178 女性党139日本創新党84 幸福実現党 51
であり、自民党に戻りたくないという結果と、毛呂山町で古くから受け継がれてきた、自民党の基盤が弱くなったという現れが見える。

また、マスコミの報道に後押しされた感もある第3極「みんなの党」の大躍進は、今後の政治のウェイトを占めるもの・・・
来年の統一地方選挙において、ますます躍進するであろう政党であり、「強い追い風」になる兆し、間違いなしだ。

いつもより遅れてきた朝刊の見出しは
「民主敗北 過半数割れ  自民復調、改選第1党」と大きくあるが、新たなネジレを生んだ政局は、まだまだしばらく混迷の域を脱することは出来ない。
それは自民党が与党時代に生じたネジレとわけが違うからである。
今まで自民党が政権与党時代、衆議院で可決した議案が参議院で否決されても、衆議院に戻して三分の二の賛成で再可決するという手法を、今回の政局で民主党与党の衆議院では出来ないからだ。

今後、衆議院解散・総選挙の声が高まるのは必至だが・・・、

バラけた小政党の再編で、日本が「本当の意味で2大政党に近づけるか・・・の岐路に立った」と言える、今回の参議院選挙だろう。



7月7日AM7:30更新
今日は七夕、「織姫と彦星は結婚していたの知ってる?」
妻の言葉に、知らなかったことに驚く・・そんな朝。

民主党の過半数割れが現実となってきた様相だ。
今朝の新聞各紙は、消費税増税にふれた菅首相の勇み足が招いた「民主党内の内輪もめ」を記事にしている。

テレビでの党首討論を拒んだ挙句・・叩かれ、今度は党首討論で叩かれ、国民の支持率低下で叩かれ、今は身内から叩かれているようなものだ。

「自民党の50年間に及ぶ政権政策の後始末をしているんだ」
と、自民党を批判することで、国民の反発をかわそうとした菅首相だが、所詮批判は耳には不快なもの・・・
今度の消費税増税をこの参議院選挙の材料として、受け入れられない国民が殆どだという結果が見えた。

批判はいけない。
昨日、奉仕活動の会で「人の悪口を言うのはやめましょう」という、3分間スピーチを聞いた。
高校からの後輩で、私の紹介によってその奉仕活動の会に昨年12月入会した新会員からの言葉である。

私の2歳年下の後輩ながら凄い方で、事業の失敗から這い上がり現在では従業員を数十名抱えるまでとなった。
私は以前その後輩に、年に数回しか会うことがなかったが、会うたびに大きくなっていく「人となり」を感じていたのは確かで、私の予想通り結果を常に出している。それも右肩上がりで・・・

そんな後輩の「批判は、いけない」の言葉は、その会でたまに聞こえる「雑音」についてのこと・・・
諸先輩がたの耳にどのように入っていったのだろうか。後輩が発した言葉の行く末を案じながらも、この歳になって発するものは全て自己責任の範疇である。

夜になって、昼間の3分間スピーチの件で後輩からメールが来たが、「イージーカム・イージーゴーだよ。何事も前向きで・・・そのままでOK」と返した。

話しは変わるが・・・
つい2日前のことだが、同僚議員の方から電話で「いろいろ書かれてるよ」と聞いた。
他の同僚議員が出した町政報告に、私が出した町政報告についてのことが書かれているらしい。
他の議員のHPなども見ないし、そのような町政報告もあまり見ない方だが、今回はその記事を読ましてもらった。

子どもの頃、何人かで遊んでいて自分の思うようにならないと「先生に言いつけるからな」と言って帰る子がいたが、そんな光景を思い出した。

「アンフェア」?どっちが・・・とも思いながら、
個人が責任と費用を持って出しているものに、自分の主張してきたことを正当化するために批判するのは「アンフェア」ではないのか。
あくまでも、私は一議員である。町長批判や町行政批判ならまだ解るが、理解できない内容だ。

八ッ場を中止したことは事実、事業仕分けの成果も事実、政権交代から民主党が国民に訴えてきた「コンクリートから人へ」の政策で、認められた野久保線事業をどう評価するべきか・・・個人の自由である。
説得力があるものとして、どのような材料を使うかも違法性がなければ問題はない。
ご自分でやってきた手法ではないか・・・「自分の事は棚に上げて」

おっといけない、これも批判?
私も同じ人間にならぬよう、いい意味での「馬耳東風」を決め込もうか。


7月1日AM4:00更新
今年も早いもので折り返しの7月の声
、暑い夏がやってくる予感
「もう、11時になるから帰ろう」
29日の夜は奉仕関係の例会があり、そのながれから気の会う方々と飲んでいるときのことだ・・・
一人がパラグアイ戦を見るために帰る話しとなった。
国を挙げてのワールドカップ8強入りになるかの大事な時、私も体調的に「待ってました」という気持ち・・・
すぐタクシーを呼んで帰宅したが、結果はPKにより惜敗である。

当初、岡田監督のバッシングがあったり・・・心配された日本チームだが、「ドーハの悲劇」の当時からしてみれば、決勝トーナメントまで進みサッカーの技術面が、いよいよ世界に通用するまでになってきたのだろう。
今朝の新聞に見る、晴れやかな岡田監督と選手たちの表情に「よくやってくれた」のねぎらいのコメントが安堵でのワールドカップ参戦を締めくくった。

私の今年の田植えだが、今日泉耕地の3枚の田を植えて終了する。
昨年の書き込みを見てみると、町内の泉野小学校脇の泉耕地は6月16日に田植えが終了しており、その後苦林地区の開墾と田植えをしているので期間的には同じだが、開墾が無い分いつもより時間がかかっているのだろう。

研修生も独立して、たまたまバイトも入ってない今年は、一人黙々と田植えに没頭したが、無理も無くマイペースでの今年の田植えという感じだ。

この時期、多くの人に「身体は大丈夫ですか」とか「寝てないんでしょ」などと聞かれる。
前にも書き込んでいるように、私はテレビを見ない主義なので夜の8時から9時には寝ているため朝3時前後に起きても6時間程度の睡眠はしている。そんなプライベートな面を知らない方々の目には、私は大変そうに見えているのだろうか。

私にとって大変なのは、夜に行なわれるさまざまな懇親の会だ。
だいたいこの時期には各種の総会などがあり、決まって飲む会はつきもので、いつもの身体のサイクルがあるために夜の9時に近づくと限界を感じてくる。
懇親の会で居眠りをしてしまう前に、極力帰宅するように心がけているがそれでも睡眠時間は削られるのが辛いところ。

長い田植えが終わり、夜中に行なわれる?歓喜のワールドカップが終わり・・・
次に私を待っているものは、今まで田の作業で遅れていた草ぼうぼうの畑の仕事と、昨年9月から引き続いているゴミ問題だろうか。

春先の冷夏の長期予報もハズレ?、また暑い(熱い)夏がやってくる・・
そんな7月の声。


6月28日AM5:00更新
消防操法大会は、消防団員の更なる結束がもう一つの目的である
政治家は自分の言葉に責任を持たなければならないのに、菅首相は・・・というより「民主党の二枚舌がまたはじまった」という感じだ。

昨日の菅首相は、消費税増税に関して
「消費税を含む議論をスタートさせましょうと提案していることを公約と言われるならその通りだと言った」
と、訳のわからない弁明に近い発言に換えた。

選挙の結果はバロメータだが、民主党の消費税増税の言葉が大きく一人歩きをして、議席が混沌としてきた。そんなこの何日間・・・

参議院というものの性格上、消費税のことは争点にはしずらいものであり、もし消費税増税を持ち出すのなら衆議院選挙を前提とした時期を考えるべきだが、自民党の早々の「消費税10%」の言葉につられた事が災いに転じた民主党と言える。

党としての公約を持って国民の支持を得ておきながら、早すぎる方向転換と「場違い」と思える争点に対して「国民の本当の思い」が、この参議院の議席数にバロメータとして現される選挙になってきた。


昨日の日曜日、毛呂山町の総合公園において、西入間消防組合消防団の毛呂山消防団・越生消防団・鳩山消防団3団による西入間支部消防操法大会が行なわれた。

私の所にいる研修生も昨年の春、私の勧めで地元の消防団に入団し、この何ヶ月か操法訓練してきたこともあり、まだ田植えも終わらない忙しい時だが昨日は応援のために総合公園に出向いた。

私も23歳の時、消防団に入団した年から操法大会に選手として出され、その支部大会で優勝してから翌年の県大会優勝、そして全国大会6位と操法大会漬けのような団員生活を送った。
そんな経験から、消防操法には黙っていられない所もある。研修生から日々、操法について聞かれることも多く、いろいろと操法についての指導や消防団に在籍中のエピソードなどを話してきた何ヶ月かだ。

大会の結果、残念ながら地元消防団の成績は可般ポンプの部三位、自動車ポンプの部は入賞できず・・・
多分昨夜は、悔し涙の慰労会だったと思うが、勝ち負けではない分団員の結束という目的が、最大限に達成できた操法大会となっただろう。

しばらくは、練習のため早起きをしていた習慣が抜けず早朝目が覚めたり、勝てなかった悔しさを思い出したりと・・・そんな何日間ではないだろうか。


6月22日AM6:00更新

表紙だけではない、中身が問題だ

選挙においての決まり文句「消費税は上げません」の公約が変わった。
菅首相のその言葉は、いよいよ「公約で結構」とまで言い切り、力のある政府を表現しているが・・・

昨年の9月からたった9ヶ月で、鳩山代表の「4年間は消費税を上げません」の公約を、意図も簡単に引っくり返した。
菅首相のパートナーと言える仙谷氏が国家戦略担当相の時「羹(あつもの)に懲りて、なますを吹いて・・・このことが日本の財政を危機的な状況にした」と自民党を批判しており、消費税増税は時間の問題とも感じた。

過去の小泉劇場と言われた小泉首相のパートナーは、竹中氏であり「郵政を代表する構造改革」を行い、先の鳩山首相のパートナーは、小沢氏であり「50年ぶりの政権交代」を実現した。
今回の菅首相では、パートナーは仙谷氏であり自民党ができなかった「消費税増税」を実現させるだろう。

それにしても民主党の嘘だらけの政策には本当に驚くが、それを叩けないでいる野党もおかしい。
結局のところマスコミ誘導型に政治そのものが動いており、テレビ・新聞での報じ方によって「国民が動かされている」と言わざる得ない。

本来なら、菅首相が消費税増税を切り出した時に、マスコミが一斉に「公約違反」を前面に出すべき内容と思えたが・・・、
それをしない「なにか・・・」を感じる。

私は、できるだけ新聞を見るように心がけているが、今回の菅首相の「消費税増税」に対しての記事に、今まで7〜8年取っていた新聞を替える事とした。
余計な力は時に面白いが、大事な時には違う方向に導かれるものであり、マスメディアの中でも新聞は、余計な力が少なければ少ない程いいと思うからである。

昨日は、私が委員長を務める毛呂山町議会だより編集委員会が開かれ、6月定例議会の原稿入稿を行なった。
各ページ担当委員を務める議員の皆さんから原稿を渡され目を通すが、各委員さんの主張したいものなどが見えてしまう原稿もあり、手直しを何度もお願いする。
個人の主張は、個人のお金と責任を持って報じればいいことであり、議会報は公費(税金)を使ってのもの、できるだけ中立に色を付けずに町民の皆様にお知らせするものだろう。

今回の69号の議会だより、ページを2ページ削り・・・
つまり予算を大きく削減しての議会報だが、残り2回の校正を経てどれだけ充実したものになるか・・・
そのあたりも、特に感じて戴きたい議会報である。


6月15日AM6:00更新
「いい子に育て隊」そんな組織を作りたい
川角小学校67人の5年生による田植えは、なごやかに・・・そしてあっという間に終了した。

天候にも恵まれ、予想通り子ども達のにぎやかな歓声が西戸地区に広がる大きな耕地に響いた。
田植えの最中、子ども達の植えた苗で間隔が違う苗を手直ししていたが、「まぁ、これも面白いか」と、途中からはそのままにした。
一人一人の個性を感じる田植えだが、間隔がまばらでも秋には小金色の稲穂が重たく首を垂らしてくれるだろう。

特に、5年生は社会の授業で八郎潟の米作りについて学習したばかりと聞き、いいタイミングでの田植え体験が授業では知り得ないものを子ども達に与えてくれる。

開会から、最後の閉会の会まで子ども達が進行し、しっかりとした口調であいさつをする子ども達にも驚く。
また、予想よりはるかに多くの保護者の方々に来て頂き、田植えの準備をして頂けたことにも感謝したい。

今回の田植え体験だが、田植えに限らず色々な事を体験することは子ども達の生きる力となる。
それは学校の言うところの「総合的な学習」であり、それぞれに大人がかかわれるもの。

そのような大人とのかかわりは、以前から各学校で行なわれていたのも事実だが、更に多くの方々がかかわれる「もろやまの子ども達、いい子に育て隊」という組織を作りたいものだ。

特に高齢の方は経験や知識も豊富であり、生活の余暇の中で子ども達とのかかわりが持てれば違う面でも多くの意義がある。
PTAでもない、学校評議委員でもない、親父の会でもない、もっと多くの幅の広い組織による「いい子に育て隊」進めてみたい。

今回の川角小学校の田植え体験授業だが、秋には稲刈りや昔の脱穀の機械「ガーコン」による脱穀作業を計画している。
また来年は、「4校の小学校それぞれの地域で、田植え体験ができないものか・・・」と、今から何人かの人に声をかけており、実現できれば毛呂山町4校合同の収穫祭も面白いだろう。

日本人は遊牧民族ではなく、一箇所にとどまり地を耕し種を播いた農耕民族であり、土とのふれあいは日本人の本能に由来するものである。

土との体験、その意味をわかって戴きたい。そんな和やかな「川角小学校田植え体験授業」でした。


6月10日AM4:30更新
小沢色を排除し、「若さ感じさせる菅政権」と言ったところだろう
ずっと静観していた・・・そんな何日間だった。
誰もが、「それが一番いい」と思っている結果に落ち着き、民主党の支持率が60%台と上がった。

鳩山前首相は6月2日の会見で、「小沢氏に一緒に辞めていただきたい」と言ったような言葉があったが・・・、
今朝の新聞では、
小沢前幹事長が鳩山前首相と納得して、「お互いに身を引こうということになった」と、辞任劇の主導権は小沢氏自身であることを示唆した。
と書かれている。

なんとも茶番だ。
ここにきてのその言葉は、「本当であっても言わないのが武士」であり、潔さもなく「未練たらしい結末」を感じる。
おまけに小沢氏は、田中真紀子氏との密談が何日か前の新聞に書かれ、これもまったく滑稽な話しで・・・、
渦中にいると、国民の望んでいる事も見えなくなってしまうのだろう。

菅内閣の誕生はシナリオ通りであり期待も高いが、普天間の問題も棚上げにしているだけで、解決にはまだまだ一山も二山も大きな壁が待ち受けている。
そして飛び火の事態となった宮崎県の口蹄疫問題、昨日は新井国家戦略相の事務所問題も浮上し、波乱含みのスタートと言わざる得ない。

毛呂山町6月定例議会は、昨日の9日に全議案を可決して閉会した。
自身の一般質問で取り上げた、町総合振興計画での用途地域の指定や遡ってのゾーニングに関しての考え方は、理論を合わせて町政報告などで知らせていきたい。

話しは変わるが、昨日は泉野小学校で恒例の体験学習「田植え」が行なわれた。
私は以前、中学校のPTA役員の時だが中学生達に農業体験を企画し、その成果が全国大会で「PTA活動最優秀賞」の表彰を受けたことがある。

「是非、泉野小学校で続いている田植え体験を他の小学校でも体験させてあげたい」との思いから・・・
近くの川角小学校に投げかけてみた結果、「是非、お願いします」と5年生担任の快い返事、明日6月11日の午前中に町内2校目の田植え体験が行なわれる。

素足で味わうぐちゃぐちゃの田泥の感触は、子ども達の歓声へとつながるもの・・・、
とりあえず定例議会も終わった今日は、子ども達の田植えの準備を進めておこう。


6月2日AM8:30更新

社民党の福島党首を罷免するのなら、「反省するところはない」と言う赤松農水大臣を罷免しろ

一連の口蹄疫問題での赤松農水相の対応、委員会答弁、記者とのやりとりの一部始終を見て、農業にたずさわる人々に対する「思いの無さ」を痛感する。
それは、憤りというものではなく、激怒したいものだ。

民主党の人事で、このような代議士を大臣に置くことは、政権与党たる資質が欠落しているからだ。
自民党に蜂起したように、「民主党に蜂起する時がきた」と言える。

赤松農水相の、笑いながら「だから早く殺せと言ってるのに・・」の言葉。

怒りのままに、書き込んで置きたい・・・そんな今の気持ちだ


6月1日AM5:30更新

いつ・・・?早いもので、退陣についていよいよその段階がきた

「道連れ退陣論」の話しを書き込んだ矢先に、鳩山首相の退陣ムードが高まってきた。
参議院選挙で民主党が勝つことを考えれば、当然小沢幹事長の進退にも及ぶのが当たり前だろうが、反小沢勢力がどこまで結束し力を発揮できるか・・
「道連れ退陣論」が当たるのかもしれない雰囲気だ。

さて、私の6月議会の一般質問は、企画財政課とまちづくり整備課に対して一件、学校教育課と子ども課に対して一件の通告をした。
質問内容は以下の通りである。

後期基本計画として
町は第四次毛呂山町総合振興計画の後期5年間の基本計画を作成中と聞く。100年来の大不況と政権交代という政治の変革期の狭間で前期5年間の基本計画を踏まえ、後期5年間の基本計画への大きな変化はどのようなものでしょうか。
また、都市計画でもとりわけ道路等の交通機関についての影響は大きく、入西スマートチェンジ・武州長瀬駅北口野久保線事業や企業誘致促進条例後のアクセス道整備、不況下での住宅開発など土地利用構想における変化・ゾーニングはどのようになっているか。

次に、子ども手当について
文部科学省は、学校給食費の滞納を減らそうと「子ども手当の支給と学校給食費の引き落とし口座を同じにするよう保護者に協力を求めて」と報道されたが、本町ではどのような対応でしょうか。
また、学校給食費以外に子ども手当で充当するような子供に関係する滞納事例は他にどのようなものがあり、それらにはどのような対応を執られるのでしょうか。

今回、私が特に町に対して思うことは、将来の町創りが見えないことである。
確かに野久保線に関しては、物議を醸しながらも今後5年間の計画で進行していくのだろうが、ではその道ができてどのように町を変えていきたいのか。
東部地区と南部地区に企業誘致の地区を定めたが、アクセスの交通面では問題が山積ではないか。
駅に近い場所での住宅開発はどうなっているのか・・・等々、
特にゾーニングの段階にまで遡って町に質してみたいと思う。

もう一つの子ども手当だが、支給されても使い道ではたして子どものために使われるのか問題となっている案件だ。
「遊技場で使われる税金」とまで言われるのであれば、是非滞納となっている給食費や保育料に充てもらいたい。

以上、持ち時間が前回の3月議会から一時間となり、時間配分を考えながらの一般質問、できるだけの調査と新しい考え方で町政発展につながる何かが見出せれば・・・と頑張りたい。


5月31日AM5:30更新

毛呂山町6月定例議会が、明日6月1日から開会されます

もう一ヶ月も前だろうか、鳩山首相と小沢幹事長の進退について極親しい人と話した事がある。

「このままでは、参議院選挙で民主党は負けるだろうが、だからと言って自民党に気持ちが戻るかって言うと、それもないよな。みんなの党や立ち上がれ日本では、政党が小さすぎて小間切れの政党寄せ集めで過半数になるのかねぇ」の言葉に対して・・・、

「なんと言ってもお金をバラ撒く子ども手当が控えているんですよ。それがいき亘った後に鳩山首相が小沢幹事長を更迭するんです。もしくは小沢氏が鳩山首相を道連れに、あるいはその逆の鳩山さんが小沢幹事長を道連れに退陣するウルトラCの民主党シナリオがあるんですよ」と私が言うと・・・

「まさかぁ、鳩山さんが小沢氏を更迭できるわけ無いよ。鳩山さんは小沢氏の言いなりでやってきたのだし・・・」

「いや、鳩山さんが小沢氏を更迭するのではなく、鳩山さんに小沢氏が”私を更迭しろ”と更迭をさせるんです。もしくは道連れに退陣するするように動くんですよ。そのタイミングは子ども手当が全国の自治体で支給された後が選挙に対して最も効果的なんです」と私・・・。

ウルトラCの戦法について勝手な憶測のお茶のみ話だったが、一ヶ月前と比べて今の政局は変わった。
普天間の決断は、ただ沖縄の方々の気持ちを逆撫でし民主党としての勉強不足の「抑止力」を国民にさらけ出しただけだ。
それもただ時間をかけて・・

今回の社民党福島党首罷免から、社民党の連立離脱は当然与党としての屋台骨におよぶものであり、10%台になった内閣支持率が逆に拍車をかけての参議院選挙である。


一ヶ月前の私が考えた参議院選挙で民主党が勝つことができるシナリオ「更迭論」の予想は、鳩山首相と小沢幹事長のどちらかが先行する形の「道連れ退陣論」に修正するようだ。

国の情勢が大変気になるところだが・・・

6月1日、つまり明日から毛呂山町議会6月定例議会が開会する。
1日から9日まで9日間と比較的短い会期だが、議案9件と人権擁護委員に対する諮問1件が上程される。
また、一般質問には10人の議員が通告を出しており、私は6月3日の2番目で、10時45分からの一時間が持ち時間となる。
私の一般質問は毛呂山町第四次総合振興計画の後期基本計画に係わる案件と子ども手当に関係する問題を取り上げた。

他の同僚議員の皆さんは、一般質問の際に後援会の方々に傍聴依頼をされているようだが、私はそれをしないために比較的傍聴者が少ないのが常。

一般質問の通告内容は、明日このコーナーに書き込んでみたいが・・・

お時間のある方は、傍聴に来て頂ければ幸いである。


5月24日AM2:15更新

「政府は農家戸別補償制度なんかやめて、宮崎県の口蹄疫被害に遭われてる畜産農家救済のためにお金を使ったほうがいい!」
誰かが言った言葉だが・・・、まったく同感である。

先週金曜日の夕刻、毛呂山町農業青年会議所の第31回通常総会があり、集まった仲間からでる言葉は口蹄疫の話だった。

遠い宮崎県での非常事態だが、同じ農業という職種・・・
他人事のようには思えない。
特に農業青年会議所には養豚農家もおり、メディアで報道されない「口蹄疫」の細部について知る事ができた。

私はテレビを見ない人間だから、情報の入手先は大体がパソコンによるネット情報か新聞であり、次の日の土曜日の夜は久々に何も予定が無く、夕食後からパソコンで宮崎県の口蹄疫の現状であったり、今回の赤松農水相の対応について追求する国会でのやりとりを動画などで3時間ほど見る事ができた。

特に、宮崎県選出の衆議院議員江藤拓氏の5月11日に行なわれた農水委員会での質疑は、今回の口蹄疫発症から地元農家と共に江藤氏自身が対策を講じてきただけに、事態を悪化させた赤松農水相への怒りは収まらない。
まさに、「辛らつな言葉」が、見る人の心を打つもので、国民の声を中央に届ける「代議士としての姿」を見た思いだ。

宮崎県の東国原知事と記者とのやりとりでは、あえて知事を怒らせるような質問責めが相次ぎ、政治的な策略までを感じさせる。
たしかに、今回の口蹄疫発症初期における対応の遅れは、国だけではなく宮崎県としても責任は重く、特に自民党に近い東国原知事だけに、民主党・自民党・東国原知事、と三角関係的な構図を意図的にメディアが作り上げ・・・ まったく不謹慎極まりない事だ。

昨日、携帯電話にテロップで流れるニュースを見ていると、7万頭のワクチン接種が終わったとのこと・・・・
15万頭におよぶと言われているだけに先は長く、九州南部の大雨情報も加わり口蹄疫被害の拡大を素人ながら心配してしまう。

毛呂山町と友情都市の盟約を交わしている宮崎県木城町でも口蹄疫が発生し、5月22日付け木城町ホームページの中、「ワクチン接種」について、
「これは、口蹄疫の拡大防止と宮崎県の家畜を守るためのまさに苦渋の選択であります」。と、木城町長からの言葉を見る。
毛呂山町では木城町に対して役場庁舎1階に募金箱の設置がなされたようだが、今こそ友好都市として援助の手を差し出す時。

埼玉県の寄居町でも、口蹄疫の被害に遭われている地域に募金の呼びかけを始めた記事を、昨日の朝刊で見たが・・・

地震災害だけでなく、口蹄疫という災害に全国の善意が集まり、宮崎県の畜産農家の心痛が少しでも軽減することを祈りたい。


5月18日AM5:00更新

子育て論は、それぞれの部署で違うものである

「誇りを持って幼稚園教育をおこなってきた。しかし少子化と子供達が幼稚園から保育園に移行していく現実の前では、その誇りも貫けない」。
今回聞いた、もう一つの私立幼稚園理事長が話された中で、印象に残る言葉である。
「幼稚園の経営者であったり、町長さんであったり、議員さんであったりと子育て論はそれぞれの部署で違うはずである」。

言葉を選びながら、ときおり私の意見も聞きながらの話しは慎重であり、途中ホールで行なわれていた子供達のお誕生日会を見させて戴けたが、誇りとするところの幼稚園教育の一端を知ることができた。

「0歳から3歳までは、しっかりと親が子供を見なければだめです。3歳からは私達の幼稚園がしっかりと子供達を育て、小学校に良い子供達を送り出すんです」。

かつて、そう話された事を覚えている。

「認定こども園となれば、朝早くからと午後からの預かり保育の時間が幼稚園とは別に運営されます。そして幼稚園の子供達と一緒に勉強する時間があることで、保育園では得られない幼稚園教育により良い子供達が育つのです」と、認定こども園としての新しい子育て論が聞けた。

子供を預ける保育料については、できるだけ保育園に準じて設定するとのことだが、「子供の将来を第一と考える上で選択肢がある。ご自分の子を良い子供に育てるために、ある程度の負担はしてもらいたい。それは当然の事だと思いますよ」の言葉に、私立ならではの「経営論」を感じる。

町内にある他の民間保育園や幼稚園の関係で、県への申請が町担当課の事務処理の都合で若干遅れたが、今週には申請が整うようだ。

2園の理事長から希望に満ちた話しを聞くことができたが、これで毛呂山町の認定こども園が現実となってくる。


5月17日AM8:15更新

先週は、視察から始まり・・あわただしい週でした

先週の12日、埼玉西部環境保全組合川角リサイクルプラザ対策協議会の総会があり、あわせて視察研修が行なわれた。
私的に大変印象に残る、いい施設をみることができたので後でこのコーナーに書き込んでおきたい。

また14日の日本農業新聞の朝刊に、私達の「一般社団法人もろやま大地の会」が進めている「遊休農地再生から貸し農園事業」が掲載された。
首都圏版での掲載は、思っていたより大きく取り上げられており「特定農地貸し付け法」による事業展開が記事の内容から注目するところだろう。

同じく14日、毛呂山町内で認定こども園を始めるもう一つの私立幼稚園理事長に話を伺う事ができた。

都市計画道路の野久保線事業の前に、話が伺えた認定こども園の事を再度書き込みたい。


5月11日AM1:00更新

私は、他の議員のホームページは見ないので、何のことやら・・・

夏を思わせるような暑い昨日でした。
昨年より10日も遅れて田んぼの作業が始まった。4月の寒さで稲の苗もなかなか伸びず・・・と思えばこの暑さで一気に忙しくなる。

先日の5月7日、幼稚園理事長に伺った認定こども園の進捗状況は順調で、これから役場の担当課と共に県へ申請手続きにいくようである。
「平成18年に認定こども園の制度がスタートしたときは、まったくそのような制度は眼中になく、子供達には幼稚園教育が一番なんだと思っていたし、認定こども園なんて誰も成功しないだろうぐらいに考えていた。それがこの数年の経済不況の煽りから働く女性が増えてきて、子供達が幼稚園から保育園に移りはじめ、気がつくと1年に20数名もの子供達がいなくなった。結果、もう幼稚園だけでは生き残っていけない現実がある」。
熱く語る言葉には、認定こども園に充分な期待を感じるものだ。

私が気になっていた子供を預ける費用については、保育園に準じてそれなりの算定をするということですが、まだ詳細は決まってないという。
最後に改築する場所などを見させて頂けたが、面積も広く改築費用も当初考えていたものより高くなるようで、先日書き込んだ4分の1づつの負担金も今年度までの時限立法なので急ぎたいとのこと。
ひとまず、認定こども園については今後の進み具合でまた書き込みたいと思う。

昨日、役場に用があり帰りがけに私の出した町政報告の件で、衆議院議員五十嵐文彦事務所から役場に電話があった話を聞いた。
どうも五十嵐事務所から町へ送ったFAXを町政報告に掲載したことについて異議があるような・・・
FAXの下にキャプションで「いち早く毛呂山町へ、と五十嵐事務所からの誠意あふれる交付金の内示」と、五十嵐事務所とすればいい話しだと思うが・・・、なにかありましたら、直接私に言って下されば・・・とも思う。

明日からは、その武州長瀬駅北口野久保線事業にふれてみたい。


5月6日AM5:30更新
やっと温かくなり、皆さんの菜園作業が進んだGWです
長いゴールデン・ウィークが終わろうとしている。
まだ、9日の日曜日まで休みが続く方もいらっしゃるのでしょうが、皆さんはどのようにこの大型連休を過ごされたのでしょうか。

今年の春は、4月の中旬に雪が降る記録的な寒い日があり、作物の生育も悪く全国的に野菜が高騰した。
私のところでは、菜園用の野菜苗を作っているが寒さで管理が遅れ、キュウリなどはベト病という病班が出てしまい商品にならず減益である。
また、寒さの関係から皆さんが菜園に野菜苗を植える時期を遅らせている関係で、仕事もずれ込みこのゴールデン・ウィークがピークとなった。

30日の日本農業新聞社の取材は、2時間ほど時間をかけておこなわれた。
記者の方も、貸し農園について「特定農地貸付法#1」のことを気にしており、この特定農地貸し付け法の遵守のため、農業委員会への申請手続きなどは私どもの一般社団法人「もろやま大地の会」が行い、運営についてはあくまでも個人の方々が貸し農園事業を行なっている。

また、この取材を受ける二日前の4月27日、町の社会福祉協議会で今回の貸し農園事業に「お年寄りの皆さんに対しての野菜つくり体験講習会ができないか」という問い合わせがあり、企画としても発展性があるために7月からの講習会開始を決めたところで、その点についても感心を寄せられた。

帰りには、私が誘致した観光いちご園「いちごの里」の取材も行い、「一度にこんなに取材記事が得られて良かったです」との言葉・・・どのような記事になるのか楽しみである。

認定こども園について、、第2回目の勉強会を明日の5月7日幼稚園の理事長を交えて行なう。
現時点の経過などをお聞きするが、私は子供を預ける際の費用について不明な点があり、そのあたりを特に聞いてみたい。
 
当初、認定こども園に対して否定的だった私立幼稚園の経営者、そのことによって町は上町保育園の建て替え計画を進めていた経緯がある。
「ものは言いよう」で、突然計画変更に至った過程を自分の主張のために都合のいいように言われる方もいるが・・・

真実は一つ、声の大きい人に惑わされないでいただきたい。そんな思いだ

#1 特定農地貸付法とは
農地法等の特例を定めるもの
1、10アール未満の農地うちに係る農地の貸し付けで、相当数の者を対象として定型的な条件で行なわれるものであること。
2、営利を目的としない農作物の栽培の用に供するための農地の貸付けであること。
3、5年を超えない農地の貸付けであること。
4、農業協同組合が行なう農地の貸し付けであっては、組合員が所有する農地に係わるものであること。
5、地方公共団体及び農業協同組合以外の者が行なう農地の貸し付けにあっては、別に定める規定に該当するものであること。


4月30日AM8:15更新

晴天に恵まれた3町少年野球大会が、大類ソフトボールパークで行なわれました
過日、私の「町政報告もっといいまちへ」の朝刊折込みから、このコーナーに来窓される方が多くなり、今まで以上に議員としての責務を感じているところです。

今朝は、昨日行なわれた「越生・毛呂ロータリークラブ主催の3町少年野球大会」の後の情報交換会が、私の農場で行なわれたこともあり、その片付けなどのために書き込みは午後になりそうです。

特に、本日午前には日本農業新聞社の取材もあり、その関係も含めて書き込めればと思います。


4月28日AM6:00更新
国も、県も、市町村も、事業者も財源は厳しいものです
「政治と金」に絡む小沢氏に検察審査会の出した結論は「起訴相当」であり、昨日はこの件でメディアが染まった一日だった。
私も、このコーナーの2月5日に書き込んでいるが、「限りなく黒に近い灰色と感じている一人」である。
検察審査会は市民司法と呼ばれる場だが、この審査会の議決を受け再度検察当局は3ヶ月の期間にかけて捜査をしなければならない。

「辛らつな議決」とも報じられた。
「しんらつ」を調べると、手厳しい、遠慮がない、斬り捨てる、痛烈な、鋭い、痛撃を与える、毒舌の、皮肉な、刺激的な、トゲのある、意地の悪い、物議をかもす・・・等々の言葉が出てくる。

また、「舌をひりひりさせるほど辛い意から、言うことや他に与える批評の極めて手厳しいさま」ともある。

まさに、小沢氏に対して的を得た言葉であるが、参議院選挙を前にして民主党が選挙に勝つか負けるかは、小沢氏本人の進退が鍵になることは明白であり、辛らつは「皮肉な・・」の使い方にもなるのだろう。

今回のこの検察審査会だが、もともと「起訴相当」の議決を求める申し立てをした東京都内の市民団体「真実を求める会」が訴えた案件であり、このような市民の動きがなければ「闇の中」と化してしまったものだろうし、政治家にとっては今後もこのような「一般の鋭い目」が必要であろう。

認定こども園にもどるが、
昨日、政府は「幼保を子ども園に統一」という検討会の方針を出した。
これは、現在子育て施設としては保育所と幼稚園、幼保の機能を持つ認定こども園の3種類あるが、現行制度は残しつつ、子どもの年齢制限の違いや保護者の就労形態による利用制限をそれぞれなくしていくというものである。
将来的には厚労省と文科省の関連部局を統合する「子ども家庭省」を創設する方針とも・・・

ただ、昨日見た記事の最後では、
「今回出した方針には、理想論を掲げた印象もぬぐえず、幼保の一元化を巡っては厚労省と文科省がなおも対立している。財源確保の具体策や、実施に向けた工程表も明らかになっていない。省庁の縦割りを崩し国を挙げて取り組む決意が問われる」。
と結んでおり、現場の実態を見ない政治家の口だけ論である。

なんといっても財源、お金がかかるのが実態であり、幼稚園が保育所の機能を設けるということは、0〜3歳児までの給食を実施しなければならないし、幼稚園が4時間の教育・保育の時間で運営してきたものを認定こども園では8時間の利用にも対応しなければならず、そこには当然「お昼寝」の時間も入ってくる。

今回、毛呂山町の2園の幼稚園は、部屋の改装、厨房の増設と準備を行なうが簡単に見積もっても2千万〜3千万の改築経費となるようだ。
ただ、全てが事業者負担ではなく「認定こども園」の制度は、その自治体が認定して進めることで事業者が四分の一、当該自治体が四分の一、県が四分の一、国が四分の一と経費を出し合う事となる。

また、昨日の書き込みで「町にも同じ責任がある」というのは、認定をし財源の負担をした以上、あくまでも子育て・保育の整備を民間と共に「認定こども園」として進めるということであり、事業者まかせには当然できない行政の責任が発生する訳だ。
すなわち、来年度の「認定こども園」2園合わせて70人定員の状況を判断し、町の上町保育園立替えを検討していかなければ、最悪「共倒れ」の事態を引き起こすのは当たり前だからである。

全国で「認定こども園」が、思いのほか進まないのは、やはり準備に要するもろもろの状況判断が難しいからでしょう。


4月27日AM5:00更新
今日も、お昼は幼稚園の理事長と認定こども園の話でしょう
一昨日の日曜日の夜、仲間が私の誕生会を開いてくれた。
「この歳にもなると誕生日も・・・」という感じだが、何かと理由をつけて飲みたい仲間であり、久々に盛り上がった。
特に、消防団あがりや現役の後輩達もいるために、後半は消防団のノリで大変な騒ぎと・・・、お陰で昨日は久々の二日酔いだ。

そんな昨日の午後、日本農業新聞社から私が企画し一般社団法人として町内2箇所に開設した「貸し農園事業を取材したい」との電話を受けた。
「税財源を使わない新しい考え方」として評価を得られればありがたい話であり、「他自治体にも普及できれば・・・」と取材に対して前向きにお願いした。

もう一つ、これは自身のことだが(株)井上農場が埼玉県からエコファーマーとして認定を受けた。
これは、平成11年に制定された「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律(持続農業法)第4条に基づき「持続性の高い農業生産方式の導入に関する計画」を都道府県知事に提出して、当該導入計画が適当である旨の認定を受けた農業者(認定農業者)の愛称名である。
毛呂山町では第1号のエコファーマーだが、あくまでも持続型で計画制の高い農業経営を進めていかなくては認定の取り消しもあるもので、その認定を重く受け止め、また他の農業者にも普及していきたいと思う。

認定こども園についての話に戻るが、今回の認定こども園を行なう私立幼稚園の理事長とは毎週会う機会があり、その度に現時点での進捗状況をうかがう事ができる。
「本当に偶然だったんだよ、役場の前を歩いていて町長が後ろから声をかけてきて、歩きながら認定こども園をやろうかと思っているんですよって言ったら町長が、それならすぐこども課へ相談してくれって、そこから今回の話が始まったんだよね」と、それが昨年の暮れだったと言う。

認定こども園は、まず町が認定こども園を開設しようとするものを認定しなければ前に進む事はできない。
逆の見方をすれば、町は認定することによって認定こども園を運営していく同じ責任を負うことになる。
つまり、私立の幼稚園が勝手に幼稚園の形態を変える話ではなく、その自治体と共に進める幼稚園と保育園の機能を兼ね備えた施設である。

平成18年10月に法律が施行され、先日の新聞では全国で532箇所で昨年同期より174箇所増えたが、政府は2千箇所を目標に掲げており、なお整備は遅れている。
現在の施設数は東京が51箇所で最も多く、長崎37箇所、北海道32箇所、京都・鳥取・沖縄は未設置のようだ。

その理事長は、埼玉県の幼稚園協会の理事であり、埼玉県では平成22年度14園の認定こども園が運営されるが、「幼稚園に保育園の機能を加えるのは難しいし、お金もかかるんだよ」と言う。

明日は幼稚園と保育園、そして認定こども園の比較をしてみたい。


4月23日AM7:30更新

まだまだ書き込みきれない・・・、議会の様子を伝えるのは難しい事です

「船頭多くして、船山を登る」
大事な事を決めるのに強い意見が多くまとまらず、結局結論がとんでもない事になってしまうさま・・・
今回の高速料金無料化の話は、民主党のマニフェスト違反であったり結論が出し切れず国会での審議次第で一部変更という責任逃れの事態だ。

参議院選挙の事ばかりで、何かと口をはさむ小沢氏に反小沢の前原国交相の対決は、中途半端な結果となり見ている国民もガッカリである。
人間模様が多すぎるのは、民主党という党が寄せ集めの党ということに由来している。

今朝の新聞折込みで、私の町政報告「もっといいまちへ」が入った。
折込みの関係業者や新聞の配達店にも足を運び、チラシの多い今日だが私の町政報告がチラシの帯となるように依頼したが、いかがだっただろうか・・
補足説明はこれからしばらく書き込むが、なんと言っても野久保線の関係と上町保育園の立替え保留だろう。
特に、保育園の関係は町全体の保育行政が含まれている大事な子ども達の環境整備に関わる案件。
慎重に、また認定こども園の運営状況を見ながら進めて行かなければならないし、その上でも見えないものがありすぎる。

「しばらく認定こども園の運営状況を見させていただき、町の保育・子育て環境を整えていきたい」
町からの説明の言葉だが、認定こども園という保育園と幼稚園を一体化した施設は、まだ全国でも532箇所であり、整備が遅れているだけに町の判断は当然の事だろう。

私も、「認定こども園」は見えないことが有り過ぎるため、超党派の町議員2人に声をかけ先日の4月12日第1回目の勉強会を開いた。
今後、町内の幼稚園の理事長を含めて第2回目の勉強会を計画しているが、その結果もこのコーナーに書き込みたい。

天候不順で、新規の「貸し農園事業」も若干遅れているが早く落ち着いた気候(世の中を含めた)になることを祈りたい。


4月21日AM7:00更新

議会だより68号の配布に合わせて、町政報告を作りました。

やっと、井上けんじの「もっといいまちへ」の町政報告が仕上がった。
当初4月の22日に、新聞チラシが少ないと言う事を伺い、その日を目標に進めてきたが印刷所にデータを送ってから、何箇所か訂正箇所がみつかり22日を断念した。

やはり誤解を生じるような町政報告は、かえってマイナスにもなる。
細心の注意を払って誤字・脱字をチェックし一日ずらして4月23日の新聞折込みとなった。
明日からは、その町政報告に掲載した内容について、私なりの補足説明の書き込みをしていきたいと思う。



4月14日AM6:00更新

芸術は、いろんな角度からいろいろな感動を与えてくれるものです

9日に折込みとなった地域情報誌「WAVE」は、まずまずの効果となった模様で「WEVE」そのものに対しての問い合わせも4件ほどありました。

主なものは、掲載依頼と次回の発行の問い合わせですが、今回掲載して頂いた方々よりも好評をいただけたことがなによりです。
折り込まれた9日の朝のチラシ量も5〜6枚で、それほど多くなかったことが今回の効果につながっており、実にいいタイミングでした。

もともと「WAVE]については不定期による発行を考えておりましたが、掲載依頼も頂いた関係から「6月にならないうちに次号が出せれば・・・」と考えます。
ただ、その頃は田植えの真っ只中であり、特に苦林耕地の遊休農地再生については今年でケリをつけたい事もあり、自分の動ける時間が読めないのが「WAVE」にも響きそうな・・・そんな今の気配です。

話は変わります。
「毛呂山町において芸術・文化について日常的に触れる場が少ない」ということを気にしておりました。
かねてから、本町に在住の陶芸家であったり芸術家の方々と話しをすることも多く、また他の自治体で行なっている公園や歩道における芸術的作品展示を見れば、本町の芸術・文化に対する取り組みの無さを痛感するところです。

そこでこの度、毛呂山町西戸在住の芸術家で現在も作品製作に勤しんでおられる、尾崎真一氏から作品をお借りすることができ、私の事務所前に展示することとなりました。
作品は、尾崎氏が30歳代に手がけたもので、当時の内閣総理大臣として豪腕を揮った田中角栄をモチーフにした作品であり、県展においても入賞したものです。
毎朝の通学時の子ども達、あるいは散歩やウォーキングの方々がこの作品を見てどのように芸術というものを捉えるのか楽しみでもあります。まだまだ毛呂山町の芸術・文化に関係する方々も多く、今後においても多くの作品を紹介していこうと考えます。

今回の作品、私が尾崎氏のところで作品を何点か見させていただき「これはいい」と、私なりに選んだものです。
是非多くの皆様にも、いろんな角度から芸術というものを「見て、感じて」戴ければ幸いです。




4月9日AM6:30更新
毛呂山町議会だよりは、100%議員の編集で作られております
昨日の小学校の入学式、イスに座る子ども達が床に着かない足をぶらぶらとさせてとても微笑ましい式でした。
小学校の6年間という義務教育で、子ども達が勉強に運動に健やかに成長できることを心から願うものです。

午後には私が委員長を務める「議会だより編集委員会」があり、3月議会だよりの編集を行ないました。
いつも議会だよりの編集には時間が多く費やされ、受け持つ議員は閉口しておりましたが、昨日の編集委員会では今までに無い珍事が・・・

1時30分から始まった昨日の2校と称される委員会で、編集はスムーズのうちに進行し終了したのが2時5分という、議会だより編集委員会での「委員会最短記録35分」という快挙です!。
これも議会だよりを受け持つ各委員の豊富な経験と協力の賜物であり、委員長としましても感謝に絶えません。
特に、「議会だより」に関しては今年の1月に町側より「広報もろやま」への統合案などが提案され物議をかもしたところです。

民主主義で言う「二元代表制の議会」で、議会の様子を知らせる「議会だより」の意味は大きく、独立した編集でなければ伝えられない細部、あるいはニュアンスのような質的なものまでが有るのは確かです。
現段階では、「なんでも簡素化して財政的に削れるものは削る」という領域に「議会だより」を入れるべきではなく、議会軽視へとつながることも危惧されます。

もし統合するとしたら、違う方法で議会の様子を知らせる施策を用意するべきであり、例えば、できるだけ町民の方が傍聴に来やすい日曜議会であったり、生中継でなくてもテレビなどによる議会の放映であったり、鶴ヶ島市で行なったような議員による議会報告会等など、町民の方々へ議会を知らしめる議会運営改革を行なった上に進めるべきでしょう。

ともあれ、「議会だより」は間違いが無いように慎重に編集しておりますが、その上で時間が少なければ携わる事務方の仕事を減らすことへもつながるものですから、違った方向から職員の労働条件の改善となるでしょう。

4月20日、今回編集を行なった「議会だより68号」が配布されますが、編集時間を短縮して作られたことを含めて、見て頂ければ幸いです。



4月8日AM6:00更新

桜という花は、ちゃんと入学式がわかっている。

例年より寒い日が続き、桜の開花が心配されたが、今日の入学式に合わせて見事に満開となった。
以前2月10日に書き込んだ、小学校の町道側だけ切られた桜も満開となったが、やはり格好が悪い咲き方だ。
その時の教育部局の説明では「電線があるので・・」という言葉だったが、電線などどのようにも取り回しがきくもので・・・、
それより情緒というものを重んじてもらいたい。

川越の蔵作りの街道が電線を地中に埋設して綺麗な景観を醸しだしているが、大々的に行なうのも少しの部分で行なうのも、その意味が理解されれば賞賛に値するものだろう。

校舎側だけが妙に、腕を伸ばしたように枝が広がり・・・
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と皆さんが知っていることわざがあるように、桜を切ることには抵抗もあるもので、それより昔の人がことわざとして残すにはそれなりの意味がある。

「剪定に強い弱いというのは、枝を切ることで、樹勢が弱りやすいかどうかということのほかにも、切り口から「芯材腐朽菌」という菌が入り込み、芯材と呼ばれる木の真ん中の部分を腐らせ、空洞化させることで、木そのものの寿命を縮めてしまうということがある。見る限り桜は芯材腐朽菌に弱いようで、枝を切ることは、可能な限り避けるべきだ。またどうしても切らざるを得ないときには、断面を焼いたり、塗料を塗ったり、金属のフタをかぶせたり、下向きになるように切ったりすることで、雨が当たって菌が繁殖しやすくならないようにする配慮が必要である。」(ネットでの文献参照)

このように、桜の木の特性を知っていればむやみに切りはしないだろうが、知っての上の剪定なら「枯れるを覚悟の行政執行だ」と批判したい。

今後、桜の剪定箇所における腐敗等の状況を注視して戴きたいが、併せて小学校・中学校という教育現場の全体における整備を拙速に願うものだ。



4月7日PM12:30更新

地域情報誌「WAVE」は、9日(金曜日)の朝刊折込みとなります

今回の地域情報誌「WAVE」、両面で18コマを用意したが掲載の協力が早々と頂けたことが何より嬉しいことである。
以前、我が家でも他の情報誌の営業が来ていたが、「掲載するお店が少なくて折込みが遅れそうですよ」という言葉を聞いており、ウェーブに掲載協力して頂くお店には本当に感謝している。

明後日、4月9日金曜日の朝刊に折込みとなるが、土曜日・日曜日のようにぶ厚いチラシの影に隠れない事をただ祈るだけだ。
私などは、チラシをまったく見ない方なのでぶ厚い新聞をポストから取り出す時に曜日の認識をするが、チラシは見ないでそのまま折って新聞の回収袋に入れてしまう。

ウェーブ発刊でチラシを出す側となり、そのようにされないように折込み量が少ない日を考えたが印刷業者の方も「土日以外の平日は、どの曜日が少ないと補償はできないので・・」と言う。
また、昨今は新聞を取る家庭も減ってきており、昔と比べれば2割近くも新聞を取らなくなっているのだろう。
インターネットによって、マスメディア媒体の移り変わりだが新聞一つにしても関連する業種は多く、新聞の衰退によって負の経済連鎖も大きい。

これを機に、折込みチラシの経済効果を考え、ぶ厚い土日も一通りチラシに目を通してみようか。

「WAVE」の副題として
「風が吹くと、桶屋が・・・」の意味と地域情報誌としての願いを書き込んだ。
この不景気です。是非とも、風が波を起こし大きなウネリとなって、町が、地域が、皆さんが元気に動き出せるように・・・と。


4月6日AM7:15更新

越生・毛呂山・鳩山を対象とした、地域情報誌が発刊されます

3月末から新しい取り組みのため、本業そっちのけで動いた。
一般社団法人の立ち上げであったり、地域情報誌の発刊であったり、貸し農園事業だったりと久々に昼夜とスーツで駆け回り、やっと形になったところだ。

その中で、近く新聞折込みとなる地域情報誌を紹介したい。
以前は、毛呂山町にも2社が発刊する地域情報誌があったが、不況の煽りかいつの間にか無くなっていた。
この手の情報誌はいくつものお店が掲載されるので、記事を載せるお店側も安価な設定で広くチラシを新聞折込によってPRができるし、それを見るお客様の側も地元のタイムリーな情報が得られるメリットがある。
求人・お知らせ・PRと幅広く活用ができ、お店に限らず地域の催しや観光情報などにも活用できる、言うなれば昔ながらの超アナログ的情報ソースだ。

先月の末に、あれやこれやと動きだし初刊にこぎつけたが、名前は「WAVE」ウェーブとした。
本当は「風がふくと。桶屋が儲かる」ということわざを名前にしよう!と盛り上がったのだが一部の反対に遭い・・・断念した。
もともと「風がふくと、桶屋が儲かる」のことわざだが、この話を最後まで知っている人は少ない。

風が吹くと、ほこりが舞い目にゴミが入る。
目にゴミが入ると目を患い場合によっては昔のことだから失明することもある。失明すると三味線ひきが増えて三味線屋が三味線作りに忙しくなる。
三味線を作るには三味線に張る猫の皮が沢山必要になる。
あちこちの村で猫がいなくなり、そうなると当然ネズミが増える。
ネズミが増えると、桶もかじられてしまう。
日々の生活に欠くことができない桶なので、必然的に桶を買い換える。
桶屋が儲かる。

こんな話なのだが、このことわざを名前にしようと思ったのは、一つの事から幾つにも幾重にも広がっていく様を媒体としたい考えからであり、無限の発展を願った訳だ。
ただ「儲かる」の言葉の響きに抵抗があったのは事実で、考えた挙句がウェーブつまり波である。

今回の情報誌は、私が企画・立案・営業・編集・校正・をしたが起動に乗るようだったら、今後は製作の相棒を代表にして進めていこうと思う

今日は、ひとまず大枠の報告にとどめておこうか・・・


3月24日AM6:30更新

今年も近くの小学校で、気持ちのいい感動を戴いて参ります

民主党で珍事が起こった。
小沢幹事長に批判的で、副幹事長職を解かれた生方氏が昨日元の副幹事長職に戻った。
党として今までの人事を撤回したわけだが、生方氏は戻らないほうが今後の「政治と金」について、自分自身の主張を貫けるはずであり、意図するところが見えない。

ゴタゴタをなるべく早く収拾したい民主党と小沢幹事長の考えは解るが、国民の抱いている政治に対する不信感はまったく払拭されていないし、今回の珍事で更に不信感は強まっただろう。
誣いて考えられるとしたら、北教組にからむ小林氏が、民主党の離党も議員辞職をしない方針を一昨日表明した矢先でもあり、今回の事はカメラで言えばピントをゆるめるような効果を期待しているのではないか。

まったく芸能界のように、次から次と驚くような出来事がおこる今の国会だが、一つ一つにおいてその内容が一般の常識を欠いている。
衆議院にしても参議院にしても、日本という国を執行する行政権の最たるものなのだから、国民が安心できる体制を早く整えて頂きたい。

そのためにも、「政治と金」の問題を一般常識の範疇でできるだけ早く示すのが一番なのだが、枝野氏の行政刷新相起用にしても今回の生方氏の解任撤回にしても、まったくお粗末なもので「腹が立つ」思いだ。

話しが変わるが・・・
今日は、小学校の卒業式である。
6年間の義務教育を終えられ、小学校を巣立っていく卒業式に来賓として出席するが、卒業生と在校生の送辞と答辞の意味でもある合唱が楽しみだ。
相当に練習もするのだろうが、一言一言のやりとりや大きな声での歌声を聞くと純粋な子どもの心が見えるようで、毎回私は目にあついものを感じてしまう。

いつまでも・・・大人になっても・・・
今日の歌のような純粋さを、忘れないで戴きたいものである。

3月16日AM6:00更新
あーだこーだと言ったり、ジタバタしないことが、本当の”いさぎよさ”でしょう
10日の悪天候で、鎌倉市鶴岡八幡宮の大銀杏が倒れた。
その後、大銀杏を再生する話となり、昨日15日には「植えなおしに成功・・再生へ向け一歩」の記事を見る。

樹齢1000年以上と言われる大銀杏だが、倒木から間もなく関係者の「再生へ試み」を聞き、人間の勝手さを感じた。

もともと銀杏という木は、木そのものが柔らかく、我が家にも樹齢80年位の銀杏の木があるが、昨年はギンナンの実の重さで太い枝が4本も折れた。
昔から、銀杏の木は柔らかいことで包丁の刃を守ることから「まな板」にも使われてきたわけだが・・・、

今回の長い歳月頑張ってきた大銀杏をまだ生かそうと言うのは、自然の摂理に反する気がしてならない。
生きているものはどんなものでも寿命というものがあり、人間においては延命措置による問題が多い中、「尊厳死」という言葉まで生まれる時代である。

1000年以上もの間、どんな風雪にも耐えてきた銀杏の木が2010年3月10日に倒れたことは、その時が自然に勝てない寿命であり、安らかに眠らせてあげたいと思うのは私だけなのだろうか。

特に鶴岡八幡宮という神を奉る神社において、拡大解釈していけば「観光」という経済効果の考え方が先行するようで・・・、
虚しさまでが感じられる出来事である。


政治では、鳩山邦夫氏が自民党を離党したニュースが報じられた。
本人の会見で新党にむけて「日本一頭のいい政治家与謝野馨、国民の人気が一番高い舛添要一、この二人を薩長連合ではないけど結び付けられれば最高ですけどね」には驚く。

もともと郵政問題でも、かんぽの宿売却をめぐり自分なりの筋を通す”潔さ”?があり、最終的には麻生首相から更迭され身を引いた時の言葉は・・・

「自分が正しいと思ったことが通用しなかったんで潔く政府を去ったわけで、正しいことが通用しないと思ったら潔く去るのがいいんじゃないか。いずれ歴史が私の正しさを証明してくれる。歴史と言っても50年100年じゃなくて、1年以内に証明は出るんじゃないか」
と「潔さ」を豪語しているだけに、相変わらずのパフォーマンスだろう。

考えてみると、鳩山邦夫氏は言動に波があり1〜2ヶ月の周期でメディア受けするようなネタを出してくる。
今回の名前を挙げられた与謝野氏と舛添氏がどのように動くか気にもなるところだが、今のところ「薩長連合?」とは考えにくいではないだろうか。

毛呂山町3月定例議会も委員会審査が終わり、残すところ19日の最終日を迎えるだけとなった。
問題視する案件もあり、特に指定管理者となった図書館・体育施設の来年度予算に見る数字は、未だ結果に反映されず・・・

私としては特に、今後において注意深く検証していくつもりである。


3月10日AM7:30更新

昨夜は、カラオケでJAYWALKを・・・そんな思いの夜でしたね

「ズズッードッシャン・・・」、3月の雪は重い。
未明から雪が雨に変わり、水を含んだ雪が屋根から滑り落ちる音で目が覚めた。
いつも書く菜種梅雨の頃だが、今年は例年より天候が悪くこの時期の雪は気持ちまでもが重くなる。
というのも、春の農作業と言えば、まず最初にジャガイモの種芋植えだがこの雪で植え込みが遅れ、更に予定が狂うからだ。

先日、議会から帰ると米の種籾が山と届いており、納品伝票を見てその金額にも重い溜息をつく。
私農場では、米の種籾は自家採取はせずに、全て富山県産なり福島県産と県外の種籾を選定している関係で、通常の農家より経費は膨らんでしまう。
尚且つ、10ヘクタール以上の水田の種籾の量となれば、数十万円にも及んでしまい、米作りは先行投資がゆえに春の痛い出費である。

ただ、米の食味は種籾の自家採取では悪くなってしまい、毎年更新することが第一の基本で、種籾の産地によっても違いがあるものだ。
「こだわること」が、今の時代では「生き残ること」につながる。
「なんでもいい」という時代は、「安かろう悪かろう」と淘汰されてきたのであり、それがニーズだが・・・ニーズを追い求めることは、お金もかかる。

昨日は、夕方の暗くなる頃に銀行マンが来た。
内容は融資の話だ。「お客様に死に金は勧めません。生きたお金を使っていただきたいので、いくらでもご相談にのります」。
いつも、私がいない時に妻が相手をしていたが、久々に会うその銀行マンも不景気なゆえに話に熱が入る。
実際、貸付業務の方が銀行とすれば率がいいだけに、その方面の伸び悩みに苦しんでいるのだろう。
一時間の熱弁に付き合ったが、世間のお金の動きがいかに緩慢な状態なのかが解った。

話は変わるが、私的にはまったく残念な話だ。
JAYWALKのボーカル中村耕一が、覚せい剤容疑で逮捕された。

自分が29歳の時に「ジャストビコーズ」と出会い、30歳で「何も言えなくて夏」、そして「心の鐘を叩いてくれ」や「君にいてほしい」とJAYWALKの歌ならまかしてくれと言える程、歌い込んだファンの一人だからだ。

昨夜もネットで、JAYWALKのライブ動画を懐かしく見たが、今朝の新聞では彼らのアルバムなどCDが店頭から回収されるという。
「歌は世につれ、世は歌につれ」と、名文句の司会者玉置宏さんが藤田まことさんに続いて亡くなったが、人生の終末ではないのだから・・・

彼らの「ジャストビコーズ」が結成から10年も経ってヒットしたように、何年かかってもいい、あのしゃがれた声での熱唱をまた聞かせてもらいたいものだ。



3月2日AM3:00更新
今日のテーマは、「動き」
民主党・自民党と共に動きが活発になってきた。
総裁降ろしや幹事長降ろしが水面下で動き出しているが、大きな選挙でもある参議院選挙を前にして、「今動かなくて、いつ動くのか」というタイミングの時でもある。
メディアも振り回されるだろうが、民主党の七奉行の動きより自民党の舛添氏の動きの方が、国民も地方議員も気になるところだろう。

低空飛行のままで、いっこうに上昇できず精彩を欠いた自民党への苛立ちも、そろそろ「我慢のしどころ」と言ったところで、参議院の選挙までは紆余曲折の状態が予想される。

という私も、昨年の10月の始めに自民党を離党し、一人「町民党」で頑張っている。
昨日も来客があり、私の離党を知らず「じゃあ民主党なの」の問いに、「そうじゃないですよ」と即答したが、考えてみるとこのコーナーにも書き込みをしていなかった次第だ。

もともと「毛呂山町議会には、会派はいらない」と、やはり昨年の8月21日に会派を出た矢先に、9月議会一般質問での「毛呂山町のゴミ問題」で物議を醸し、議員としての活動に制限される一幕があった。

議員の4年間は、あっと言う間に終わってしまうもの・・・
私達議員は、選挙によって選ばれてからは「選んで戴いた方々へ、恩返しの為の4年間」でもある。
議員活動に制限を受けるようなしがらみなら、私にとっては無い方が信念を貫けるというものだ。

いずれ自分の身を置くべき、党なる括りが見えるのかも知れないが、しばらくは町民党でいく決意でいる。

今日から、毛呂山町3月定例議会が開会する。
開会後、諸般の報告があり全員協議会、明日から3日間は4人づつ12人の議員による一般質問と、来週からは来年度の予算審議と続く。
間に、子ども達が巣立っていく、各小学校・中学校の卒業式もあり、議会最終日は19日と長い3月議会である。

話は変わるが一昨日、確定申告を前に担当の税理士が来てくれた時のこと・・・
その税理士いわく、
「この不景気ですから、皆さん大変ですよ。本当に数字に現れているのを目の当たりにすると可哀想にもなります。
ただ市や町によってしっかり違いが感じられて、隣近所の市・町よりこの毛呂山町のお客さんは、不景気だと言ってもまだまだ活気があってすごいもんですよ」。
とのこと。

多くの顧客を持ち、数字を見て歩く税理士である。
信用に値する客観的な言葉として受け止めたが・・・「毛呂山町の活気」が社交辞令でない事を祈りたい。


2月26日AM7:00更新

ゴミ処理の対する、構成市町の負担金算出が見直されました!

先週のぐずついた天気も今週は晴れた日が多く、いよいよ春を感じる頃となった。今年の啓蟄は3月6日だが、一週間早く冬眠をしている虫達も出てくるのかも知れない。

昨日、平成22年度にむけた毛呂山町水田農業推進協議会が開かれ、政局が変わっての「戸別所得補償制度」の説明を受けた。

昨年の衆議院選挙を前にして、小沢一郎氏が全国の農業者に「戸別補償を行ないますよ」とマニフェストにも掲げられた、いわゆる選挙対策が本当のところだが、特に米農家にとってはありがたい政策だ。

自給率向上のポイントとなる麦・大豆・米粉用米・飼料用米などについて、シンプルでわかりやすい助成体系の下に生産拡大を促す対策と、水田農業の経営安定を図るために、恒常的に赤字に陥っている米に対して補てんする対策をセットで行なうものである。

大きく分けると2本の柱であり、
自給率向上事業では、国が指定する転作作物に対して主食用米を生産したときと同等になるよう補償金の支援をするもの。

米のモデル事業では、米の生産数量目標に従って生産する農家の皆さんに主食用米の作付け面積10アール当たり1万5千円を定額補てんするもの。
また、変動部分として過去3年間の販売価格を下回った場合には、その差額を基に算定し農家に補償する。
となっている。

まさに、「農村部に強かった、自民票を奪う選挙対策」と言えるだろう。5千数百億円規模の歳出となる「新しい農政」がどこまで続くのか・・・
期待をしたいものだ。

一昨日の24日は、埼玉西部環境保全組合の定例議会があり、すべての議案を可決成立して閉会した。
私は、昨年の9月から毛呂山町議会定例会での一般質問でゴミ問題を取り上げ、関連して埼玉西部環境保全組合の構成市町の負担金算出方法に異論を唱えてきた。
その後、組合議会休会中だが10月11月1月と組合事務局に出向き負担金について質してきたが、この2月定例会で負担金算出に対する計算方法が改められた。

どんぶり勘定のようだった算出方法は、ある意味スッキリしたようにも伺えるが、1市3町の組合という観点からみると整合性には、まだまだ問題がある。

今後も、この埼玉西部環境保全組合の構成市町負担金については、納得できる算出を訴えていきたいが、私としては大きな結果を出した昨年9月からの半年間だ。

いよいよ、私なりの新しい施策があと何日かでスタートする見込みだ。

やはり春は、何かを始めたくなる・・・そういう季節なのだろう。



2月22日AM7:00更新
昔から、「最後に〆る」のが日本流でしょう
「あたり前田のクラッカー」と、今の若い人に言っても解らない。

この”落ち”のような言葉が解るのは、現在50歳から上の方々であり、その言葉の生みの親でもある藤田まことさんが17日に76歳で亡くなった。
必殺シリーズもあたり役で、姑役の菅井キンに「婿殿・・・」と呼ばれるコミカルな時代劇は、陰と陽の幅広い役者を感じさせた。

今夜は、藤田まこと追悼番組として映画の「突入せよ、あさま山荘事件」があるが、名優の渋い演技が見られなくなるのは本当に寂しい。

今朝の新聞では、スノボの国母選手が成田に到着の記事・・・
4日前の18日の夕方の事、唇と顎を擦りむいた競技後の国母選手のインタビューを出先のテレビで垣間見た。

腰パンからメディアによる行きすぎの報道で、競技直前では擁護する新聞記事も多かったが、結局メダルに届かず・・・、これも残念な結果だ。
その時のインタビューでは、「4年後の事は解らない」と延べ、成田に到着後の「五輪で得たものは」の問いに「なんだろう、ちょっとわからないです」の言葉が、自分を見失ったような・・・、本当の言葉なのだろう。

まだ若い国母選手だ。是非日本を代表する選手として新たな挑戦をしてもらいたい。

毛呂山町議会3月定例会の一般質問の通告を18日の夕方、議会事務局に提出してきた。
私は、いつも通告締め切りギリギリの時間で提出するので、何人の議員が一般質問をするのか解るが、この3月定例会では12人の議員が一般質問をするようだ。
相変わらず活発な毛呂山町議会だが、この3月定例会から一般質問の時間が今までの90分から60分となり、質問の内容も各議員が絞り込んでいるのだろう。
私は、いつもは4項目ほど質問を用意するが、今回は観光事業と教育施策の2項目と絞った。
特に、観光事業では「町民農園」について、私なりの結果を踏まえた持論があるので、町の考えている新しい事業を質していきたい。

今週は、埼玉西部環境保全組合の定例議会が24日午前に、午後にはリサイクルプラザ川角耐策協議会役員会もあり、明日23日はある団体で卓話を行う事になっていて気が抜けない。

そんな折、昨夜はときがわ町議会議員選挙の投開票があり、ある候補から頼まれ16日の出陣式では応援演説に出向いたが見事当選でき、今週は幸先のいいスタートがきれた。

いよいよ冬季オリンピックも終盤となってきたフィギア女子の浅田・鈴木・安藤の三人がバンクーバーで揃っての会見である。
水戸黄門の「この印籠が目に入らぬか」と同じように「あたり前田のクラッカー」も、無くてはならない〆の言葉。

「終わり良ければすべて良し」で片付けてはいけないが、バンクーバーオリンピックも是非日本の「有終の美」を見せて、締めくくっていただきたい。


2月15日AM6:00更新
時と場所と場合を考えて・・・品格も疑われます
バンクーバーの冬季オリンピックで、オリンピック村の入村式に日本のスノボ選手国母は服装の乱れから式への参加を見合わせることになった。
その後の記者会見もひどいもので、反省などは見られない。

昔から、「早く腰パンの流行が終わればいい」と思っているが、根強い人気に若者のファッション感覚が理解できない私は古い人間なのだろう。

いつから?と思い返すと・・・
私が平成11年・12年と近くの中学校のPTA会長を務めた時から、あの腰パンを見ているから、ざっと考えても10年以上になる。
当時、「卒業式くらいはズボンを下げた格好はしないだろう」と思っていたが、「特に卒業式には何かをやりたい」と多感期なだけに腰パンばかりの式を見た。

テレビでは金八先生という番組があり、中学生にとっては影響も大きかった。
視聴率重視のテレビドラマが作りだす内容は、子供達には「面白い、やってみたい」と好奇心だけを煽り、実際の教育現場にはふさわしくないものばかりだ。

もう死語になったが、昔はTPOと言って、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)の頭文字で「時と場所と場合にあった服装を」がよく用いられたが・・・
時代の移り変わりなのだろう、そのような感覚がなくなってきたことは残念でもある。

また、スポーツ選手であれば「心技体」という言葉もあり、体育会系はそれなりに先輩後輩という上下関係から、礼儀や服装の指導が通常の生活で自然と身につくもの・・・
スノボという歴史の浅い、スポーツというより遊びの領域のほうが強い種目では「心技体」もあてはまらないかも知れない。

「競技には影響ないです」とインタビューで答えていたが、これからの”日本選手の品格”が疑われることは間違いないだろう。

2月12日の国会審議、政治と金で与謝野馨元財務相と鳩山首相のやりとりに釘付けになった。
その後、ニュースでも取り上げられ鳩山首相の実弟鳩山邦夫氏のコメントも、その直後と今では内容が変わってきて、結局のところ信憑性のないものとなってきたが、与謝野氏のツッコミどころには驚くばかりだ。

YouTubeで最初から最後まで見られるので、まだ見ていない方は必見に値するものなのでお勧めするが、鳩山内閣の支持率が39%になったのも、これを見れば頷ける。

国を代表する政治家ですから、「どこで何を言った・・・」と言う、違う意味のTPOも・・・、特に品格も疑われる国会中継です。



2月10日AM6:30更新
反問権・自由討論で更なる議会改革
いつも通る、近くの小学校に面した町道に差しかかり、驚いた。
毛呂山町でも桜の花が見事に咲き誇る名所と言えば、その小学校の桜が一番ではないだろうか。
その桜の木の枝が、町道側だけだがすっかり切られているのである。

たまたま、役場に用があり「桜の枝を切らなくてはならない理由があったのか」を教育部局に寄って聞いてみたが、「学校より依頼があった」というだけで、その内容までは解らなかった。

間もなく卒業式の頃でもある。そして春には満開の桜の下を歩く新入生の姿を見るわけだが、今年の春はいつもと違う風景となるだろう。

枝が町道の上に伸びて迷惑なのか、初冬に枯葉が舞い近隣の方々から苦情があるのか・・・残念でならない心境だ。

「白か黒か」、あるいは「要るか要らないか」という二者択一の選択だけでなく、情緒のためには必要なものも数多くある。
「わびさび」というものを、私達日本人は古来から重んじてきた人種でもあり、いつの時代においても、後世に受け継がなければならないものだとも思う。

特に、人間形成として大事な小学校という教育現場での出来事だけに、私は「問題あり」と、憤りに近い思いを感じた。

昨日、反問権に触れたが・・・

昨年、入間郡議長会の研修で葉山町に行ったときのこと、葉山町議会では本会議から付託を受けて委員会で審議する場合、執行部からの説明を受けた後に議員だけで「自由討論をする」と聞いた。

従来の執行部と議員のやり取りでは、議員側が必然的に優勢となり執行部側は終始説明に追われてしまう。
それを議員だけで審議すれば、賛成・反対の立場の意見がぶつかり合い、充分な審議が得られるというのだ。
当然、反問権も認められており本会議場で執行部側から議員に対して質問もできる体制も整えている。

議会改革が叫ばれ、毛呂山町も一般質問において一問一答方式を昨年9月から取り入れたが、反問権や自由討論についても会議の基本条例や会議規則として規定しなければならない時期だろう。
この反問権については、最近どこの自治体でも取り入れており近隣では日高市が会議規則として、ときがわ町は議会の基本条例としている。

批判ばかりではなく、しっかりとした代案を持ち、逆に執行部からの質問にも対抗できる資質を、これからの議員は持ち合わせなければならない時代が来たのでしょう。

私は、「毛呂山町議会には反問権そして自由討論の場が必要だ」と感じております。


2月9日AM7:30更新
「国会でのやり取りは、なんだったのか」そんな亀井大臣の講演
昨年11月5日の国会で、稲田朋美議員が夫婦別性と地方参政権付与について質疑をしており、その際の亀井大臣の答弁をこの書き込みで紹介した。

その時の亀井大臣の答弁は、稲田議員に対して反問権と執れる「では東京ではどうですか、北海道ではどうですか」などと対馬問題をはぐらかしたが・・・、

先日の2月7日の講演で、亀井大臣自身「夫婦別性も地方参政権も国民新党が出させない」と、見解をはっきり表明しており、結局稲田議員の見解と同じなのが面白い。

私も地方参政権付与の考え方については、稲田議員や今回の亀井大臣と同じ見解を持っており、地方自治体としての「充分な審議や一つの方向性」を出すべきだと強く思っている一人だ。

ゆっくりと、時間をかけてこの問題を書き込んでいきたい。

2月5日AM7:30更新
「責任」というものに対して、両極端の会見でした
民主党小沢幹事長に対する長い捜査が検察側の不起訴で終わった。
秘書の3人は起訴となったが、「秘書がやったこと」と幹事長職に留まる小沢氏に与野党およびメディアの反応は大きい。
多くの国民は、検察に対しても失望しただろうが本当のことは結局「闇の中」となり、「風化」する気配すら感じる。

長く政治の表舞台を歩んできた小沢一郎氏にとって、何度も「政治と金」で失脚していく政治家を見ていれば、それなりの対処方法は熟知の領域だろう。

このように書き込む私も、限りなく「黒に近い灰色」と感じているからであり、この思いは国民のパーセントとしても高いものと確信する。
夏の参議院選挙に影響がでるのは必至だ。

昨日の夕方、仕事をしている私の所に妻がきて「横綱の朝青龍が引退だって」と、驚きながら教えてくれた。
テレビも見ないし、相撲にもさほど感心が薄いほうだが、いろいろとマスコミを賑わせてきたヒーローが去るのは残念な気がする。
夜になって動画で朝青龍の涙の会見を見たが、横綱の無念さを感じる。

「責任」という対処のしかたで、去る者と去らない者とで両極端の会見を見た夜だったが、どちらも「残念な思い」を感じた会見である。



2月3日AM6:00更新

コンビニで、ためらいながら「恵方巻き」を買いました。今日は”節分

あっという間に1月が終わり、2月も3日である。

いつも忙しく動いている事もあり、家の事が後回しになっている。
昨日仕事を上がってから、あれこれと買わなければならないものをメモして、買い物に出かけた。

1月の大寒のあたりから2月3日節分までを「寒の入り」と言い、この頃の水は清らかでお酒でも味噌でも仕込むのに適しているとのこと。

昔から「寒仕込み」とは、この頃を言うが・・・
ひと月近く、自分の体が「寒仕込み」になったのか、寒さで早く起きられず閉口していた。
今朝は、「エイッ」とばかりに2時過ぎから飛び起き、昨夜買ってきたもので後回しにしておいた家の事を済ました。

戴いた写真や水墨画を額に入れ事務所に飾り、おふくろの聞いているラジオの電池を取替え、台所の蛍光灯もチカチカしていて妻がうるさかったので交換した。
乱雑なパソコン周りも、コンセントを4タップから6タップに変更し、それを壁に取り付けたのでちょっとはスッキリしたように見える。
あとはプリンターの場所を変更したいが、棚などをまた買ってくるようなので次回としよう。

スーパーコンピューターの話は、ネットで検索すれば今まで係わっていたNECや日立が、昨年の5月から撤退したニュースで始まり、事業仕分けにおいて「凍結」の判定も総合的な判断から復活して、2010年度予算に開発予算が盛り込まれた等々・・・

ありとあらゆる記事なので、今更の話でもないだろう・・・
ただ、あまりにも桁はずれの予算を必要とする分野である。日本のスーパーコンピューターの行く末の考え方は、携わる技術者をはじめとして官民がしっかりとした方向性を、私達国民に示して貰いたいものだ。

最近になって、文部科学省は「スパコンは世界一より使い勝手」と開発計画を変更とする旨の記事がある。

物は言いようだが・・・
「負け犬の遠吠え」のように聞こえてならないのは、私だけなのだろうか。



1月29日AM7:30更新
今朝は、昨日の視察と先端技術の前ふりで終わります
1月20日に書き込みいたしました「埼玉県地域防災サポート企業・事業所」の登録完了通知書が昨日私どもに届きました。

埼玉県の上田知事はよく「スピーディに・・・」と言われておりますが、確かに早い対応と言えるでしょう。
早速「登録証」の掲示と地域の方々に対しても、サポート事業所として認識をして戴きたいと思います。

昨日の視察、茨城県つくば市にある独立行政法人「河川水理模型実験」や「大型動的遠心力載荷試験装置」そして産業技術総合研究所で太陽電池の先端技術などを視察して参りました。

先端技術と言いますと、つい最近の新聞で目にとまったのがスーパーコンピューターの話です。
事業仕分けの問答で蓮舫議員の「なぜ世界一を目指すんですか。。二位でもいいじゃないですか」という発言が物議となりましたが・・・、
どうやら世界のスーパーコンピューターの分野では、我が国のレベルはこの何年かで遅れをとっていて、メーカーとしてもこの研究から手を引き始めていると言うのです。

この話、また書き込みたいと思います。



1月27日PM9:00更新

忘れてました・・・ガンブラー対策
今朝、書き込みをしてサーバーに送ろうとしましたがフリーズで、何度やりなおしてもダメでした。

風呂で考えておりましたら、「そうだウィルスセキュリティがガンブラー対策にグレードアップしているんだ」と解りまして・・・、
先ほどウィルスセキュリティを解除して今朝の書き込みがやっとサーバーに送れました。

明日は、越辺・高麗川改修工事促進期成同盟会の視察に、早朝から行って参ります。


1月27日AM7:30更新
ブームもいろいろありますが・・・・
一年前、自民党の前総理大臣の麻生氏は漢字の読み違いから始まり、「定額給付金をもらう、もらわない」や「郵政に反対だった」等々”ブレている”話が多かった。

一昨日の話になるが名護市長選の後、鳩山総理の会見とその後の平野官房長官の会見では”まさにブレた話”であきれる。

「斟酌して」と「斟酌しなくても」はまったく逆の見解であり、米軍普天間基地移設問題は国民全体の問題となっているにも関わらず、選挙という民意をまったく無視した発言である。

昨日、予想どおり平野官房長官への攻撃のニュースで持ちきりだが・・・
考えてみると、麻生氏のブレは一人芝居のようだったが、鳩山首相や平野氏あるいは岡田氏などのブレは「民主党の党としてのブレ」を感じてしかたがない。

本当にブームというのは面白いもので、この”ブレる”という言葉も最近ではメディアが使わなくなってきている。

ブームと言えば先日のこと、朝早くから出かけることがあり車のラジオを聴いていると、あの「花畑牧場の生キャラメル」のブームが去り、今では生キャラメルが在庫状態になっていると言う。

都内の有名店にあった販売所も閉店が相次ぎ、北海道札幌のお土産店で一時は200メートルにもなった生キャラメルを買う観光客の列が、今では閑散としているというのだ。

ラジオのパーソナリティは、昔から最後にオチのように毒舌を言うのが売りだが、「だって、普通の生キャラメルだものね〜」には、「そりゃ、営業妨害だろ」とつぶやく私である。

確かに、私も2年くらい前にその生キャラメルを頂いて食べたが、口の中で柔らかく溶けてゆく感じに驚いたのを覚えている。
今では、ネットで「花畑牧場」を検索すると「倒産?」の文字が関連しており、驚くばかりで・・・・

芸能界から農業のとりわけ難しい”酪農”に起業家として成功してきた田中義剛氏だが、一期に事業を拡大したことが災いしたようだ。

ブームを冷静に判断できなかったのかも知れないが・・・
同じ農業者として、再起を心から願う一人である。



1月20日AM7:30更新

もしもの災害時、色々なお手伝いができるものです

昨日、埼玉防災ネットワークの「埼玉県地域防災サポート企業・事業所」として登録をしました。

これは、阪神淡路大震災での教訓を踏まえ、「埼玉県震災予防のまちづくり条例」が平成14年7月に施行されており、もしもの場合地域との連携や協力体制づくりを推進するものです。

たまたま、ある機会でこの窓口となっているNPO法人キャンパー事務局長のお話を聞き、以前から考えていた「私どもの施設や環境を災害時に利用したい」という思いに合致したからです。

サポート企業・事業所に登録した場合、業種や地域の状況にもよりますが、次にような活動に協力する事となります。
●地域の初期消火活動や救出活動にあたる人員の提供
●救援活動に必要な資機材・車両などの提供
●非難場所の提供
●避難者への水や食料、物資の提供
●倉庫の空きスペースを利用した地域の備蓄物資・資機材の保管場所の提供
●市町村や地元の自主防災組織が主催する防災訓練への参加

私どもでは、平らな農地がありますし、非難するハウスや大事な飲料水として井戸やトラック・フォークリフトなどの資機材、備蓄物資用の倉庫と、そしてなんと言いましても米を中心とした食料があることで、この登録によってフルに活用できることでしょう。

事務局の「キャンパー」も、キャンプつまりアウトドアの煮炊きから、炊き出しを意味しているとのこと・・
それならなおさら、古い民家ですので釜戸とお釜、大きな鍋など持ち合わせてますから打って付けです。

毛呂山町の多くの事業所がこのような「地域防災サポート企業」として登録できるよう行政としても働きかけをしてもらいたいものですし、私もその推進をしていくつもりです。

たまたま、今夜は我が家で8軒の夫婦が集まり、新年会をかねた「冬のバーべキュー」です。

さっそく、このサポート事業の話をしてみましょう

1月15日AM7:00更新
今日は小正月、「おまいだま」を昨日から飾りつけるのがならわしです
いろいろ、調べてみると・・・

恵比寿講は、商屋で商売繁盛を祝福して恵比寿を祭ること。親類・知人を招いて祝宴を開く。旧暦11月20日に行なう地方が多いが、1月10日・1月20日・10月20日に行なうところもある。中世期に始まり江戸時代に盛行。
とのことだ。

我が家では昔、14日から「おまいだま」を飾り付けていた。
そこで「おまいだま」のことだが、
小正月の飾り物。柳・山桑・アカメガシワなどの枝に餅・団子などを沢山つけたもの。繭の豊かにできることの予祝。
と広辞苑の説明がある。

私が就農した当時、我が家では養蚕もまだまだ盛んに行なわれていたが、
「虫で生活していく気はないよ」と、特に祖母の反対する声を聞き流しながら「桑の木がなければ養蚕もできないだろう」と、桑畑の桑を全て抜いたものだった。

「おまいだま」の祭りもそれから10年くらいやっていたのを覚えているが、いつしか繭玉の飾りつけなしに祈念するようになったのだろう。

今思うと、祖母に対して酷な事をしてきたもので、桑を抜くためのユンボ(バックフォー)を買うのも、その祖母からお金を借りて事を起こしたのだから・・・

今朝の我が家流の「豊作祈願」、いつもより丁寧にお供えを挙げて
ご先祖様と、特に”心広き人だった祖母”に豊作の祈念を申し上げよう


1月14日AM6:30更新

よく解っておりませんが、昔からの我が家の”ならわし”なので・・・

今朝は今年一番の冷え込みだろう。

3日続きの新年会が昨日終わり、残りは少し日をおいての20日過ぎからいくつかあるが、しばらく肝臓を休めたい。
体は以前、「自分ながらのドックの日」で述べたように健康そのものだが、やはりお酒の席が続くと調子が狂うもの・・・

だから、正月明けの七草粥や鏡開きの供え餅を入れた粥などを食べて、昔の人は胃を整えてきたのだろう。

今日は、我が家では「おびす様」と言う神事の日だが、もともとは「恵比寿講」が毛呂山なまり?なのか、我が家なまり?なのか変化したのだろう。
年をとった母が、老婆心からうるさく言うのでそれなりに恵比寿様を奉るが、段々自分なりの簡素化で適当になってきた。

正月の元旦も、朝風呂に入ってから神棚にお供えをあげたり、お雑煮を作ってから家族を起こしてお神酒を飲み、新年のお祝いをしているが・・・

私の代から三ヶ日を元旦だけに変えてしまった。
とりあえず、「一日だけでもやれば、やらないよりマシだろう」という勝手な解釈だが、聞くところでは「そんな事やらない」という男性の声も多い。

昨日の新年会で、ブログの話となり「明日は地デジの話しで・・・」と予告したが、「おびす様」をやらないとならないので地デジは明日にでもしようと思う。



平成22年1月4日AM7:30更新

虎は一夜に千里行き、千里帰る・・という勢いのある干支の年です

平成22年あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願い申し上げます。皆々様にとって幸多き年でありますよう心よりお祈りいたします。

暮れのあわただしさは、いつものことだが昨年の暮れはいつもより一層忙しく動いた気がする。

大晦日の夕方になってやっと片付けを始める我が家だが、その夜に来客があり我が家が忙しいのを知っていて帰らずに困った。
幸い原宿のきもの店の店長を務める娘と千葉の大学にいる息子も帰って来ていたため、来客は家内にまかせて3人で近くの天然風呂に10時過ぎから出かけてみた。

2009年が終わろうとする時間にもかかわらず・・・その時間だから混んでいたのだろうか。天然風呂の人気は大したもの。
風呂からあがり、3人で壁掛けの大型テレビから映し出される除夜の鐘を聞いたが、新しい年をこんな風に迎えるのは初めての事だし、来年以降多分無いのだろうとも思う。

久々に、娘や息子から今年の希望や将来のことなど聞き、それぞれが”今”を頑張っていて反対に力を貰うようで、その意味ではいい年明けが迎えられた「暮れの来客」なのだろう。

虎は「一夜に千里行き、千里帰る」と言われ、勢いのある干支だ。
そして寅の字は「草木が春になって芽吹く」という意味があるとのこと。
一昨年のリーマンショックから100年来の経済不況と言われ、昨年8月の総選挙では50年ぶりの政権交代となった。
まだまだ、経済の安定には先が見えない状況だが、寅年の勢いと新しい息吹きによって安心して生活ができる年になる事を祈りたい。

もう一つ、「寅年の選挙は投票率が高い」という、今までのデータがあるようだ。
今年行なわれる参議院選挙、寅年のデータによって日本の本当の将来が決まるのだろう。





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